- ベストアンサー
アプロディーテー(ビーナス)の泉の水
こんにちは。 今、ギリシャ神話の「アムール(キューピッド)とプシューケー」を読んでいるのですが、 はじめの章で、母であるビーナスにプシューケーをこらしめるよう命じられたキューピッドが、 ビーナスの庭にある二つの泉から、「甘い水」と「苦い水」を汲んで、プシューケーの元に行く、 というシーンがあります。 そこで、分からないのですが、ビーナスの庭にある「甘い水」と「苦い水」とは、いったい 何を意味するのでしょうか。(それは、何のために、庭にあるのでしょうか。) 教えてください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
英語版wikipediaの「Cupid and Psyche」の項 によれば、Mary Tigheが1805年に発表した「Cupid and Psyche」と題する詩で、ビーナスの庭の二つの泉の水の話を付け加えたということのようです。 http://en.wikipedia.org/wiki/Cupid_and_Psyche これが彼女の全くの創作なのか、それとも何か元になる神話・伝説があったのか分かりませんが、ここに何かの寓意を見出そうとするのは難しいかもしれません。 まあ、一般的には、愛には、苦しい愛と甘い愛があると言えますが。。。 ギリシア神話のアフロディーテは、東方起源の女神だそうですから、Mary Tigheは、ひょっとして、古代バビロニア神話の女神ティアマト(Tiamat)の神話からヒントをもらっているかもしれません。ティアマトの名は「苦い水(塩水)」を意味し、その伴侶である神アプスーは「甘い水(淡水)」の意だそうです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%BC http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%88 ちなみに、アフロディーテ崇拝の主要な拠点であるキプロス島には、アフロディーテの泉があり、そこに至る途中の植物園ともに美しいらしいです。 が、一方、ギリシア本土にもアフロディーテの泉があり、そこに至る途中の道は小便臭いらしいです。 http://4travel.jp/overseas/area/europe/cyprus/the_other_cities_of_cyprus/kankospot/10386187/tips/10230543/#contents_inner http://blog.goo.ne.jp/kaoluvla/e/2c66fccb22b6a974e98c12d4299ecef1 http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2008/04/post_df39.html http://lemonodaso.exblog.jp/2653121/