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部落出身の人との結婚について考える
- 部落出身の人と結婚することについて考えています。
- 彼の実家は部落を嫌がると知り、将来に困難を感じています。
- 部落出身の人と結婚して幸せになれないのかについて悩んでいます。
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質問者が選んだベストアンサー
今まで何の差別もなく、初めての差別体験が結婚のとき、というのはショックですよね。 私はdachs32さんの逆バージョンです。 夫の父が部落出身で、実家も部落に隣接しています。 私も、結婚の話が出て初めて、自分の両親の根強い差別意識に愕然とした覚えがあります。 私は九州の都市部の出身で、差別というものがあることは知っていても、地元では日常生活でそういうものに触れることはまずありませんでした。 地元の名家出身の父親がそういう意識を持っていることは知っていたのですが、リベラルだと思っていた母までが「やめておいたほうが・・・」と言い出したのには本当にビックリでした。 二人で私に黙って主人の実家(他県であり、200km以上離れた場所です)を見に行き、近所の人に昔の話を聞いたりもしていて、やはりあそこはダメだ、とまで言います。 その労力に背筋の寒い思いもしましたが、裏を返せば、私のことが心配でたまらないのだから、ただ一概に責める気にもなれず、「どうしたもんやら・・・」なキモチでした。 私は学生の時、ヨーロッパに1年留学して、差別される側になったことがあります。 アメリカの人種問題程目立ちませんが、ヨーロッパにもやはり人種差別というものはあるものでして、そんな場面に遭遇すると「嫌だ」よりも「なるほどな」ってカンジでした。 やはり人は自分と違う人を区別というか、差別するんやな~と。 そして、「なるほどな」と思った後、日本語交じりで大声で相手の非をとことん追求・・・。 日本人は事なかれ主義で反論しないもの、と思って面白半分に差別していた相手によく驚かれました。 (私のそのころのあだ名は「世直し侍」&「暴れん坊将軍」です(笑)) 差別することが当たり前の人を説得するのは、おそろしく体力のいるものですが、「お前は間違っとる!」と誰かが言わんと、ですよね。 私自身は部落差別というものが理解できません。 学校で同和教育を受けましたが、「???」な状態で、両親にいくら説明されても、根本的に「差別する意味がわからん!!」のです。 人種差別というのなら、不快ですが、ある程度理解できます。 しかし、同じ民族でって??? いつの時代だよ?? ここはインドか??? でした。 自分の頭で理解できないものを、両親とはいえ、人の言うなりになることはできず、結婚するまで、止める親&親の言うことを聞かない娘、で本当に毎日(1年近く!)修羅場続きでした。 家を出る、という選択肢もあったのですが、両親は好きですし、「差別が理解できない娘」に育ててくれたのは彼らなので、徹底的に話し合うことを選びました。 うちの両親にも誰かが「お前は間違っとる!」と言わなきゃ、と思いましたし(笑)。 両親は二人がかりでいろんな「やめた方がいい理由」を説明するのですが、これがまたどれも根拠が曖昧でして・・・。 部落関係の本を手に入れられるだけ読み、完全理論武装していた私は、ことごとく論破しましたが、「とにかくダメ」には反論のしようもなく・・・。 毎日「この人と結婚できないなら、一生独身で、ずっとこの家に住み続けてやる!!」と新興宗教の呪文のように唱え続けました(笑)。 両親との対話は、お互い異星人と話しているようなものなので、並行線をたどり、消耗戦となり、どちらも一歩も譲る気はないことを確認し合ったところで終わりました。 父の「勝手にしろ!」があんなにありがたい言葉だったとは(笑)。 dachs32さんの場合は彼自身もご両親の考えに影響を受けておられるところがちょっと難点ですが、彼が本当にわかってくれたのなら、問題はほぼ解決だと思います。 まず、体力&精神力が要りますが、話し合って相手を説得する、または、私のように、相手が嫌になって放棄するまで粘る。 そして、どうしようもないときは二人で「逃亡」ですわ。 ちなみに私の夫は、私が一年両親ともめたことも、自分の父親が部落出身であることも全く知りません。 もう他界した義父はそのことを一言も言わなかったようです。 義母は「息子らは知らんけど、あんたは知っといた方がいいかもしれん」と、結婚話が出たときに教えてくれました。 義母も結婚のときに周囲から反対されたそうです。 ドキドキしながら話したのに、私が「ここはインドですかー!?」と、笑い飛ばしたので気が抜けた、と後から義母に聞きました。 結婚後は、うちの両親が心配していたような不幸もなく(もうねー、笑わそうとしているとしか思えんようなことまで言うてましたの)とても幸せです。 両親もそのことには触れないようになりました。 健闘を祈ります。 とりあえず、美味しいモン食べて、体力つけて、がんばれー、です。 応援してます!
