わたしも詳しい訳ではないですが、教育の義務化が直接の原因だとは思いません。
もちろん原因は色々複合的なものだとは思いますが、大きくは「裕福になったこと」が大きいかなと思います。
義務教育化はすでに100年以上前から日本でも始まっています。小学校の無料化も1920年頃からすでに始まってします。
ですが、そのころの子供に学習意欲がなかったとは思いません。今よりはずっと学習意欲があったでしょう。
当時はまだ子供も大人と一緒に畑仕事をしたりすることも多かったので、子供も毎日学校に行けるわけではなかったからだと思います。
今のような裕福な時代ではないですから、子供も働かざる得なかったわけです。
だから、学校に行って勉強できることが、子供にとってとても貴重だったわけです。
ですが、今は裕福になり子供まで働かなければいけないということはほとんどありません。
子供にしてみれば学業に専念する環境ができた訳ですが、その環境こそが学習意欲の低下に繋がっているように思います。
なので、義務化そのものより裕福になり子供が働く必要がなくなったことが、学習意欲の低下に繋がっているのだと思います。
ただ、学習意欲は低下しても、全体の教育水準は格段に上がっていますから、どちらが良いとは一概に言えませんけどね。
ご参考まで。