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「どういう風の吹き回し」の「どういう」の使い方
とある小説を読んでいたら、「どうした風の吹き回しか」というセリフがあり、この「どうした」という部分にすごく違和感を覚えました。 しかし、「どうした風の吹き回し」という使い方が文法的におかしい(不正確)ものなのか、おかしくない(正しい)ものなのかがさっぱりわからず、もやもや感が解消されません。 どなたかご教示いただけないでしょうか。 考えてみれば、「どういった風の吹き回し」という表現も正しい使われ方かどうかわからなくなってきました(今までは無意識に使っていたような気がします。)。併せて、この点もご回答いただけると幸いです。 よろしくお願いいたします。
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全て自然な表現ですが微妙にニュアンスが異なります。 「風の吹き回し」を「その気分の発生」のように考えるとわかりやすくなるでしょう。 1. 「どういう風の吹き回しか」→ 「発生したそれはどういう気分なのか」というニュアンス。 「気分」の内容自体に重点を置いた疑問。 2. 「どうした風の吹き回しか」→ 「どのようにしてその気分が発生したのか」というニュアンス。 「気分」の発生した経緯に疑問を持っている表現。 3. 「どういった風の吹き回しか」→ 「発生したそれは大体どういう気分なのか」というニュアンス。 1とほぼ同じですが、「~(と)いった」によって曖昧性を含んだ表現になる。
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- moto_koukousei
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どういたした、如何いたした、どうした、いかがした、どういった、どういう、 ⇒ 同じ意味だと思います。 こういうことは、こういったことは、極悪人というものは、極悪人といったものは ⇒ 区別はないと思います。 「た」には、いくつかの用法があるようです。 (1)言葉の末尾につくとき ⇒ 過去を示す (「NOと言った」) (2)完了した状態を示すとき ⇒ 「売れた」「建てた」 (3)体言の前に置かれるとき ⇒ 現在の状態を示す (「困った表情」「似た格好」「曲がった樹」) (4)将来を示すとき ⇒ 「これを仕上げたところで休みをとる」 (5)仮想・事実と異なることを例えでいうとき ⇒ 「絵に描いた餅」 (6)軽い命令形をつくるとき ⇒ 「さぁ笑った」「どいた、どいた、ぶつかるよ!」 (7)感動や意思を表現するとき ⇒ 「やった!」「あっ笑った!」「あぁ驚いた」 (8)「いう」のあとにつけて説明する対象を示すとき ⇒ 「そういったことが、関係を悪化させる」 この(8)の例は、「そういったことが、関係を悪化させる」「そういうことが、関係を悪化させる」でも、どちらでも同じでしょう。 「どういったふうに」「どいうふうに」も、どちらも同じ意味で、どちらも正しい使い方だと思います。 「あなたは、この先どういったやり方をするつもりなの?」と、将来のやり方について「た」を使うのも問題ないと思います。
お礼
詳しい解説、ありがとうございました。 (8)の例のご説明がとてもわかりやすかったです。 正しい、正しくないの問題というより、文脈から感じるニュアンスの問題だということが分かりました。 本当にありがとうございました。
確かに頭がこんがらかりますね(笑) どちらも正しいのですが、疑問と結果に分けると、 解りやすくありませんか? 「どういう風・・・」は疑問です。 「どうした風・・・」は結果としてもう吹いたのです。 説明が下手ですみません。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 どちらも正しかったのですね。 たしかに、読み直してみると「どうした風・・・」と書かれていながら、文脈としては疑問に近かったので違和感を覚えたようです。 とてもすっきりしました。ありがとうございました。m(_ _)m
- princelilac
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「どういう」が一番自然に聞こえるます。しかし、あまり気にするほどの差はないように思います。日頃聞きなれた言葉でも、ふと気になることってよくありますね。 「どうした」し何か時代劇の江戸の言葉のようなイメージがあります。「どういった」は字余り的な感じがします。
お礼
ご回答ありがとうございました。 >日頃聞きなれた言葉でも、ふと気になることってよくありますね。 そうなんです!! ふと気になったら、もやもやし続けて、堪らず質問投稿してしまいました。 ご意見、参考になりました。ありがとうございました。
お礼
明快なご回答、ありがとうございました。 細かいニュアンスの違いまでご説明いただき、非常にすっきりいたしました! お礼申し上げます。