- ベストアンサー
リードシクティスの子育てについて
- リードシクティスは子育てを行ったのか?胎生もしくは卵胎生であった可能性はどれくらいなのか?この記事ではリードシクティスの子育てについて詳しく調査しています。
- リードシクティスはかなり大型の魚類であり、クジラのように子育てを行っていたのか気になるところです。また、魚竜はイルカに似ているため、子育てを行っていた可能性もあります。この記事ではリードシクティスの子育てに関する興味本位の質問について考察しています。
- リードシクティスの子育てはどのように行われていたのか、胎生もしくは卵胎生であった可能性はどれくらいなのか気になります。ホオジロザメやジンベイサメなどの大型魚類は卵胎生ですが、リードシクティスも同様だったのでしょうか?この記事ではリードシクティスの子育てについて解説しています。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
何しろ完全立体骨格が発掘されてもいませんし,理解が進んでいない生物のことですから,何の根拠もない私の完全な推測でよろしいでしょうか。 魚類と言いますと原始的な生物のように思っている方が多いのではないかと思います。しかしながら,我々ほ乳類を含めまして,魚類は全ての脊椎動物の先祖です。胎盤にしろ,体温調節にしろ,子育てにしろその起源は全て魚類から貰ったもので,突然にそれらの形質を獲得したものではありません。 現在は絶滅しましたが,板皮綱と言った原始的な魚類の中には,胎盤を持ち胎生であったものが知られています。リードシクティスは,硬骨魚類の条鰭綱(じょうきこう)と言いまして,鰭(ひれ)が鰭条と呼ばれます骨質の骨で支えられた現世魚類の仲間です。しかし,条鰭綱よりもはるかに原始的な板皮綱に胎盤を持ったものが存在し,軟骨魚綱のホオジロザメ(ジンベイザメは胎盤は持たないと思います。)や現在の条鰭綱でも「鰓胎盤」といった胎盤を持つものが存在しています。 胎盤の遺伝子の起源は,どうも脊椎動物以前にあるようでして,それが古生代後期に酸素濃度が爆発的に増加(35%程度)した際に,並行的に多くの動物で胎盤が誕生したようです。さらに体温調節機構も多くの魚類が持っていますが,特にマグロやカツオと言った大型魚は発達しています。 これらの事実から総合的に判断しますと,リードシクティスも体温調節機能がある程度発達していて胎盤を持っていたとしても不思議はありません。子育ては,化石から推測することは難しいですから何とも言えませんが…
その他の回答 (2)
- suiran2
- ベストアンサー率55% (1516/2748)
板皮綱(Placodermi)Ptyctodontida目の新種、Materpiscis attenboroughi gen. et sp. nov.
お礼
Wikipediaでその名前で検索すると一発でしたね♪ http://en.wikipedia.org/wiki/Materpiscis これにて回答も締め切らせて頂きます お付き合いいただき大変有難う御座います!
- suiran2
- ベストアンサー率55% (1516/2748)
suiran2ですが間違いがありました。ホオジロザメ→メジロザメです。 メジロザメ科のサメのほとんどは胎盤を持ちます完全な胎盤性胎生です。ホオジロザメは卵食性と言いまして他の成熟卵や共食いをして成長し生み出されます非胎盤性胎生です。母体内で栄養を摂取しない卵胎生ではありません。 板皮綱につきましては,完全な三次元化石のCTスキャンの結果から臍の緒が見受けられ,胎盤性胎生だと判断されたものです。むろん全ての板皮綱が胎盤性胎生だったわけではないと思いますが…現在の硬骨魚にも下記のように胎盤性胎生(真胎生)の魚類はいます。ホヤや多くの動物で胎盤を持つ動物がいるのです。 ○胎盤性胎生(真胎生)の魚類 http://snowfirefly.kakurezato.com/zukan11.html
お礼
貴重なお話ありがとうございます 私も間違っておりました ホオジロザメですが母体から直接栄養を受け取らないでも1m以上に育つものなのですね… お腹から出てきた段階で、同族以外に天敵の考えられない大きさです あと、メジロザメ科というとイタチザメが出てきます 板皮類が単系統なのを考えると、板皮類がすべて胎生の可能性もあるのでしょうが サメの仲間でそれぞれちがうのを見ると、可能性は限りなく低そうですね 板皮類でもどの種類なのかとかもついでに分かると嬉しいです でも、少し調べなおしてみると クジラでもイルカでも子育てを行なっている水生の巨大生物は 群れで生活しているように見えるので リードシクティスが集団で暮らしているようなら子育てを行った可能性のほうがやや高いと推測しました でも、条鰭綱で検索するとアロワナ等大型の魚でも一匹狼で暮らしているようで 確たる証拠はひとつも無いですが、周辺の状況から推測すると ・基本1匹でジンベイザメのようにゆったりと外洋を泳いでいる ・胎生、もしくは卵胎生で、ある程度大きくなってからお腹から出す ・子育てなどはせず生まれた子供はそのまま独立 が一番可能性高いと感じました ジンベイザメの生体の研究とかがもっと進めばまた考えなおしてみます こうやって想像してみるとやっぱり面白いですね♪
お礼
遺伝子的な面からのなど、大変貴重なコメントありがとうございます 板皮綱というとダンクルオウティウスがすぐに浮かんでくるのですが そうなるとホオジロザメの様に卵胎生である可能性もあるのですね ホオジロザメの調査が進むとダンクルオスティウスの生活ももっとわかってくるのかもしれません 体の特徴だけでは、生物の文化的なところの復元が難しいのが悩ましいですね もう少し皆様のご意見も集めてみたいので、ベストアンサーにするのを少し後にさせて頂きます