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多様性の思想的裏付け
多様性は必要不可欠であるという共通認識みたいなものが現代はあるような気がします。その思想的な裏付けってどんなものなのでしょうか?出来れば、思想家の名前や著書を挙げてもらえれば助かります。
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文化相対主義のことでしょうか。 それなら、フランツ・ボアズが 先駆者です。 ルークリフォード・ギアツ、 ルース・ベネディクトや マーガレット・ミードなど があげられます。 文化相対主義で検索すれば色々 出て来るでしょう。 構造主義のクロード・レヴィ・ストロース も含められるかもしれません。 人類の歴史はウイルスとの戦いであったと いう人がいます。 人類が多様でなかったら、人類は絶滅して いたでしょう。 進化も無かったと思われます。 それと同じで、文化が多様でなかったら、 例えば、現代を席巻している欧米思想が 行き詰まったら、それは即、人類文化の 行き詰まりになってしまいます。 人類単位で物事を鳥瞰すれば、多様性は 必要でしょう。
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- 来生 自然(@k_jinen)
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「多様でない」単一の遺伝子をもつものが「弱い」というのは、植物、特に穀類(もっといえば小麦)において人類が体験してきたことです。 遺伝的多様性 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E7%9A%84%E5%A4%9A%E6%A7%98%E6%80%A7 >>> 種の生存と適応 遺伝的多様性は、種の生存と適応において重要な役割を演じる。遺伝的多様性が高いことは、種に含まれる個体の遺伝子型に様々な変異が含まれ、種として持っている遺伝子の種類が多いことを意味する。このような場合、環境が変化した場合にも、その変化に適応して生存するための遺伝子が種内にある確率が高い。逆に、遺伝的多様性が低い場合には、環境の変化に適応できず種の絶滅を招く可能性が高くなる <<< 小麦については、下記を参照願います。 http://www.shigen.nig.ac.jp/wheat/story/
- foosun
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ジグムント・バウマンは、多文化主義を、搾取や公共性の崩壊を正当化するためにエリートが作った標語だとして批判しています。
- ok9608
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的外れの答えかもしれません、ご容赦を。 「多様性の思想的裏付け」についてのお尋ねの思想的のところがポイントのような気がします。科学の対象について 多様な仮説を立て実証したとしても それらは結局は多様な説明が出来るということだと思うのです。あるいは一つの仮説のなかに多様な形態がある、例えば 生物の種の突然変異を含む多様性の展開は 種として多様な生存環境の変化に対応できる という 仮説が実証されても それは一つの合理的な対象の説明に過ぎないと思うのです。あるいは物理学にしても同様であります。例えば 一つとして一般相対性理論により観測宇宙の全てが説明された としても 何故にこの理論でないといけないのか、人が自動車を創るように宇宙を創ったのであれば なぜこの設計図(仮説と実証)でないといけないのか主張ができるはずですが それが出来ないのです。 これら説明は非常に重要なのですが、ここでは思想的が気になるのです。私は思想的とは主張と思うのです。主張とは目的が明示されないといけないと思うのです。しかし、この主張は論理的に構成され 公理(原則)から展開され しかも公理時自身の正しさは その論理構成のなかでは証明できない という 重要な命題がゲーデルによって証明(1930年代)されたのです。不完全性定理というモノです。これによって公理が変われば色んな多様な論理主張ができるとなったと思うのです。ポストモダン(多様な思想OK)の始まりではないか と思います。勿論、非論理の主張もありますが これは 裏づけがとりにくいと思います。
- 雪中庵(@psytex)
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生存単位(細胞、個体、血族、国家)が独立しており、その他の 単位との関係が、互いの淘汰のみである場合、“最も強い単位” への選択が本質であり、多様化は含まれないように思える。 しかし、その場合も含めて、以下のような多様性の必要性がある。 1.環境の変化に対する「適応」を可能にする多様性。 2.新たな機能を生み出す「進化」を可能にする多様性。 3.生存単位間の相互作用において分業をなす場合の、 「社会化」を可能にする多様性。 上記の内容は、生態学や進化学、分子生物学から社会学まで、 広範な分野にわたるもので、1つの分野や書籍では得られないと 思われます。
- kanakyu-
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むずかしいことはわからなくてすみません。 私はまさに多様性の国ともいえる、多民族国家であるカナダにすんでいます。 カナダは多くの国からの移民を受け入れており、決して白人の国というわけではないんです。 あまりにも多くの文化や価値観が混在している中で、皆がなるべくうまくやっていこうとなると、 多様性を受け入れ、尊重し合うことが必要不可欠です。生活していくために必要なんです。 アメリカはその逆に、「アメリカに来た人は、アメリカ文化に従おう」という傾向が強いと聞いています。 そのどちらかしか、解決方法がなかったのでしょうね。