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寄棟屋根の出隅付近の垂木
寄棟屋根の出隅付近の垂木は機能しないと聞きましたが どう言う意味でしょうか?
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おそらく平行垂木のことだと思います。 平行垂木だと桁行方向と梁間方向で直角に交わりますから、 出隅部分だと垂木が隅木に化粧的に取り付くだけで、 本来受けるはずの荷重をきちんと分担せずに、 どちらかといえば荷重をかけるだけになっているということだと思います。 そうならないように、 扇垂木が発明されています。 雀と大工は軒で泣く といいますように、 軒先は下りやすく大工の腕の見せ所ですね。 屋根は木造住宅の良し悪しを見る際の重要ポイントです。 参考になりそうなHPを見つけましたので、 ご覧下さい。 古都奈良の名刹寺院の紹介・仏教文化財の解説など 垂木のお話 http://www.eonet.ne.jp/~kotonara/tarukinooha.htm
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- ayataichi
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機能していないのではなく、役割が違うのです。 下の図が見やすく表示されるかどうか判りませんが、二軒の屋根断面です。 赤い矢印の材が、瓦などの屋根材を乗せる板を受け、母屋に荷重を伝える為の地垂木(じだるき)。 青とオレンジが示すのが化粧垂木で、こちらは化粧の軒天井材を受けています。 赤と、青&オレンジの垂木の間に、太い材が一本ありますが、これが軒先の荷重を支えている「桔木(はねぎ)」といいます。 今の時代の屋根は、屋根材がそれほど重くなく、軒の出も小さいので桔木は必要ありませんが、古建築などの、重い瓦葺きの出が深い軒を支える為に、必要な材でした。 つまり出隅の化粧垂木は、こういった主な荷重を支える材に支えられている訳です。
お礼
遅くなりました。 図は現代の寄棟でないのでちょっとイメージしにくかったですが 先の回答で意味がわかりました。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。 遅くなりました。 そういうことですね。 理解できました。