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油ヤシ の 拡大
最近地理の勉強で、中東の乾燥地帯でおなじみの油ヤシがインドネシアやマレーシアで生産されていると聞きました。 理由を知りたいです。 熱帯なのに・・・
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ヤシには多くの種類がありますが、地理学習で登場するのは、アブラヤシ、ナツメヤシ、ココヤシの3つです。 このうち、アブラヤシは熱帯西アフリカ原産ですが、現在その多くはマレーシアなどの東南アジアで多く生産されています。その名の通り、油がとれるのですが、パーム油とよばれ、洗剤やマーガリンの原料となります。 次に、 ナツメヤシは、メソポタミア原産で、高温乾燥の砂漠気候に適応しています。オアシスでは主食として食べられ、また菓子の原料にもなります。エジプトの生産が一位ではないかと思います。お好み焼きソースに含まれているデーツというのはナツメヤシの実、というのは、話のネタとしてはよく使われるところです。 以上のことから、アブラヤシは熱帯地域のもので乾燥地域ではありません。砂漠地域ではナツメヤシです。 次に、マレーシアや東南アジアでアブラヤシの生産が伸びている理由ですが、 よく言われているのは、これまで盛んであった天然ゴムの老木化による作物転換というのが、受験業界でいわれているポイントです。 環境保護ブームによって、合成洗剤よりも天然洗剤が注目されたので商品価値があがったなどの理由も考えられます。
お礼
いろいろな知識がもりこまれていて、大変参考になりました! 回答ありがとうございます! 地理って楽しいです!