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吸血鬼は十字架が苦手なのか?

吸血鬼の設定について、十字架が苦手というのは有名な話ですが、吸血鬼が眠る棺おけには、大抵十字架が描かれているような気がします。 wikipediaなどを調べていると、「悪しき存在・異教はキリスト教および聖なるものに屈する」という事で、キリスト教が設定したもの、という説があるようです。 であれば、いわゆる「悪魔」のように、元々キリスト教などの宗教が関係している存在なのでしょうか?それとも十字架が弱点という設定は、単なる後付なのでしょうか? 歴史、宗教、後世の創作物など含め、詳しい方ご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。

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  • ベストアンサー
  • ultraCS
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回答No.3

吸血鬼伝説自体は、キリスト化される以前からヨーロッパにはあったようです。 ドラキュラの先駆的作品である「カーミラ」(シェリダン・レ・ファニュ1872)では心臓に杭を差すと死ぬというのはありますが、日光浴びても平気、礼拝堂に平気で入ってくる(十字架上等)など、ストーカーの吸血鬼に比べればかなり強力です。にんにくは出てきませんが、多分大丈夫なんじゃないかな。少なくともこの時点では現在の吸血鬼像とはかなり違っています。ですから、十字架に関してはこれ以降の後付か地方的伝承であったと思います。 というように、元々、吸血鬼はキリスト教化以前からの存在ですから、十字架が効くというのはキリスト教の伝道の際に、土着の精霊や妖怪を取り込むために取り入れられた便法でしょう。 後の作家や映画作家がこれを作品に取り入れて広まったものだと思います。

zeitakura-yu
質問者

お礼

一番わかりやすかったのでベストアンサーつけさせていただきました。ありがとうございました!

その他の回答 (2)

回答No.2

吸血鬼が苦手なものは3つありますね。「十字架」「にんにく」「太陽の光」です。 吸血鬼と言えば「ドラキュラ」ですが、これはアイルランド人の作家、ブラム・ストーカーが書いた「ドラキュラ」で初めて登場します。1958年に公開された「吸血鬼ドラキュラ」(クリストファー・リー主演)は、この小説がモチーフになっており「ヴァン・ヘルシング」という医師がドラキュラ城で伯爵を退治するまでの過程が描かれています。 この映画には、小説同様「十字架」「にんにく」「太陽の光」がしっかり吸血鬼の動きを食い止めています。しかし、このドラキュラの話は、あくまでもブラム・ストーカーが創り上げた架空の悪魔。そのモデルになったのが、15世紀ルーマニアのワラキア公国の領主「ヴラド・ツェペシュ侯」。別名「串刺し侯」とされ、残忍な性格がクローズアップされてますが、現在はルーマニア独立のために戦った英雄として再評価されています。 色々余談も書きましたが、ドラキュラ=悪魔が十字架を嫌うのは当時のヨーロッパでも現代でも同じ事であり、悪魔祓いの儀式には必ず十字架が使用されますし、十字架は悪魔の力を弱める聖なる道具とされています。 「にんにく」「太陽の光」はブラム・ストーカーが考えた吸血鬼=悪魔の弱点であり、「十字架」は古くから「悪魔が嫌う道具」として使用されており、後付したとはどうにも考えにくいです。 >吸血鬼が眠る棺おけには、大抵十字架が描かれているような気がします。 =確かにそれはありますね。しかしそれはあくまでも吸血鬼封じの「まじない」であり、伝説では直接触れない限り吸血鬼に傷を負わす事も出来ないし、ただその場を退散させるだけという事になっています。それを吸血鬼も分かっているから棺おけの十字架には触れないし、殆ど意味を成さないという事です。 乱文で解り難かったと思いますが、ご容赦ください。

zeitakura-yu
質問者

お礼

詳しい解説ありがとうございました。吸血鬼を魔と捉えた場合、十字架は確かに自然なことなので、このへんの解釈があいまいなんですよね…やっぱりこういうご意見もあるのだなあと参考になりました、ありがとうございました!

  • E-1077
  • ベストアンサー率25% (3258/12620)
回答No.1

 この世のすべてを神が作ったというならば、ルシファーは敢えて悪役を演じることで神の価値を高めているとしか思えませんね。結局十字架もにんにくも後付だと思います。また日光に弱いというのも昔の闇に対する恐れからだと思います。    死神だって神だし。  悪魔と神は違うものらしい。  つまりは幽霊と化け物と妖怪が違うようにですね。  キリスト教の影響があるのは間違いはないでしょう。ドラキュラの作者であるプラム・ストーカーが信者なのは間違いないだろうし。当時としては当然の演出でしょうね。  個人的に吸血鬼ノスフェラツゥの方が好きだな。って関係ないけど。インタビューオブヴァンパイアだとまた違う視点だし。  で、吸血鬼は本当に存在すると?  まあ、なんでもそうでしょうね。大いなる父を崇めるためのツールでしょう。  というより、聖書の最初を読むと疲れますよね。イエスにたどり着くまでの家系図が大変面倒くさい。読んでいると同じ名前が延々出て来るし。  ドラキュエル伯爵は母国では英雄だし。  久しぶりに中2病にかかったな。  

zeitakura-yu
質問者

お礼

哲学的なご意見ありがとうございました。ノスフェトゥは見たいんですけど、手に入らなくて…面白いのでしょうか、また探してみようと思います。 そう、聖書はまったくなじみがないためハードル高すぎて手が出しづらく、ここで質問させていただいた次第です…。 お話、興味深く読ませていただきました。ありがとうございました!

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