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起源前の人の悩み
紀元前の人々の悩み 紀元前の人々(中東辺り)の人々の悩みは どのようなものだったのでしょうか? 戦争や飢饉が主だったものでしょうか? 起源後も同じ悩みを抱えていますが、 当時の人々の心配ごとや悩みを教えて下さい。 理由は現在、世界史を勉強していまして 背景知識として学びたいと思いました。 ご存知でしたら、教えて下さい。 よろしくお願い致します。 投稿日時 - 2012-02-06 18:16
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狩猟採集生活をしていた時代(←年代は地域によってかなり違うようです)には、農業も(大規模には)存在しなかったので、飢饉というよりも、いつ食料が手に入らなくなるか分からず、常にリスクは高かったのではないかと思います。食料のほかにも、自然災害なども深刻だったかもしれません。地震、津波、火山の噴火、害獣との闘い、水がなくなるだけでも、移住を迫られます。病気や怪我も心配です。外科的な手術が必要な場合、麻酔はどうしていたのか、全くなかったのか詳しくないですが、手術したところで命を落とす確率は、やはり高かったのではないでしょうか。人々の間に小さな争いというのは勿論元々あったでしょうが、なにしろ人口が少なくて、戦争と言える規模になるのは、国など、ある程度の大きさの集団ができてからではないでしょうか。争うよりも、生きるだけで必死という時代は長かったでしょう。平均寿命も20代前半など、短かった。 国ができてからも、歴史に名を残していない大多数の人々も含めるなら、いつ命を落としてもおかしくないというのが世界の常識だったのではないでしょうか。政府は基本、下民は人と思ってないですし、そもそも彼らの暮らしを良くしなければならないという使命があるとは、上の人も下の人も誰も考えていなかったと思います。貧困は大いに悩みだったでしょうね。奴隷制度もありましたね。都会はともかく田舎では、治安とかも不安な毎日だったでしょう。というか政府としては基本的に、本気で治安を確保しようとするつもりがなかったでしょう。自分の身は自分で守るのが当然との考え。 各国の政府が現在に近い様々な役割を認識するようになったのは、紀元前どころか、ごく近代になってからのことだと思います。日本なら、元禄時代以降といったところでしょうか。時代劇では、遥か昔の王様などが二言目には「民を守るための政」などと言いますが、あれは概ね嘘というか、現代的な脚色で、本当はそんな常識はなかったかと。 ※質問者様へのお願い 皆様の回答には、不都合がなければ、お返事を書いてください。(一言のあいさつだけでも構いません。)いつもきちんと対応してくださっている質問者様には申し訳ないのですが、そうでないケースも多発しているため、このお願いは毎回載せさせていただいております。また、できればご質問の締め切りも、目的が達成されてから半日後から数日以内などの、早すぎず遅すぎない時期に行っていただければ、ありがたく存じます。なお、ポイント獲得の有無は、個人的にはほとんど気にとめておりません。どうぞよろしくお願いいたします。
お礼
回答ありがとうございました! 古代おいては、また中世でも王は自分のやりたいように あるのが当たり前ですよね。。。 民は本当に苦労したでしょうね。 今の日本では生まれながらにして人権が備えらえているので 時代はだいぶ、かわりましたね。 大変参考になりました。 やはり、歴史を見る場合は当時の環境、状況を見て、 判断しないと歴史を見誤りますね><