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私は都内に住む30代の男性です。 自分のことですが、参考になる?かもしれませんので、お話しさせてください。 私の実家は中国地方にあり、精肉店を営んでいます。 職業から判断されると思いますが、被差別部落出身です。 小学生のころ、部落差別があるということを道徳で習いましたが、 恥ずかしながら結婚という話がでるまで、自分がそうだとしりませんでした。 完全に他人事でした。 今思えば、私の育った地域はそういった差別が少なかったんだといった感じです。 20代前半、京都出身の方と数年お付き合いし、結婚という話になりました。 ご両親にあいさつに行った後、彼女の母親から連絡があり、別れてほしいといわれました。 家柄が違うと。 最初は狐につままれた感じだったのですが、 自分の両親をバカにされたような憤りと、どうしようもない悲しみと、いろんな感情が混ざり合っていました。 元々、痩せているのですが、7キロ体重が落ち、周りに心配をかけたんでしょうね。 駆け落ちすることも考えましたが、酷いことをいった人間も、 彼女にとっては唯一の両親です。その時の私はそっと別れることしかできませんでした。 その後、数年が経ち現在の恋人と知り合いました。 少しずつ話していくにつれ嫌な予感がしていました。 彼女は、四国の出身でした。 ご存知の通り、西日本では部落差別が残っていますよね。 彼女も小学校や中学校で、しっかりと教育され、家でもそういった家のことは結婚させないといわれて育ってきたということでした。 驚いたのは中学校の教師が、公然と部落差別をしていたこということです。自分の子供がもし、部落の子と結婚すると言ったら絶対に許さないと。 ちなみに国立の中学ですよ。 話はそれましたが、付き合う前から実家が精肉店であることを知っていたので、 私が被差別部落出身ということを彼女は知っていました。 だから、付き合うことを相当悩んだそうです。 それでも一緒にいたいと思ったからといって、もう3年付き合っています。 私たちはこの夏に結婚しようと思っています。 彼女の両親には許可はとっていません。 1年前、はじめて彼女の両親に会いに行ったのですが、会ってももらえませんでした。 それから、距離や、もっと複雑な事情もあり、会いに行けていないのが現状です。 でも、この人とならどんなことでも乗り越えられると思いプロポーズしました。 私の両親には、彼女の両親が許してくれなかったら、自分の娘や息子以上に大切にしてほしいとお願いしました。 堅物の父親が泣いてわかったといってくれました。 たくさん喧嘩もありますが、何があっても彼女を一生守ろうと思っています。 東京なら、正直そういった差別はほとんどないと思います。 友達に話しても、部落?といった感じですし、詳しく話しても、そんなバカな親ほっとけといわれます。 もちろんそんな単純なことではないのでしょう。 結婚は家と家なのかもしれません。 でも、自分たちが幸せになる権利、生きていく権利を邪魔する権利は、誰にもありません。 部落の人間が悪さをしていたり、それに便乗して商売をしていることも知っています。 きちんとした判断ができる能力がなければ、上っ面で物事を判断していまいますし、 近所にそういった人がいれば、自分たちが嫌がらせを受けたりするのでしょう。 彼女の両親が心配する理由がわからないわけではありません。 ただ、幸せになりたいんです。その権利は誰にでも自分にもあると思います。 ただ、彼の口から言ってほしいですよね。 差別される側の人間が関係ないといっても、立場的に弱いです。それもわかっています。 私の場合は、彼女が守ってくれました。だから、一生守らないといけないと思っています。 幸せになりましょう。 いろいろ大変だと思いますが、お互い幸せになりましょうね。 長くて読みづらいことをお許しください。
お礼
お礼が遅くなり大変申し訳ありません。 私も授業などで習い、自分がそうだということも知っていましたが いまの時代、そんなことをいう人間はいないんじゃないかと思い込んでいました。 祖父母や親世代の人間にはいるだろうけど、自分の世代にいるなんて...と思いましたね。 ただ、知識も全くなく、親の影響だけだったし、彼は親と半年に1度ぐらいしか会わないし 私のほうが近くにいる時間がずっと長いので、彼自身はどうにかできるかなと思っています。 当初よりは、だいぶわかってきてくれている感じです。 まだプロポーズもされていませんが、将来結婚があるならば、彼の両親とも会わないわけにいかなけど 部落出身だとわかれば絶対に反対されることは目に見えています。 結婚の挨拶としてではなく、部落出身ということを言う前に会っておいたほうがいいのか 部落出身だと先に知れれば、私がどんな人格かも知ることなく、会いたくないと言われるだろうし。 ただ、彼の両親のことは、もちろん彼のほうがよく知っているはずなので 彼を信じているので任せるしかありません。 確かに結婚となると家同士になるのでしょうが、だからといって、おっしゃられているとおり 『自分たちが幸せになる権利、生きていく権利を邪魔する権利は、誰にもありません』ですよね! 遅くなりましたが、ご結婚おめでとうございます! leopon123さんの奥さまになられる方も、付き合うときに悩まれた、自分のご両親に反対されても 結婚を決められたのですから、絶対に幸せになってくださいね。 きっと、いや、絶対になれます! 私も頑張るので応援しててくださいね! まとまりのない文章になってしまって、ごめんなさい。 ありがとうございました。
- omaccha
