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仏教における心と体(身体)の関係について

酷暑の中、皆様失礼致します。 現在、ある事情から仏教においての心と体(身体)の関係や扱いについて調べることとなりました。 しかし、思うように文献が集まりません。 調べたい内容としては(全て、仏教的観念から、です) 1:心をどのように扱っているか(どんな観念があるのか) 2:体(身体)はどのように解釈しているか 3:心と体の関係はどう捉えているか(揃ってこそ人なのか、ばらばらでも人として成り立つのか、等) 4:心と体の関係を表現している四字熟語とか格言のようなもの これらを中心としています。 出来れば、図書館などで手に入る本がよいのですが、ホームページや、国会図書館にならありそうな本でも構いません。 何とぞ、宜しくお願い申し上げます。

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  • ks5518
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回答No.1

創価学会 壮年部の者です。 >1:心をどのように扱っているか(どんな観念があるのか) ・私は、心というものよりも、“念心”ととらえています。仏教では『心法』ともいいます。 これは、“心”という表現以外にも、“魂”や“霊”や“念”や“生命”など色々な概念があり、使用される場面や使用する人、受け取る人により意味合いは様々で、キチントした定義がされていないことがあります。 中国天台宗の僧:智顗(ちぎ)は、仏教(釈迦佛の教え)の中の“十界論”を『一念三千法門』を立て展開しました。これは、“念心”の状態を表したもので、十界の中にさらに十界を具し、それぞれに十如是を具し、さらに三種の世間を具していて、それら三千の相が一瞬一瞬の生命状態の上に瞬時に現れ、縁によって移り変わるというものです。これら三千の相は個別にあるものではなく、一念の中に具わっているものです。 【十界】 ・地獄界 ・餓鬼界 ・畜生界 ・修羅界 ・人界 ・天界 ・声聞界 ・縁楽界 ・菩薩界 ・仏界 【十如是】⇒諸法の実相 ・如是相 ・如是性 ・如是体 ・如是力 ・如是作 ・如是因 ・如是縁 ・如是果 ・如是報 ・如是本末究竟等 【三種の世間】 ・五陰世間 ・衆生世間 ・国土世間 >2:体(身体)はどのように解釈しているか ・体はあくまでも物質としてとらえています。『心法』に対して『色法』といいます。 >3:心と体の関係はどう捉えているか(揃ってこそ人なのか、ばらばらでも人として成り立つのか、等) ・先にも書きましたが、“念心”というものは、滅することなく流転するものと考えられています。人の死後、肉体を離れます。その後、また新たに“何らかの”体を得、続くというものです。この“念心”は、九段階に分かれた記憶装置のような機能があり、そこには意識する・しないにかかわらず過去歩んできた“業”というものが蓄積されていきます。この“九段階に分かれた記憶装置”のことを表したものが『九識論』です。 1.で書きましたが、『心法』の中に業があり、これを縁して一念三千が展開されるわけですが、その一念の作用として身体や環境に現れてくるのが『十如是』です。 人の顔(相)も心の現れですし、力を発揮するのも心の現われという事です。また、貴方が今いる環境も心の現われの結果といえるでしょう。   >(揃ってこそ人なのか、ばらばらでも人として成り立つのか、等) ・人というよりも、人間というものは“生物の一種”で衆生ともいいます。これは、ばらばらでは成り立ちません。この場合にも、心と体というものは一(一体という意味)ですが、唯心・唯物として考えは別々に考えます。それを4.でいう『色心不二(しきしんふに)』といいます。また、心法に業を持ち、その現われが肉体・環境に展開されるものを『依正不二(えしょうふに)』といいます。ですから、肉体も相ですが、環境や周りの人間、あらゆる象事が心(念心・心法)に連動しているのです。 >4:心と体の関係を表現している四字熟語とか格言のようなもの これらを中心としています。 ・『色心不二(しきしんふに)』という心と体の関係を表現している言葉があります。 >出来れば、図書館などで手に入る本がよいのですが、ホームページや、国会図書館にならありそうな本でも構いません。 ・私は創価学会の人間ですので、今まで参照してきた書籍は創価学会関係のものが殆どです。聖教新聞社、第三文明社、潮出版社などに多くの参考文献がありますので、各社のホームページを見てみてください。 中でも、『仏教哲学大辞典』はお勧めいたします。

その他の回答 (3)

  • magga
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回答No.4

こんにちは、マッガです。 仏教とひとくくりにいってもいろいろでしょうね^^; 僕から紹介するのは初期仏教を学ぶ長老たちがまとめたアビダルマ、の解説書です。 「ブッダの実践心理学」全六巻 上記の心の部分を初学者にも分かりやすくかいたもの「心の中はどうなってるの?」 その前に「仏法」パユットー師 で ひととうり概要を理解するのもいいかも。 まずは、新書の「心の~」からよんでみてはいかがでしょうか^^ 僕が勝手にざっくり書いてみるなら 1、生命-物質=心(五蘊の色蘊以外) 2、物質 3、相互依存(心が優位) 4、 といった感じでしょうか?? あ、ホームページでもいいならテーラワーダ仏教協会のとこなんかはいろいろ解説書いたりしてますよ。 説法のポッドキャストとかも何百時間分もあるし。 ぜひご自身のこととして学んでみてください。 素直に理解→納得・相違・意見を頭の中で展開^^ 思わぬ発見があることと思います。 ~生きとしいけるものが幸せでありますように~

  • kurinal
  • ベストアンサー率10% (128/1195)
回答No.3

こんばんは >「心をどのように扱っているか >「体(身体)はどのように解釈しているか そこで「「文献」から答えが欲しい」てのは、「先人の労をなぞるだけ」か?

  • skypee
  • ベストアンサー率26% (21/80)
回答No.2

身体は心が学ぶために必要なものですが、こういうことは瞑想等で心を理解した人にしか説明はできません。 小池龍之介氏をお勧めします。 http://iede.cc/t/sermon.html