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馬丁は専門知識と技能がいるのに、侮蔑語なのは何故?
馬丁はなぜ侮蔑語だったのでしょうか?専門的知識と技能が要求されると容易に想像できるのですが。
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価値観の変遷でしょうか? 百姓は、やはり専門知識が必要です。 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/4845/odio/kinku.html ニンジンつくりとコメつくりは建築業でいえば、左官屋さんと電気屋さん位の差があります。 必要なくなった職業、つまり職業を変えらせるための方策でしょうか? 軍人がほめたたえられたり、自衛隊員が軽く見られたり、今は公務員としても大変な難関ですが、以前は筆記テスト中に試験官が人差指で回答用紙を突いて回ったそうです。 やはり、馬に乗る身分の人と、馬を引く人の差でしょうか? 馬を引く人が偉かったら、乗り心地は良くないでしょうね。しかし腕の良い馬丁は優遇されたことは間違いありません。具体的なシステムは想像の域ですが、馬丁は小作農民よりはるかに収入は上であったと思います。 馬に乗れる人は、想像を絶する高収入であったと思います。 神輿もある意味似た部分があります。神輿にかかわる事件は祭典長に委ねられます。普段は農民の下に置かれた商人たちでも、神輿を担げば、入城もできたと言われます。普段虐げられた身分の人たちに、ガス抜きの機会を与えたのです。 いまでも、神輿で張り切るのは、運転手や職人・漁師ですね。普段は社会的に低い立場ですが、祭典時は他人を指示する立場に成れて、張り切っていますね。いわゆる社長族なども、この日ばかりは、発言力のある担ぎ手に一目置きます。得意満面ですね。 以前は、軽く見られた芸能人も、現在はVIP扱いですね。もちろんある程度上になったらですが。 大富豪についてくる輩のなかでも、現地の主賓等に対して、下の身分を作ることで、貧しい田舎地主(極小富豪)のプライドをくすぐったのではないでしょうか? 「車夫馬丁の類」と城下町の権力者から30年ほど前はよく、酒席で耳にしました。 『コップ酒は、車夫馬丁の類の飲み方だと親父に言われた。日本酒は杯での飲むものだ!』などなどです。
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- indoken2
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百姓も同じ。 社会的に報われることが少ない職業を侮る人が そう言うのです。
お礼
>『コップ酒は、車夫馬丁の類の飲み方だと親父に言われた。日本酒は杯での飲むものだ!』 という言い回しをはじめて聞いて驚きました。 「名実」に加えて、当時の社会にみられた差別意識も入り込んでいる ようで考えさせられます。 思ったより遥かに歴史的に複雑ですね。回答ありがとうございました。