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またまた、こんにちは(笑)。 昔の記憶だけで説明するより、彼に本を読んでもらって、自分で考えてもらった方がよいかもしれません。 人は誰かに説得されるより、資料を渡されて自ら考えたことの方が、強固な思いとして定着しやすいものだそうです。 (うちの頑固爺にはどっちも無意味でしたが(笑)) 図書館や大きい本屋さんであれば、人権問題のコーナーがあり、同和問題の本も揃ってますので、そこで読みやすいものを選んで彼に渡してみてはいかがでしょう。 アマゾンで検索してもいっぱい出てきますし。 あまり悲惨なものを渡してドン引きされても困るので、ライトなヤツから、ね(笑)。 角岡 伸彦の「被差別部落の青春」はわりとさらりとしていたように思います。 余裕があれば、北海道のアイヌや山の民サンカのことも調べてみるといろいろわかって面白いですよ。 ちなみに「橋のない川」は映画にもなってます。 うろ覚えの記憶ですが、お役に立てれば幸いです♪
お礼
またまた、ありがとうございます。 確かに記憶だけで説明は難しいですね。 というか、言えることは『差別は間違っている』だけですから。 彼は頭のいい人だと思うので、資料さえあれば理解に近づいてくれると信じています。 いままで書籍など気にして見たこと無かったですが本当に色々ありますね。 omacchaさんに教えていただいた書籍も参考にしたいと思います。 先日、彼と結婚についての話をしたのですが、まだ近い未来のようには考えれていないようです。 子供は欲しいみたいですが、結婚というものがイマイチわからないとか..(順序が逆!?) 私の仕事と休みが合わないし、彼の仕事は終わるのが遅いので、なかなか進みません。 仕事が忙しいのはわかるけど、それが考えられないって理由にならないよって言い合いに なってしまいました..。 でも、この問題は、目の前にやってくることがわかりきっているので いまから知識をつけてもらえるように頑張ります。 ホントに何度もありがとうございます。
- omaccha
- ベストアンサー率75% (3/4)
#16です。 丁寧なお返事、ありがとうございました。 追伸です。 声を大にして言いたいのですが、dachs32さんは何にも悪くありません。 罪悪感を覚える必要はまったくありません。 私が1年かかったところを20日位で・・・できると思います。 うちの父は知る人ぞ知る頑固爺です。いまだかつて人の言うことを聞いたことがありません(笑)。 一緒に住んでいたので、逃げ場はなく、かつ、頑固爺を説得しようとした為に1年かかっただけで、別々に住んでいたなら私は報告だけで済ましていましたよ。 本気で結婚しようと思ったら、彼は親と数年険悪になっても致し方ない、と思うハズです。 どんなに揉めても親子ですから、いつか何とかなります。 ただ、そのことで揉めていると聞いたりすると、dachs32さんは自分の責任ではないのに罪悪感を覚えるだろうことは容易に想像がつきます。 そんな話を聞きながら彼を支えていく、というのは針のムシロではないでしょうか。 私としては彼に、私が今のダンナにしたように、親の事は何もdachs32さんの耳に入れずに解決してもらいたいと思います。 事の重大さをわかってない・・・これもdachs32さんのおっしゃる通り、重大なことなんて何もないのです。 何もかも妄想なのですから。 彼の覚悟が心もとないカンジがするのが少々心配ですが、健闘を祈ります。 まず、ご存じかもしれませんが、角川書店から出ている「差別と日本人」(野中広務 辛淑玉 著)を彼に読ませてあげましょう。 京都の部落出身の元政治家と在日の女性の著者の対談形式で、差別問題が非常にわかりやすく書いてあります。 目からウロコが大量に落ちます(笑)。 新書なので、お値段も800円前後とお財布にもやさしいカンジです。 小説だと、回答者のどなたかも勧めておいでだった「破戒」もですが、やはり部落問題の文学作品ヘビー級は住井すゑの「橋のない川」ではないでしょうか。 小説として読み応えがありますし、あの時代にこれを書いた住井すゑの肝の据わりっぷりがあっぱれです。 じりじりと彼を洗脳・・・じゃなかった、改宗?させてみてくださいませ。 (本当に、差別する人を説得するのは宗教を変えさせるようなものです。) 言い忘れましたが、私は今近畿に住んでいます。 近畿は特に部落差別が根強いように感じます。 おかげで私はいろんな方に「お前は間違っとる!」と言うハメになりました(笑)。 訳のわからん妄想に負けず、どうかお幸せになってくださいませ!
お礼
何度もありがとうございます。 彼のご両親が頑固者でないといいのですが。 頑固者でないとしても、『部落はダメ』という考えを持っている方々には間違いありませんから 息子が選んだ相手ぐらいでは...スムーズにはいかないでしょうね。 ま、始めからそうなることがわかっているだけでも、覚悟ができていいのかもなのですが。 前回、『部落関係の本を手に入れられるだけ読み、完全理論武装していた私』と内容にあったので どのような本を読まれたのかと気になっていました。 部落出身の為、小学校~中学校にかけては、特別授業みたいなものがあって勉強していましたが (その頃は自分自身もワケがわかっていないので、させられているみたいな感じでした) 資料的なものは何もなく、自分の記憶だけで、どこまで説明できるものかと思っていましたので 教えていただいて助かります、ありがとうございます。 少しずつでも、彼を洗脳から引きずりだしてみます! omacchaさんの言葉は、とても励みになります。 現在は近畿圏にお住まいなのですね! もしかしたら、近くにおられるのかもしれないと思うと頑張れます。 いっそ、私の彼にも『間違っとる!』って言って欲しいです(笑) いい報告ができるように、頑張ります! 本当にありがとうございました。
- kiyokato001
