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0.25M Tris-HCl(pH6.8)の作り方
0.25MTris-HCl(pH6.8)を200ml作ろうと思っています。 Trisは何グラム必要でしょうか? また、pH6.8に合わせるために、0.01mol/LのHClを使おうと思っているのですが、 何L使用することになるでしょうか? 自分でも計算してみたのですが、自信がないので質問しました。 よろしくお願いします。
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- c80s3xxx
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> 0.01mol/Lでは薄すぎてだめというのは、具体的にどのようにだめなのでしょうか。 0.01mol/L塩酸に0.25mol/LになるようにTrisを溶解しても,pHは6.8よりもずっと高い値にしかならないからです. 概算で言えば,0.25M の Tris を含んでいるなら,その半分の濃度である 0.125M 分の塩酸を含むようにして,これで pH は 8 くらいにしかならないはずなのです.pKaの意味から. pH を 6.8 まで下げるには,もっと高濃度の塩酸が必要ということです. > 研究室に1mol/L塩酸しかないので、それを利用したいのですが、それでもだめでしょうか? 1mol/Lでもいいですが,その場合は入れる量がかなり増えます.というか,0.2mol/Lくらいまで入れないとだめでしょうから,最初 150mLの水にTrisを溶かして,そこにいきなり1mol/L塩酸を加えて pH を合わせることになります. まあ,一度失敗覚悟でやってみたらいいんですよ.大した手間じゃないんですから.
- c80s3xxx
- ベストアンサー率49% (1634/3294)
塩酸量を計算で求めるのはあまり役に立ちません.残念ながら. また,0.01mol/Lでは薄すぎてだめです. まず,Tris を 0.2×0.25×分子量 (g) 測り取り,ビーカに入れます. 水を150mLほど加えて溶かし,さらに水を加えて180mL程度にします. pHメータでpHを測りながら,6mol/L程度の塩酸を滴下し,pHを目的値に合わせます. 全量を200mLのメスフラスコに移し,少量の水でビーカをすすいで,これもメスフラスコに入れます. 全量を200mLに合わせれば完成. もっとも,私ならよほどの理由がなければ,メスフラスコなんかつかわずに,ビーカの目盛で200mLにしてしまいます.緩衝液の濃度などその程度ですむことが大半だからです.
補足
ありがとうございます。 0.01mol/Lでは薄すぎてだめというのは、具体的にどのようにだめなのでしょうか。 研究室に1mol/L塩酸しかないので、それを利用したいのですが、それでもだめでしょうか?
- nious
- ベストアンサー率60% (372/610)
溶液のイオン強度は小さくないから、各イオンの活量係数は 1 とは見做せず TrisのpKa も変わるでしょう。(更に温度による変化も無視出来ない) だから計算による理論値は誤差が大きい筈です。
お礼
ありがとうございます。 慎重に考えます。 おおよその量がわかれば実験の流れも見えてくるのでだいたいの量として考えたいと思います。
- KURUMITO
- ベストアンサー率42% (1835/4283)
Trisの分子式はC4H11NO3でmol質量は121.1ですので、0.25Mの溶液200mlを作るためには 121.1*0.25*200/1000=6.06 g のTrisが必要となりますね。 Trisは弱電解質でそのpKa は8.08 で、一方は塩酸という強電解質ですからその溶液のpHは pKa - log (Trisの濃度)/(塩酸の濃度) で表されます。 pH6.8の溶液にした時のTrisの濃度は0.25Mですから塩酸の濃度をX mol/lとすれば 6.8 = 8.08 - log(0.25/X) log(0.25/X) = 1.28 log0.25 -logX =1.28 logX = -1.88 X = 0.0132 したがって塩酸を加えた後の溶液の塩酸濃度が0.0132mol/lになることが必要ですね。 0.01mol/lの塩酸を加わえるのでは調整ができません。 0.1mol/lの塩酸を用意して 0.0132*200/0.1 = 26.4 ml をTrisの6.06gを含む水溶液に加え、最終的にはさらに水を追加して溶液の全量を200mlに調整すればよいでしょう。
お礼
ありがとうございます。 0.01mol/Lの塩酸では調整できないというのは、200ml内でおさまらないからという意味なのでしょうか?
お礼
詳しくありがとうございます。 怖がらずにやってみたいと思います。