「人間」には宇宙人は入らないのか

質問

よくSFものの映画・ドラマなどで宇宙人に向かって「お前は人間じゃない」などと言うシーンを見かけます。
あるいは宇宙人がいない所で、「あいつは人間じゃない」などというシーンなどです。
このときの言葉が、凶悪犯罪者などに向かって発する時と同じ意味ならばわかるのですが
「人間」という言葉が現生地球人類つまり「ヒト」を意味する時があるような気がします。
「宇宙人」という言葉は「宇宙にいる人」のことでしょうから、宇宙人は「人」という言葉が指すものの
範疇に入ると思いますが、宇宙人は「人」ではあっても「人間」ではない、ということでしょうか?

「人」は一般的な会話で使われる語、「ヒト」は生物学の用語として区別しました。

回答No.8

kwan1234

ヒト　人　人間が問題にされていますが、「宇宙」の方も問題になると思います。地球は宇宙の一角に浮かんでいるのですから、地球人も宇宙人の一種だと考えることができます。宇宙というものを地球からかなり(どれだけかははっきりしない）離れた部分の空間と思いこむのはおかしいと思います。
「人間と動物」というのも同じようにおかしな言い方だと思います。一方が他方に含まれているのですから。

回答No.7

ok2007

そうですね。
「人間」という言葉を「ヒト」という意味で使うべき文脈・状況、「人間」という言葉を「凶悪犯罪者ではない者」という意味で使うべき文脈・状況のいずれかであれば、確かに、宇宙人は人間ではない、といえますね。

もっとも、ことばは一義的でないのですから、次のようなケースもありましょう。
すなわち、「人間」という言葉を「ヒトまたはそれに類した生命体で、地球外の生命体も含む」という意味で使うべき文脈・状況にあれば、宇宙人も人間といえます。
だから、宇宙人を目の前にした地球人ふたりが、「あいつは人間じゃない」「いや、あいつだって人間といえるだろ」などと会話しても、成り立つわけです。

結局のところ、宇宙人は「人間」に入らないのか、という問いかけに答えるには、「人間」をどのように定義するのかという問題を、先に解かねばなりません。そして、その定義は多種多様でありひとつに絞れないのは、皆さんお書きのとおりです。（特に、No.3のpartsさんが詳細に分析なさっていらっしゃいます。）

まとめますと、ご質問文で挙げられた事例に限れば、宇宙人は「人」ではあっても「人間」ではない、という命題は正しいと思います。
しかし、「人間」ということばも多義であるため、他の文脈等では必ずしもその命題が正しいとはいえなくなります。

回答No.6

ok2007

ごめんなさい。一部、文字欠けを生じさせてしまいました。

正
つまり、「人間」という言葉を「ヒト」という意味で使うべき文脈・状況ではそのように使っており、「人間」という言葉を「凶悪犯罪者ではない者」という意味で使うべき文脈・状況においてはそのように使っている、ということではないでしょうか。

補足

回答ありがとうございます。
宇宙人が生物学的に地球人と全く同じになることはないと仮定すれば、
宇宙人は「ヒト」ではないわけですから、
ok2007さんがおっしゃるどちらの場合にしても
地球人に対してしか「人間」と呼べないことになりますね?
地球人の一部を「人間」と呼べない場合は存在するでしょうが
宇宙人は(上の仮定の下では)どんな場合でも「人間」とは呼べないですね?
つまり表題の質問は「入らない」ということになりますね?

回答No.5

ok2007

ことばの意味は、文脈（前後関係）やことばを発する状況などによって変化する場合があります。お書きの事例は、正にその好例だと思います。

つまり、「人間」という言葉を「ヒト」という意味で使うべき文脈・状況ではそのように使っており、「人間」という言葉を「凶悪犯罪者ではない者」という意味で使文脈・状況においてはそのように使っている、ということではないでしょうか。

ことばは、必ずしも一義的ではないんです。

回答No.4

osamuy

＞ その生物を「人」と呼ぶことはできますか?
＞ また「人間」と呼ぶことはできますか?