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東日本の人間には全く理解できない問題ですね。 橋元前知事は、 『交通局の職員が、出勤もせずに年収1000万超なんてことは許さない。 是正する』 と大きな声で言いましたね。 これは彼自身が部落だからこそ口に出来たセリフです。 一般人ならとっくに抹殺されています。 しかし、あの、橋元前知事ですら、 一旦はそう言ったモノの、結局は全く手を付けることは出来ませんでした。 なぜなんでしょう、、? 私個人としては、賛成も反対もしませんが 親の立場であれば この結婚は反対です。 他の回答者様の中にございました以下の部分、 >部落の問題は >同和ということで >それで商売をしている連中が >いつまでも世間で >大きな顔をしているから >なくならないのです >差別がなくなると >商売あがったりなのです 実社会にいれば、上記の事例に大変多くぶち当たります。 とても難しい問題です。 親の立場に立てば、これは受け入れがたい問題です。
お礼
回答ありがとうございます。 東日本の人間には全く理解できない問題と言われながら 『部落の人間との結婚は反対』とは、差別されるのですね。 kiyokato001さんは、私は差別しますよと言っているのでしょうか。 そうゆう意味でなかったら申し訳ないですが、私にはそうとれました。 確かに、同和ということで悪い商売をしている人はいると思います。 ですが、『悪い商売をしている=全てが部落の人間』ではないですし 『良いことをしている=部落以外の人間』ではありません。 私は実社会に暮らしていますが、多くぶち当たることはありません。 東日本の方が多くぶち当たるとは意味がわかりません。 応援していただけない意見も貴重なものでした。 ありがとうございました。
- papur-snow
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・結婚という大きな幸せに向かって、船出しようと誓い合われたお二人の前に、 突然立ちはだかったもの・・・それが「部落問題」であるという衝撃に、 からだが震え、こみ上げる怒りを抑えることができませんでした。 悔しかったでしょう! 切なかったでしょう! 自分が悪いわけじゃないのに、どうしてそんなことで、今・・・と、怒りを感じられたことでしょう。 それでもなお、前向きに考えておられるあなたに、頭が下がります。 ・「部落」の街の女性と恋愛結婚をして、幸せを勝ち取った友人がいます。 (「部落」から遠い町で二人だけで暮らしたい)と泣く彼女を説得して、 そのまま蔑視する人だらけの街に、住み続けたのです。 「二人だけで幸せに暮らすのは、間違っていると思う。 結婚は、二人はもちろん、お互いの家族も幸せになることだと思う。 ボクは、みんなで一緒に、幸せになりたい!」 そう言って・・・。 ・私はあなたの倍以上の歳で、転勤族。父もそうでしたから、 沖縄から九州四国、山陰京都大阪、紀南愛知関東、長野新潟東北、 そして今は北海道・・・ふしぎと住む街の隣はいつも「部落」でした。 ・大阪では、その街から、高校生が同じバスに乗ってくるのです。 朝鮮の民族衣装を、堂々と着た女子高生もいました。 主に男子ですが、足をかけたり、座席どころかつり革にさえ近づけないように、 取り囲むのです。 そしてバスが揺れてその人が倒れ込むのを見て大声で笑うのです。 女子も爆笑です。 笑い声や笑顔の醜さを、この時初めて知りました。 ・二度目に倒れたとき、私は飛び出して彼女を支えました。 同時に支えたのが「彼」だったのです。 私たちは取り囲んだ男子や醜く笑う女子を無視して、通路をつくり、 その街から乗ってくる高校生たちを、次々と奥のシートに座らせたのでした。 ・部落の、特に朝鮮の人たちを、大空襲に怒りを覚えた人たちが、虐殺した過去があります。 原爆を落とされた人たちも、被爆して、収容所から逃げてきた外国の兵士を、橋に縛りつけ、 釘や針金を突き刺して、なぶり殺しにしました。 悲しいですね。人は、いつの時代も、理由を作って、差別を生むのです。 大人がそうだから、子どもも平気で差別する・・・。 ・彼は、暗いうちに起きて、最初は「墓地」、次は「公園広場」、次々と徹底的に 掃除を始めました。 彼女さえ、夫が何をしているのか、知らなかったのです。 ・やがて数ヶ月、街がなんだかキレイになっている・・・そんなうわさが立ちました。 でもまさか、自分たちが蔑視して、村八分にしている彼が、 街のために汗を流しているとは、全く気づかなかったのです。 ・お墓や広場や公園の次は、「歩道」でした。 掃除の手を休めて、花の種を植えたりしました。 そうして村は、キレイで、季節ごとの花に囲まれた、 住みやすい街になっていったのです。 ・役員会が開かれ、その人を探し出して、表彰しようということに なりました。でも、聞き込み調査をしても、「その人」を 発見できなかったのです。 ・みんなは、荒地に池ができ、整地され、魚が泳いでいるのを見、 かってはただ、ヤブ蚊が大量発生するだけだった荒地が、 今はいこい場になっている事実に、本格的に探すことを決めました。 でも、やっぱり「その人」を、見つけられなかったのです。 十数年、清掃を続けた彼は、池に魚を放したところで、活動を やめたからでした。 ・「北風と太陽」のお話のように、心を凍らせるブリザードには、 誰もマントを開かないでしょう。 お互いに理論武装して、ハリネズミになってぶつかり合っても、 深く傷つくだけです。 それを思って彼は、自分ひとりが大変な道を選びました。 そして、北風に向かって、太陽であり続けたのでした。 ・それからというもの、彼の家の前で立ち止まり、首をかしげる人が 多くなったそうです。 庭がとてもステキだから・・・もありますが、 「村八分にしてたんだ・・・まさかなぁ・・・」 と、半信半疑だったようです。 ・中庭から聞こえてくる、家族の幸せそうな笑い声にひかれ、 つい、中までやってくる人もいました。 テーブルの上にはお客様用のお茶セットがすでに置かれ、 すかさずケーキが出され、あたたかく歓迎されたのでした。 ・長くなりました。結びに彼女の言葉を紹介して終わります。 『私は何もしてません。ただ、 (北風に、北風で対抗したくない) と言う彼の後ろで、この人を照らす小さな太陽になろう・・・ そう思っただけです』 ・一番大切なことは、誰が見ても、お二人が、羨ましいほど幸せそうなこと。 全てはここから始まります。 そして、互いの家族が幸せであるように祈る。 たぶん、他には、何もいらないのだと思うのです。
