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酵素の基質特異性の曖昧さ
ばく然とした質問ですみません。先日酵素タンパク質について調べておりましたが、その中で、「PCBの生分解を追跡する際に基質特異性の曖昧さ(広がり)に着目して類縁体を用いた分析手法が検討されている」との内容の文章を見つけました。一般に基質特異性といえば、「ある特定の化合物(基質)にのみ作用する」と理解しておりましたので、よく理解できませんでした。どなたかお詳しい方、御教授お願いします。
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酵素には基質特異性の高いものと低いものがあります。 それは酵素が必要とする機能によるものです。 たとえば、プロテアーゼなどの消化酵素はどんな蛋白質に対応できるよう、ある程度基質が低くなっています。 また酵素には認識部位といって、基質を認識する部分がありますが、逆に言うと認識部位以外はかなり自由度があります。ですから基質特異性の高い酵素でも、基質の認識部位以外の部分を修飾しても、酵素は基質を認識する場合が多いです。
お礼
御回答ありが問うございました。良く分かりました。