私は教育大学の音楽課程卒です。
もう何十年も前のことですので、今とは多少状況も違っていますが、参考になれば・・と回答させていただきますね。
中学か高校の音楽教師を目指しておられるとのことですが、昔は全国の教育大学に「特設○○課程」というコースがありまして、私はその「音楽課程」に入りました。
その課程を卒業すれば「中学1級と高校2級」の教員免許が取得できましたが、現在は特設学科ではなく「芸術コース音楽専攻」という名前になっており(大学によって、多少名前は変わります)教育大学であっても教員免許をとらないで卒業できるようになっています。(もちろん教員免許を取ることもできます)
で、芸術コースの中身ですが、一言でいうと「教員になろうとして入る学生は少ない」という事です。
まったくの音楽大であり、芸術大です。
実技の試験も専攻の楽器、副科のピアノ、聴音、楽典など音大や芸大とまったく変わらない試験内容です。
課題曲も、音大や芸大クラスの内容であり、求められるものも同等であると思ったほうが良いかと思います。
実際に教育大学の芸術コースの方は、入試の際に私立の音大や芸大を併願している人が沢山います。
貴方のお住まいの地方に教育大学の音楽課程があれば、試験内容をしっかり確認してください。
「教員養成課程」の試験ならば、実技で求められる技量のラインは芸術コースより少し下がるかもしれません
それでも、たとえばベートーベンのソナタやバッハの平均律程度を弾ける必要はあると思いますし音楽理論、声楽の基礎(コールユーブンゲンやコンコーネなど)は一通りの勉強をしておいた方が良いと思います。
そうでないと、入学してからが大変です。
(但しこの場合「小学校教員養成課程」では中学と高校の免許を取れない場合もありますので、志望される場合には取得できる免許のコースを必ず確認してください。)
芸術専攻のコースは全国の教育大学にあるわけではなく、北海道、大阪・・あといくつかあったかもしれませんが、数は少ないですよ。
国立の教育大学だけでなく、地元の公立大学にもあるかもしれませんので、ご自分でよく研究なさってみて下さい。
ご専門の楽器がピアノ以外なら、まずはその楽器、それから副科のピアノ、声楽、音楽理論、ソルフェージュはしっかりレッスンを受けておいてください。
私立大学では、春夏冬の休み期間中に「講習会」がありますので、そういうものを受けて見られるのもよいと思います。
お役に立てれば幸いです。
お礼
ありがとうございます。 専門の楽器と言えるかどうかは分かりませんが、 現在ピアノを12年間、フルートを6年間続けており、 バンドも組んでいるので、ドラムを去年からやっています。 過去にヴァイオリン5年間、トランペットを3年間、 クラリネットを3年間ほどやっていました。 ヴァイオリン、トランペット、クラリネットは少しかじったくらいなので、 きちんと吹けるかといわれたらYesと即答できないのですが、 吹奏楽の大体の楽器は音が出ると思います。 合唱などをしたりはしていますが、 声楽などまだまだ詳しいことやボイトレなどはしていないですし、 楽譜をみてすぐに解読することが出来ないので これから先、受験勉強と平行に、こちらのほうも努力を重ねていきたいと思います。