成城大学文芸学部の2007年度の英語第2問の問題文(一部分)なのですが、
Of the 676 native American species that are threatened, only 24 or so have received attention;
yet, it is the tiny species, such as bugs and bacteria, that keep the planet in balance.
bacteria, の後にあるthatは、どういう役割を果たしているのでしょうか。
keepの動作主はおそらくbugs and bacteriaなので、主格の関係代名詞かと思いましたが、
thatは継続用法では使えませんよね…
問題文の全文はhttp://www.nyushimondai.com/から見れます。
宜しければ、お願いします。
結論から申し上げると,
such as ~の部分は「たとえば~のように」と tiny species について説明するために,挿入されています。
こういう挿入の始まりにコンマをつけると,その挿入部分の終わりにも,かっこを閉じる要領で,コンマで挿入の終わりを示します。
だから,この that の前のコンマは that があるためのコンマではなく,直接的には
species (, such as ~,) that ~
のように,コンマなくつながっています。
そして,この that ~は構造上は主格の関係代名詞と同じですが,
実際には it is X that ~という強調構文です。
これを形式主語構文と区別するのは受験文法です。
「~なのは~だ」と訳す感覚は形式主語構文のようですが,
形式主語構文の場合,that SV という that 節が真の主語になりますが,今回はそうはなりません。
The tiny species, such as bugs and bacteria, keep the planet in balance.
という文において,the species (, such as bugs and bacteria,) という部分を it is ~ that でくるむことでできあがる強調構文です。
高校生用の参考書,大学受験用の参考書であれば必ず区別するように習います。
実際,このような区別をしなくても英語自体の理解はできます。
ただ,大学入試問題という観点から一応,解説させていただきました。
>Of the 676 native American species that are threatened, only 24 or so have received attention; yet, it is the tiny species, such as bugs and bacteria, that keep the planet in balance.
「絶滅が危惧されている676種のアメリカ土着の生物のうち、たった24種くらいしか、注目されていない。しかしながら、昆虫やバクテリアのような小型生物種こそが地球のバランスを保っているのである。」
文法用語はよく分かりませんが、that節が主語です。しかし長いので、itと仮主語を先出ししておいてから、本来の主語であるthat節を後で述べているようですよ。
もちろん、thatがthe tiny speciesに掛かる関係代名詞でもいいのかもしれません。私では、どちらが正しいか、判断できません。
お礼
なるほど、強調構文でしたか… 強調構文のことを忘れてました。 そして、挿入だからコンマがついているのですね。 フォレストの強調等の章を見直します。 回答ありがとうございました。