お礼
回答ありがとうございます。 結婚をあまり意識せず、現実的に考えていなかった彼に 『結婚を前提にしよう』と言われた時、やっとココまできたと思った矢先に 突然、『部落』という大きな壁ができて、本当にカラダが震えました。 『私のせいではない』、『なにも悪くないのに』、『生まれた場所のせいで』 色々なことがこみ上げてきました。 彼に必死に訴えた結果、少しだけ彼を変えることができました。 そして、今までと何も変わることなく、私と接してくれます。 彼の親の世代にわかってもらおうというのは限りなく無理に近いと思います。 ただ、彼とこれから勉強して、彼に理解してもらうことが先だと思っています。 親から、『部落はダメ』と聞かされて、『部落はダメなんだ』と思って今まで生きてきた彼が 選んだ彼女を、親がどう思ってくれるのか。 彼が将来、親を説得できる為の知識・力を、私は彼につけたいと思います。 この問題を乗り越えないと、幸せは見えません。 逆に、乗り越えられたら、幸せが待っていると私は信じています。 だから頑張ります。 ありがとうございました。
- kitasensei
- ベストアンサー率59% (43/72)
No.11です。 ご丁寧な返信恐れ入ります。大切なことを申上げるのを忘れていました。 私の経験と思想では幸福と不幸の総量は大方見合っています。貴方のように辛く苦しい経験と思いを重ねられた人ほど、その御苦労に報われる資格があるわけで、これからの人生はきっと報われて素晴らしいものになると確信していますし、そうでなければ人生も社会も余りに不条理です。 今までの御苦労が貴方を素晴らしい人格に育て上げたことは書かれている内容で分ります。辛く悲しく苦しい思いと経験をされた方だけが真に優しくなれます。貴方は今、その為の最後の難関にさしかかっているのかもしれません。その難関を乗り越えた時、貴方は歓喜を得られるでしょう。 か細くとも一筋の光明が見える限り人間は希望と勇気を持ち続けられます。御自分の心の中から決して光明を消さないでください。このサイトに一文を寄せておられる方は皆、貴方のために力になりたいと思っているのです。貴方は決して一人ではありません。貴方のために見も知らな方がこれだけ心を砕き勇気付けてあげたいと願っているのです。私たちを悲しませないでください。勇気を持って踏ん張ってください。心から応援しています。苦しくなったらまたこのサイトで訴えてください。皆、心を一つにして見守り応援しています。
お礼
何度もありがとうございます。 一筋の光、私の今の光は彼です。 『部落はダメ』という固定概念から、少しの話をしただけで 『違うのかもしれない』という考えへ変えられた。 彼の親の世代は無理かもしれないけど、彼ならどうにかできる。 いまはそのために頑張っていきます。 こんなにたくさんの方に応援していただけると思っていなくて 感謝で涙が出ます。 本当にありがとうございます。 どうしても辛く苦しくなったら、また応援してください。 みなさんの応援に答えられるように頑張ります。
- max-jun
- ベストアンサー率8% (5/57)
NO8です。回答へのお礼ありがとうございました。私も部落の人間です、最初に書けばよかったですね、ごめんさい。 あなたの負けたくないというお答えに強い意志を感じました。 あなたの負けたくないという意志でふたり話合って彼の考えをすこしでも変えていきましょう。 私が危惧したのは結局は部落の人間の方が、まだまだ悲しい立場に置かれることが多いということです。 進学・就職・結婚に際して涙を流すのは部落の人間だからです。そこで悔し涙を流して終わってしまう人がいままでたくさんいました(私も含めて)。そんな風にならないようにと思い、あっさり身を引きましょうなんて言いましたが、あなたの負けたくないという言葉に自分の回答が間違っていたことを恥じています。 まだまだ一部とはいえ、部落に偏見を持っている人はいます。 お二人が結婚されて大切なことは、しっかりとした家庭を築くことだと思います。 彼がどのようなお仕事をされているかは分かりませんが、経済的にも社会的にも自立した家庭を作っていくことが大切だと思います。 もし家庭内にゴタゴタしたことが起こると、結局はあなたの場合だったら「やっぱりあんな嫁をもらうから、○○君がダメになったのよ」って必ず部落のほうが悪く言われます。 私の知り合いのケースは、男性の方が部落で女性の家族から猛反対をされたらしく、女性は家族に行き来を断絶されました。でも女性はそれでも構わずその男性と結婚されました。 反対された理由はやはり部落だという偏見と経済的に娘が苦労するんではないかとう家族の危惧です。 でもその男性は、結婚された時は公立中学の先生をされていて(特に経済的には問題ないとおもうのですが)、その後公立高校の教員に転出されて、その途中に大学院で修士課程を終えられ、請われて大学の助教授になられ、今は教授をされています。(その男性は世の中の偏見には負けないという思いを持って頑張ってこられました。今も頑張っておられます。) そうなると女性の家族の見る目を違ってきたようで、偏見として持っていた、「部落=悪い」という考えからから、そういう人たちばかりではないという風に変わったらしく、今では普通の付き合いになっているそうです(それが当り前なのですが)。 でもすので、きっと負けたくないという強い意志の持ち主なので、この恋愛が例えダメになったとしても(ごめんなさい)悔し涙を流すことがあったとしても、また立ち直れそうな気がします。 同じ立場の人間としてこの恋愛がうまくいき結婚され、幸せな家庭を築かれることを願っています。