私個人だけだったら、
a)意思の疎通が可能。
b)自分から見て共感可能。
――のどちらかであれば、基本的人権を有していると考えますね。
ただし、aとbいずれも成り立たなくとも妥当な「人間の定義」に適合するなら、それを受け入れるのもやぶさかではないです。

回答No.3

parts

この場合は、まず質問の前に辞書を紐解くのが良いと思いますが・・・

日本語の人（ひと、じん）には、複数の物言いがあります。
一般には知性、感情、人格などを備えたホモサピエンス（サピエンス）という学術名の生き物のみを人として分類しています。

ただし、これが一般であり使い方によっては器を示してヒューマノイド（人）型のロボットや人形を人と例える例もあります。宇宙人も人になり得ます。

人間は人物という意味と、ひとがら（人物の表情、情景）と言う意味。そして、人の住む社会や空間、生活環境を指す意味があります。人にある間が人間ですから、人そのものを示す語というよりは、人の生活空間までも示して人間とすることが多いのです。人間としてどうあるかなどと言うと、感情や知性をコントロールし社会性を持って行動できる人やその社会の構成がどうあるべきかという意味で、器としての人がどう進むかという意味で使われることは希で、人が社会秩序（人間性）を持っているかという意味になります。

人間ではないというのは、人としての感情を持ち得ない存在であるという可能性もありますし、社会秩序を乱しているという言い方も考えられます。
人ではないという場合は、器は人だがホモサピエンスではないという言い方もできます。

この言葉で最も大事なキーポイントを述べると、地球上に人類として知的で高度な社会性を築いている生命体が１つしかいないということです。
地球外生命体で尚かつヒューマノイド型の生命が、知的で社会性協調性をもって高度な文明を営んでいたとしましょう。

それを人または人間と判断するかしないかは、我々一人一人の感情が判断するものです。人や人間という言葉は、一つの語ですが意味合いは多数あります。数で言うと3種類から5種類の意味があります。ひとがら、人型、ホモサピエンス、世間、人社会や世界など・・・、社会活動を行う主体を人という言い方もある。ただ、ホモ・サピエンス（サピエンス）は一種です。
その辺りを踏まえると、宇宙にそういう知性体が居た時にそれを人と判断するかどうかはそのときに決まります。

また、粗野で野蛮な人型生命体を宇宙で発見したときに、それを人や人間と呼べるかどうか？同じ人間（社会構成人）同士でも秩序を乱すものは嫌う人（ホモサピエンス）が多いはずです。

人という使い方や人間という言い方は、人に対しても時と状況によって野蛮なら人間ではないサルのようだという言い方をするように、相手の格を示す使い方もします。人や人間が一つの意ではない以上、そのシーンを辞書などからどういう意図の人や人間なのかを判断する必要があるでしょう。

宇宙人は、人かもしれないし人間かもしれない。秩序が人間のようにあり、お互いが助け合い人の見方になり得るなら、人間的なタコ（人型ではないタコのような軟体動物）という場合もあるでしょうし、人型でも寄生虫のような生命体や野蛮な生命体なら、人（人型）だが人間ではない。人ではないという言い方をすることもあるでしょう。全く人と同じなら宇宙人（またはスペースノイド）だが人であり人間でもあるという好意的な受けをする場合もあります。

尚、この人は広辞苑、国語辞典（数冊）に私自身の人や人間に対する意味の肉付けを行ったものです。

補足

外見は人型で、野蛮でもなく、生活様式・文化などが同じ地球外生命体がいたとします。
しかし例えば生物学的事実が違うなど、地球人外生物であると明確に判断できる場合、
その生物を「人」と呼ぶことはできますか?
また「人間」と呼ぶことはできますか?

回答No.2

noname#31698

宇宙人と地球人の区別としてではなく、動物と人の区別として「人間」とがあるというのはどうでしょう。
それと、
＞宇宙人に向かって「お前は人間じゃない」
というより「おまえは地球人ではない」と使われることの方が多いように思えるのですが。

回答No.1

osamuy

宇宙人が、地球外生命体(ET)の事で、地球外が、地球を由来としないという意味なら、宇宙人はヒトである可能性はほとんどないかと。
ヒト（あるいは地球の生物すべて）が地球由来でない可能性もありますが。

宇宙人にヒトをいれると、議論の仕方によっては自己参照による矛盾が発生するかもしれないので、宇宙人≠ヒトとしたほうが、一般人向けなのではないかと。まあ入れても議論を成立させる事は十分可能でしょうが。

補足

回答ありがとうございます。

質問文にも書いたように、私にとっては「ヒト」という言葉は
「人」とは違って生物学的な意味を持っています。
この考え方を取ると、仰る意味はよくわかります。
しかし、よくわからないのは「人間」という言葉です。

(A)「人」と「ヒト」は同義ですか?
(B)「人間」と「ヒト」は同義ですか?
(C)「人間」と「人」は同義ですか?
(D)宇宙人は「人」「ヒト」「人間」のどれに入りますか?