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英国人のtitleと呼び方(これは同一人物ですか?)
- 英国の家族の呼び方について、貴族階級の呼び方がわからない
- the Earl of MilfordとLoad Milford、George Load MilfordとGeorge Adamsは同一人物か
- Lady Catherine ScottとLady Scottは同一人物か
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現在日本には「貴族」がいないので「爵位」や「敬称」の話になるなとなかなかピンと来ませんよね。個別の事例を見る前に確認しておきますが、ご質問にある‘Load’は恐らく‘Lord’のスペルミスかと思います。以下では‘Lord’として解説させて頂きます。 【質問1】 人物A:the Earl of Milford =「Milford伯爵」でMilford地方の伯爵という意味です。 人物B:Lord Milford =「Milford卿」です。 「卿」は爵位を持つ人の敬称です。現代の日本の感覚に直せば「閣下」や「殿下」に一番近いと思います。これらは相手の詳しい肩書き(「卿」の場合は爵位の違い)に関わらず位の高い人の敬称に広く使われる点が共通しています。 ちなみに「卿」は、日本ではかつて「大臣」を表す語として使われていました(現在の「外務大臣」=当時の「外務卿」)が、今回の質問とは全く違う背景を持った使われ方ですので混同しない様にして下さい。 人物C:George Lord Milford =「Milford卿George様」 人物D:George Adams =「(人名)」 これらが全て同じ人物である可能性は充分考えられます。ここで疑問になるのがCの表現についてなぜ姓のAdamsではなく名のGeorgeで呼ばれるのか。これはイギリスでは爵位が世襲制である為、お父さんもおじいちゃんも息子も孫も同じ姓で「Milford卿」となってしまう為、混乱を防ぐ為名前を使っています。逆に言えば「Milford卿」と言えば「Adams家当主」の事なのです。 【質問2】 実例を挙げていただかないとどういうケースなのか思い当たりません。 ところで位の高い人の敬称は世界どこでもややこしいという点では日本でも同じですね。 高円宮妃 高円宮妃殿下 高円宮妃殿下久子様 高円宮妃久子殿下 高円宮親王妃 高円宮親王妃殿下 高円宮親王妃殿下久子様 高円宮親王妃久子殿下 憲仁親王妃 憲仁親王妃殿下 憲仁親王妃殿下久子様 憲仁親王妃久子殿下 高円宮憲仁親王妃 高円宮憲仁親王妃殿下 高円宮憲仁親王妃殿下久子様 高円宮憲仁親王妃久子殿下 憲仁親王妃(高円宮) 憲仁親王妃殿下(高円宮) 憲仁親王妃殿下久子様(高円宮) 憲仁親王妃久子殿下(高円宮) すべて同じ方を指しています。この中にある「○○妃殿下久子様」といった表現が【質問2】の解決になる手がかりにつながれば幸いです。 【質問3】 人物E:Lady Catherine Scott 人物D:Lady Scott Ladyはこの場合「(スコット)卿令夫人」となります。上記にも書いた通り、Dの場合義母も義祖母もお嫁さんも皆当てはまってしまいます。したがってE=DではなくE<Dです。
お礼
すっごく詳しい回答をありがとうございます! ご指摘の通り、LoadじゃなくてLordです。馬鹿まるだしですいません!(恥 E>Dなんですか。同一人物か違うか、これだけではわからないってことですね。 ありがとうございます。資料が分りにくいし、英語力がないもんで苦労しています。 日本語の場合でも、身分のある人の呼び方って、すごいいっぱいあるんですね。驚きです。 質問2なんですが、ちょっと書き方が間違っていました。 George Lord Milford とか、例えばMary Lady Milfordとか、 titleに当る部分を真ん中に入れて「名 title 姓」の順番にすることってあるのかな?と不思議に思ったわけです。 Mr.やMrs.やMissが名前と姓の間にくるってことはありませんよね? LordやLadyは、間に入れる書き方と、名前の前に置く書き方と、両方あるのかな?とすごく疑問に思ったんです。 もしご存知だったら教えてください。 ご回答どうもありがとうございました!