お礼
2度目の回答ありがとうございます。 同じ立場の方だったのですね。 なにも謝っていただくようなことではないのに、こちらこそ申し訳ないです。 彼の両親のことは、まだ私は何も知りません。 ですが、彼のことなら他の人より理解しています。 彼なら話し合えば、きっとわかってくれると思います。 そう思えるので頑張れます。 私は、地元の公立中学・高校を卒業し、地元企業に就職したので いままで差別を受けたことがありませんでした。 受けたことがないだけに、『いまどき差別する人なんていない』と思い込んでいたのだと思います。 それが、こんな形で初めての差別を受けるなんて、まして恋人から直接。 悔しくて涙が止まりませんでした。 ですが、彼は部落についての知識が全くなく、親の影響だけということを知って 彼なら私の力でどうにかなると思ったので、頑張ろうと思いました。 『身を引く』というのは、絶対に間違っているとは思いません。 そのときは辛くても、あのときの選択は間違っていなかったと幸せになられている方もたくさんいます。 いまより傷が深くなるかもしれません、これから先もっと泣くことがあるかもしれません。 もちろん、いくら頑張ってもダメなものかもしれません。 ですが、私はやれるとこまでやりたいと思います。 max-junさんのお知り合いのケースのように、「部落=悪い」ではないと 相手の考えを変えれるような自分になりたいです。 ありがとうございました。
こんにちは 質問文読みました 私の兄は先日結婚しました。ウチの両親は相手の女性について、兄を愛してくれるならそれで良い、兄が選んだ相手なら間違いのない筈だ、としか言いませんでした。 基本的な結婚の条件ってそうだと思いませんか? 憲法にも、結婚はお互いの合意でのみ成立するって定めてあります。 そりゃあ、本人同士が愛し合っていても他に複雑な問題を抱えている場合もあるでしょう。 しかし考えてください。 世間の目、親の意見といったものは結婚において最も重要視すべきものなんでしょうか? 違いますよね。貴方と相手の男性はお互いに愛し合っている。このことが他の何よりも大事なのは貴方が一番分かっています。質問文を読んでいて思いました。 同和地区問題について、私は小・中・高と学びました。 学ぶ度に、まだこんなことで差別する人間がいるんだ、とびっくりしました。 クラスメイトも皆そうでした。授業が終わった後もしばらく皆で、なんて意味のない差別なんだろうと話していました。 新しい世代はこうなんです。相手の男性も、差別的な親のもとで育っても、貴方への気持ちの方が大事だと分かっていらっしゃるじゃないですか。 だから、何も気にする必要はないのです。 今は、差別をする人間の方がおかしいです。 あなたの幸せを願っています。
お礼
回答ありがとうございます。 彼の両親は、私の両親より高齢で、私の地区より田舎なので部落への意識が強く残っています。 『部落差別が当たり前』の時代・環境で生きてきた人たちです。 いまのように、ちゃんと教育を受けていれば、間違っていることだとわかるのに 間違った教育を受けたせいで、彼までがと思うと悔しくてたまりませんでした。 『差別をする人間のほうがおかしい』 本当にそうです。 ありがとうございます。 頑張ります。
- kitasensei
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貴方の文を読み、言葉の一文字一文字の間、一行一行の間に、御自分に責任も原因もないいわれなき差別と仕打ちに堪えてきた辛く悲しく切ない思いと、打ちひしがれそうになっている心から流れ出る涙が溢れているのを感じました。私も涙なしに拝見することが出来ませんでした。よく頑張っておられるとただただ頭が下がりました。 私は東北出身です。高校時代に島崎藤村の『破戒』を読み、全く実感が持てませんでした。というのも私の地方ではそのような差別を生む条件とか環境とか、そういったものが全く存在せず、歴史では学んでいましたが文字の上のこととしか感じられなかったからです。 私が初めて部落問題に向き合わされたのは、大学に入学して東京に出、クラスのコンパをした時でした。互いに出身地を紹介し、私が「私の部落は田園の真ん中にある」と言った言葉を頭に止めていた級友がいて、コンパの後に「君は部落出身なのか?」と聞いてきたのです。私はあっけらかんと「そうだよ。それがどうしたの?」と答えました。私の地方では「部落」というのは町場(まちば)に対する農村の集落を指していました。誰もが「おらの部落では」と言っていたのです。それがそうでないことがあるのだということを知らされたのです。話しかけてきた級友は私の説明を聞いて「部落」を集落という意味で使用している地方があることを知り驚いていました。お互いに驚いたのです。彼は大阪の堺市出身者でした。そして「何処にどういう人がいるか知れないのだから、迂闊に『俺の部落』などと言わないほうがいい」と親切に忠告?までしてくれました。勿論、それで「部落」と言わなくなったわけではありませんが、『破戒』の世界が決して小説ではなく現実なのだと知り、そのことに大きなショックを受けたことを覚えています。 幕府が『士農工商』の最低層とした『商』の人々に「自分たちはまだましなのだ。まだ下があるのだ」という優越感と差別感情を与えて不満解消を計る政策で作ったのが、ある種の職に就いている人たちを「部落民」とする差別でしたが、間違えてならないのは身分差別は職業差別であって人間としての差別ではなかったはずだということです。