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古代ローマ人の自殺

古代ローマ人は呆け始めたら自殺をすると塩野七海が書いていますが、これは本当でしょうか。典拠など詳しくご存知でしたら教えてください

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回答No.2

残念ながら学術的には確かな話ではありません そもそも、ローマ時代では、認知症もしくは白痴状態になった人間に関する史料など存在しませんので そういう人間は社会・家族の恥部であるので、暗部に落とされるものです 有名な政治家でも老後が不明なことが多いのは、そういう社会背景がある、とも断言できるでしょう ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ただし、古代ギリシャでは、弑逆(簡単にいえば、目下の存在が、目上の人間を殺すこと)ことが多かったようですが・・・ そもそも、塩野女史は歴史フィクション作家なのですから・・・・ なお、白痴の人間が自殺した伝承は世界中にありますが、白痴が自殺する可能性など常識的にはありえないでしょう 他殺であるものを社会的体裁で自殺扱いにした・・という事例は中世にも見られることから、認知症・白痴が殺害されることは少なからず指摘できます  そのような事例を意図的に自殺にすり替えた・・というのが小生の結論です 彼女のマキャベリ記述はかなりいい加減だったことは研究者では有名ですが、彼女自身が史実性について明確に保障しないことを言及していることを踏まえて作品群を読むのが適切です 以上

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その他の回答 (1)

  • kuroneko3
  • ベストアンサー率42% (250/589)
回答No.1

 塩野さんが書いているもの以外には特に見当たらないので,その信憑性については疑ってみた方が良い記述だと思います。相当程度に独自の調査はされているといっても,あの本はあくまで小説であり歴史書ではありませんので。  古代ローマでは(後年のキリスト教時代に比べ)自殺を広く容認する傾向があったので,歴史上も様々な理由による自殺例が残っているようですが,その中に自らの老衰や痴呆を理由とするものがあったのを塩野さんが見つけて,それを拡大解釈してしまったという可能性はあります。浅学故,詳しい典拠があるかどうかは分かりませんが。

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