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人間はなぜキスをするのか
人間はなぜキスをするのですか。生物学的な説明がつく行為なのでしょうか。それとも心理学的になら説明がつくのでしょうか。 また、キスは人類が一般的に行っている行為なのでしょうか。 無粋な質問ですがよろしくお願いします。
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脳生理学的なお話をします。唇は、感覚器(外部認識センサー)として、もっとも微細に発達しているのです。触感を確かめる際に、私たち類人猿は、手を感触器官として日常的に使っているために、手こそが感覚器として発達しているのではと考えがちですが、違うのです。 赤ちゃんを観察してください。何でも口に入れてしまいますよね。実は脳と直結した感覚器として、物体の堅さや形状、質感、温度などを確認しているのです。 手は、保持機能が発達した器官で、日常的に使うため感覚器の役割を果たしているに過ぎないというわけです。 では、実験してみましょう。楊枝の先端にペン・インクなどを塗付してください。 実験1/目をつぶって手のひらに楊枝を押しつけて、いちど放し、再び同じ場所をイメージして押しつけます。目を開けましょう。どうですか。位置は正しいですか? 実験2/目をつぶって今度は、唇に同様の実験をしてください。位置はどうですか。 種明かしをすると、唇の方がヒット率が高いはずです。 このように繊細なセンサーである唇は、脳の感覚を司る部分と結びついています。 やっと「キス」のお話をしますが、肉親への愛情や友愛、あるいは恋愛感情の確認行動として、唇を合わせるのは、脳への繊細でダイレクトな感覚刺激を、双方が伝達することになります。 これが人類が太古から、キスを続けていた理由です。 日本では「キス」という行為に「うまくち」などという言葉を充てていたようですが、人前でキスをすることは、社会的にタブーではあったようです。でも、密会では交わしていたようです。
お礼
お答えいただきありがとうございます。 簡単に言うと「唇は感じやすいから気持ちいい」という理由なんですね。 参考にさせていただきます。