部落民とされた人たちは悪人でもなければ犯罪者でもなく、社会の鼻つまみ者でもありませんでした。ただ、職業上の点から身分制度の最下層にされただけです。では、その上に住んでいた士農工商の人がどうだったかと言うと、部落の人たちが生産した物のお陰やお世話にならず、頼らずに自前で何もかも仕度し用意して生活していたわけではないのです。 そうした歴史的なものは今でも存在していて、例えば大阪の食肉加工会社で賄賂事件か何かで刑事訴追された会社の社長は、いわゆる部落出身でした。彼が何したかというより、彼を卑下し差別しながら彼がしているお陰で毎日の食卓に肉料理を載せられるという事実を、差別している人たちは何も考えていなかったのです。もし部落出身の人が人間に相応しくないと言うのなら、その人間に相応しくない人たちが作った物を食べて生きている人たちは完全に人間以下ではないのか、と私は思い続けています。ですから食肉加工会社の社長の行為が犯罪として糾弾されなければならないのは当然であっても、そこに部落出身者という冠を被せる報道に 私は「マスコミは天に唾している」と思いました。 人に対する差別も間違っていますが、職業に対する差別を人に対する差別と錯覚誤解して来たのが日本の歴史です。そして士農工商の人たちは自分たちの職業差別だけはさっさと廃止し、部落と称される人たちのいわれなき差別については解消をせず、誤解を解く何等の努力もしませんでした。 貴方が仰るとおり部落出身だからというのは人を判断する為の基準にはなりません。表現方法として適切でないかもしれませんが、部落出身者を差別する社会に生きている為、何かがあれば「あの人は部落出身者だから」と言われるだろう事を想像し、毎日毎日の日常を針の筵にでも座るように気を遣い、慎重に心配りをし、間違いを犯さないよう、非難されないよう神経をすり減らして過ごしておられたのだと思います。ですから部落出身の人たちの方が遥かに人間としてまともな生き方をしているはずだと私は思っています。 そういう視点で捉えたら、「部落出身者だから」と蔑まれる人たちが何か不都合なことを起しても本来なら大した問題になるはずがありません。なぜなら「まともでない人」が起したことだからです。反対に、まともで立派なはずの人たちが不都合なことを犯したら、それは大変なことになるはずです。普段偉そうにしているのですから失敗や過ちに対する評価が反作用的に厳しくなるのは当然です。では、そのような立派な人たちが毎日立派なことをしているのかとなると、実は反対です。そこにいわれなき差別をする人間の下品さ、下劣さ、人間としての低級さが見て取れます。 他人を自分の下に見ないと安心出来ない下品な心情、人を下に見ることによって満たされるという空虚な心理、これほど人間として恥ずかしく感じるものはありません。しかし差別し差別感情を持つ人たちはそのことに気付かないのです。差別することは結局回りまわって自分が差別されることにつながるのだということさえ気付かないのです。自分が人間として扱われたいなら周囲の人も人間として扱わなければならないのだということを知らないのです。子供の教育現場のような言葉になりますが、人は人同士で生きるから人間なのです。動物の間に入って「俺はに人間だ。偉いのだ」と叫んでも動物は尊敬などしません。尊敬されたければ尊敬される場所で尊敬される人として全うな生き方をしなければなりません。ルソ-は「人の人たる所以は、人と人との結合にあり」と言いました。差別し差別感情を持つ人たちは人間として最も大切なもの、不可避のもの、根源的なものを欠乏しているのです。 差別することは恥で自分自身を卑しめることだと知らず、差別することで自分が偉いとか満足するとかいうような人と天を同じにし、同じ空気を吸っていると思うだけで息苦しくなり恥ずかしくなるのです。 貴方の文を涙無しに読むことが出来ませんでした。そして苦しみ追い詰められている貴方を助けることが出来ない自分を情けなく恥ずかしく思いました。貴方の質問に適切に答えることが出来るものを何も持ち合わせていない自分がこれほど恥ずかしく情けなく思ったことはありません。何も出来ず無力で御免なさい。本当に御免なさい。 貴方の方が私などより数段立派な人です。
お礼
回答ありがとうございます。 近畿圏より西と東では全く違うのですね。 同じ日本でもこうも違うなんて思いませんでした。 とても真剣に考えていただき感謝します。 本当にありがとうございます。 島崎藤村の『破戒』は、私は読んだことがありません。 耳にしたことは以前もあり、今回のことでも何度か耳にするので 購入して読んでみたいと思います。 まず、私が読んで、彼にも読んでもらいたいと思います。 何もできないなんて、とんでもありません。 私は、この質問を立てるときに怖くて悩みました。 私は、頑張ってとか応援してくれる方を望んでいましたが 部落の人は身を引かないといけないんだよという回答ばかりだと 自分がどうにかなってしまいそうだと。 ですが、皆さん、差別は間違っていると、幸せを願ってくれるという回答を たくさんいただいて本当に勇気がでました。 本当に本当にありがとうございました。 頑張ります。
