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セリンプロテアーゼの基質特異性
セリンプロテアーゼを例に基質特異性を説明したいんですけど、基質特異性というのはどういうことか一応分かっているつもりですが、セリンプロテアーゼを例にしたときによくわかんなくなってしまいます。触媒残基トリオっていうのはセリンプロテアーゼにある触媒なんですか?ネットでトリオのことを調べたんですがいまいち見つからなかったのでおねがいします!
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「触媒残基トリオっていうのはセリンプロテアーゼにある触媒なんですか」 この質問自体おかしいのですよ。 まず、セリンプロテアーゼ自体が酵素ですから触媒です。触媒は生体触媒の場合はたんぱく質からできているのでもちろんアミノ残基をもちます。よって、「セリンプロテアーゼにある触媒なんですか?」ではなく、「セリンプロテアーゼ自体が触媒であり、触媒には直接基質とかかわりのなかったアミノ残基がある。」ただこれだけのことです。 また、ネットで見つからないときはあなたが大学生であるなら、きっと手元にある「生化学」(ストライヤーやコーンスタンプなど)の本で調べましょう。酵素に関することは絶対に書いてあります。 もしあなたが大学生でなければ、大学図書館に行きましょう。閲覧はたいていの大学図書館であれば学生でなくても行うことができます。 以下に酵素の働きの概略を述べておきますね。 基本的に酵素の作用は基質が酵素の活性部位に入り込んで、水素結合などの弱い結合と結びつく。 次に酵素は動的なので、この弱い結合部分を圧迫し、基質を二つ(P1とP2)に分解する。 分解されたP1は酵素と一時的に結合しており、もう一方P2は離れる。 このP2が離れた隙間から水が入り込み、P1と酵素の一時的な結合も切れる。 二つとも晴れてばらばらになった基質はP1は水分子のうちHと結びつき、P2はOHと結びつき、終了。