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現価係数について
年金現価係数と複利現価係数の違いをおしえてください。
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複利現価係数は、数年後の「1年間のキャッシュフロー」を現在価値に割り引くための係数です。 年金現価係数は、「数年間にわたって継続的に得られるキャッシュフロー」の現在価値の総額を求めるための係数です。 たとえば、ある設備投資を行うと、毎年100万円ずつのキャッシュフローが5年間にわたって得られるとします。五年後には使用した設備は中古品として売却が可能で、売却額は50万円であったとします。これを10%で割り引いたときの現在価値の総額を求めるような場合を考えます。 4年間は毎年100万円ずつのキャッシュフローが得られますが、5年目に得られるキャッシュフローは150万円になります。この現在価値の総和は、2乗を^2と書くことにすると、 100×(1/1.1)+100×(1/1.1)^2+100×(1/1.1)^3+100×(1/1.1)^4+150×(1/1.1)^5 =100×((1/1.1)+(1/1.1)^2+(1/1.1)^3+(1/1.1)^4)+150×(1/1.1)^5 となります。 このときの(1/1.1)^5が複利現価係数で、 ((1/1.1)+(1/1.1)^2+(1/1.1)^3+(1/1.1)^4) が年金現価係数です。