横浜で通っていた中学の時でしたかね。 歴史の授業の中でやや左翼っぽい先生が「実は・・・士農工商の身分の下にエタ・非人という身分があってね。」との一言を話されました。そこから先へは踏み込まず、これで終わり。 学校の授業の中で、同和に関するものと言えばたったこれだけです。 東京・横浜地区での同和に対する関心は関西地区に比べて格段に低い状況です。 隣近所でもやたら干渉されることを嫌います。 私自身、隣の家が何人家族でご主人がなにをされている方なのかを知りません。 根掘り葉掘り聞いてくるオバサンには「うるせえババアだな!」って以後は無視。 同じマンションに住む隣人が同和地区出身者だったとしても、「フーン。」でおしまい。 少なくとも関西地区ほどの大騒ぎにはなりません。隣人が同和地区出身であることで私が得する訳じゃないし、損する訳でもないし。 まぁ、悪く言えば地域社会に対して無関心なんでしょうけど。 部落差別ってdachs32さんが思っておられるほど全国区ではないと思います。 但し、部落出身ということを気にしない=部落差別は人権的にみておかしい!あなたを一人の人間として受容れよう!みたいんじゃなくて、ドーでもイイやみたいな感じですけど。 そんな私が、就職して社会人としての第一歩を踏み出したのが奈良県でした。 と、ある週末のことです。 日曜日に田舎道でも歩いてみようかなと思っていたところに、地元っ子の女子社員から手招きされて「○○地区と△△地区は入り込んだらアカンよ。」と言われました。 何で?と聞いても、「とにかくアカンねん。」と言うばかり。 もしかして“カムイ伝”とか“橋のない川”とかの世界なのかと思い、上司に聞いてみたら正にその通りでした。 dachs32さんや彼氏がお暮らしなのは、奈良に限らずこのような風土なんでしょうか? だとしたら辛いよね。 彼にその気があるのなら、隣人に無関心な土地へと二人揃って脱出しちゃえば? これって人によっては“逃げ”と言うかもしれませんが・・・ 世間一般の常套句「ボクは構わないけど、親が反対なんだ。」→そのボクが親になった時、ボクの息子は多分こう言います。 「ボクは構わないけど、親が反対なんだ。」 差別する側の考え方は親から子へ、子から孫へと相伝されて、そのたびごとに強さを増していきます。 士・農・工・商・エタ・非人は江戸時代の制度なんでしょうけど、ある日突然士農工商に属する人がエタ・非人になったわけでもなく、もっと前から何らかの差別を受けていた人たちが組み込まれたのだと思います。 もしかしたら千年以上連綿として受け継がれた差別意識は、あなたがたお二人がいくら頑張っても消えるものではありません。 被差別部落出身者は、そうでない者とまったく同じ人間です。 それなのに云われのない差別を受けている・・・そんな土地から出て平和な家庭を築くことは決して“逃げ”ではないと思います。 お二人に神のご加護を!
お礼
回答ありがとうございます。 全国区ではない。 関東のほうが羨ましいです。 『あの道から向こうは部落だから行ってはいけない』 昔はあったようですが、今はそこまでではありません。 ただ、私の住んでいるところより、彼の実家の地方は意識がキツイようです。 いくら頑張っても、きっと認めてもらうのは無理だろうと思うところはあります。 みなさんの回答をいただいて、関東のほうへ行ければなぁと思ったりもしちゃいます。 でも、彼が好きで、一緒になるためにはそんなことも言ってられません。 部落出身者は、そうでない者と全く同じ人間。 みんなそうゆう考えをもってほしいです。 違うっていう人間は、生まれた場所が違う以外、なにが違うのか問いたいです。 納得できる理由がない限り、私は彼から身を引きません。頑張ります。 ありがとうございました。
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お礼
回答ありがとうございます。 逆バージョンとはいえ、結婚されて、幸せになられている方をみて勇気がでます。 omacchaさんのご両親も、全く気にされてないわけじゃないでしょうが 幸せなomacchaさんの姿をみて、安心されているのでしょうね。 私の場合は、彼の両親なので、直接動くことができません。 私も、自分の両親が間違っていると思えば、とことん反論します。 逆なら、絶対にどうにかしてやる!と頑張れるのですが。 彼は、私が部落出身だと知っても、結婚を前提に続けていこうと言ってくれましたが 知識がなさ過ぎて、事の重大さをわかっていないのだと思います。 (本来は重大も何もないことなのですが...) 最悪の場合、『自分の親と縁を切らないといけない』など、思いもしていないはずです。 彼の両親には会ったことがありませんが、彼が両親を大切にしているのは話でわかります。 そんな両親思いの彼も好きなので、『縁を切らせたくない』けど、『私も諦めたくない』。 だから、彼に両親の完全な説得は無理でも、話ができる知識をつけなくてはと思います。 でも、omacchaさんとご両親のように、平行線をたどるのは目に見えているし 彼がそれに耐えられるのかが不安です。 耐えられるように、粘って粘って粘り勝ちできるように、私が支えないとですね。 中国地方の実家から、就職のときに近畿圏に出てきてから、彼はずっと1人暮らしのようで お盆とお正月休みの年2回、1週間ほど実家に帰ります。 普段から忙しい仕事をしていて、そんなときぐらいしか、のんびりできないのに 私はその時間を、両親の説得に使わせて、気持ちよく実家に滞在させてあげれないのかと思うと 悪いことをしているわけではないのに、なんだか罪悪感が生まれてしまいます。 でも、でも諦めたくないんです。 omacchaさんが、毎日のように話し合って、1年近くかかったものが 年に20日ほどしか実家にいない彼にどうにかできるものなのか。 『差別することが当たり前の人を説得するのは、おそろしく体力のいるもの』そのとおりです。 「お前は間違っとる!」と、彼が両親に言ってくれれば。 彼の両親が、息子の言葉に耳を傾けてくれればと祈るばかりです。 その為には、まず彼に、omacchaさんや差別反対の人と同じように 『差別する意味かわからん』と彼に思ってもらえるよに、まず私が頑張ります。 部落出身を告白する前に、『結婚を前提』と言われたときには、近づいた!と思いましたが 告白してからは、まだまだ遠いなぁと思いました。 でも諦める気には、これっぽっちもなれなかったので、行けるとこまで行ってみます! お礼のつもりが、長々となってしまってゴメンナサイ。 応援ありがとうございます!