海外で専門的知識は身につけられますか？

質問

私は将来海外で獣医として働きたいと思っているのですが、留学で専門的知識を身につけるのは難しいのでしょうか？

私は現在高校１年生で、進路相談の際に海外の大学で学びたいと言ったら、ならすぐにでも留学してまず語学力をつけるように言われました。
ただ、その道は獣医とは別の道を進むためのものだと言われてしまいました。
まずは日本の大学で獣医学に進むべきなのでしょうか？

留学についてあまり知識もないので、利点なども教えてくださると嬉しいです。
よろしくおねがいします。

回答No.2

milky2222 · ベストアンサー

アメリカで獣医になるには、まずBiologyやPre-Medなどの専攻で大学を卒業し、その後４年間の獣医大学院へ進学して卒業し、獣医資格試験に合格しなければなりません。
農業国アメリカでは、獣医は社会的地位が高く、獣医大学院は数が少ないので医学大学院よりも難関です。
学部の成績がオールAのトップクラス、学部在学中から大学院レベルの授業を飛び級で受けるような優秀な人たちばかりが応募するので、相当な激戦です。言葉にハンデのある留学生はとても不利です。

ちなみに、無事に入学してからも、ものすごい詰め込み教育で脱落者が多いとアメリカ人の獣医は言っとりました。
ただ、獣医学としての学問的なレベルは、日本よりもアメリカの方が進んでいるそうです。

獣医大学院へ入学するなら、語学のハンデのある日本人では大学１年生から留学しなければ到底無理でしょう。
大学で一生懸命勉強してトップレベルの成績を保ちながら、関連した様々な場所でボランティアをして推薦状を集めなければなりません。特に、小動物を扱った経験、大動物を扱った経験が高く評価されます。
そして、ちょっとでも悪い成績を取れば、その時点で獣医進学の夢は消えます。
また、外国人が働くには就労ビザが必要なので、卒業後に留学生が研修を受ける際にも、就労ビザや永住権の取得という難関が待ち構えています。

また、獣医大学院の学費は高いので、大学の４年間と合わせて８年間で2000～2500万円の資金が必要です。
留学生のバイトは禁止されていますし、勉強が厳しいのでバイトなどしている暇はありません。
まず、それだけの資金を親御さんが出せるかどうか確認してください。

結論としては、日本の獣医学部に行った方が簡単だと思われます。
問題は日本の獣医の免許が外国では使えないことです。
ただ、医学系の場合、外国の大学の卒業者は、現地国の資格試験に受かって決められた研修期間を働けば、正式な獣医や医師として働ける国があります（アメリカで医師がこの方法が可能なのは知っているのですが、獣医で該当するかどうかは私には分かりません）。

海外と言っても広いです。獣医の資格や獣医教育も国によって異なります。
まず、将来働きたい国を決め、その国の獣医免許と就労ビザのシステムを調べてみてください。
現地の獣医学校を出なければ獣医として働けない国であれば、その国へ留学するしか方法はありません。
でも、開発途上国では医師や獣医が足りなくて、外国人医療技術者大歓迎という国もありますから、日本の獣医学部を出て海外青年協力隊などで派遣されれば、獣医として活躍できるでしょう。

お礼

とても丁寧なご説明ありがとうございます！
広い海外だけあって道は色々あるものの、やはり困難極まりないんですね…。
やはり先生の言った通り、一回獣医という道から目をそらしてみるべきかもしれません。
将来の選択にとても参考になるアドバイスでした。。
本当にありがとうございました！

回答No.1

potetan

獣医になりたいのなら、日本の獣医学部に進学して下さい。
ようは医者と同じです。医学部に進学して医師免許を取得しなければ医者になれないのと同様、獣医学部に進学し、獣医師の免許を取得しなければ獣医師になれないのです。

お礼

「獣医」と限定して調べるから情報が集められないんですかね・・・；
「医師」という広い範囲で自分でも調べてみます！
回答ありがとうございました。