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放射性セシウムが雨に洗い流されないのはなぜ?
アルカリ金属である放射性セシウムは空気中で容易に酸化され酸化物は非常に水に溶けやすいはずである。なのになぜ放射性セシウムは土壌表面近くに蓄積し雨に洗い流されづらい。 この原因についてあなたはどう思いますか。 この問いの正解は現時点ではどこを調べてものっていないでしょう。あなたの思考能力が試されます。いい加減な答えをすると後世で真実が明らかになった時点で恥をかきますよ。気をつけて答えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
原子炉からCsが環境中に放出された場合、イオン態として雨に溶けた状態で土壌に降下する割合が大きいと考えられる。Csは土壌に降下するとKと同様に1価の陽イオンとしてふるまう。土壌は負の電荷を帯びているため、正電荷を帯びた陽イオンを引きつけ、土壌の表面にとどめる性質がある。土壌に含まれる粘土鉱物の中には、負電荷のある場所がCsを閉じ込めるのにちょうどいい大きさを持つものがある。このため、Csは他の陽イオンに比べ土壌から離れにくい傾向にある。
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- reflector
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- P_hydra
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難溶性の複塩を形成してるって説もあるようですね。 ただ、セシウムはメガベクレルでも10^(-10)molオーダーですからね。 複塩の溶解度データを見つけられませんでしたのでよくわかりませんが、 相当に難溶でないと析出してこないんじゃないかな? やはり、吸着が正解では? >陽イオンの吸着だけだった場合は、吸着量は陽イオンの濃度に依存するはずです。 物質の量として考えた場合、セシウムは極微量ですから、 土壌に浸透すれば、流れ込んだ量に比例して、 実質無制限に蓄積するでしょう。 雨どいの出口付近の放射線量も普通に説明できると思いますが? 飽和吸着の話と混同してません?
補足
一種のカラムクロマトグラフィーのような状態になればなかなか浸透しないという原理は説明できますが、分配係数をつかった計算では溶液中の濃度がゼロに近くなっても何年も何十年も吸着状態を保つというのは不自然ではないでしょうか。
- reflector
- ベストアンサー率7% (37/491)
陽イオンが土壌に吸着されやすいことは、等電位面によるものです。 間違った回答にベストアンサーを付けるのは質問者側なので、恥の条件は五分五分です。
補足
陽イオンの吸着は恐らく間違いないでしょう。しかしそれが全てだとは到底考えられません。 陽イオンの吸着だけだった場合は、吸着量は陽イオンの濃度に依存するはずです。雨どいの出口付近の放射線量が高いという事実はこれでは説明できませんね。 さあ現時点で正解が確定できていない問題にどうこたえる。あなたの思考能力が試される!
- malaytrace
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>この問いの正解は現時点ではどこを調べてものっていないでしょう。あなたの思考能力が試されます。いい加減な答えをすると後世で真実が明らかになった時点で恥をかきますよ。気をつけて答えてください。 陽イオンが土壌に吸着されやすいことは、土壌学では常識中の常識です。載っていないなんてことはございません。
補足
吸着だけならば雨で流されない理由としてはちょっと説得性にかけますね。常識という決め付けで何もかもを片付けてると真実はみえてきませんね。この考え方では後世で「恥」になる危険大ですね。
- 15keeper
- ベストアンサー率44% (45/102)
恥をかきそうですが・・・ 長石類が風化して粘土鉱物になるとき、例えば水に溶けたセシウムイオンがナトリウムイオンやカリウムイオンと交換され、粘土鉱物中に含まれる。ってのはどうでしょうか。
補足
イオン交換樹脂というポリマーがありますが、それの鉱物版といったところでしょうか。説としては十分説得性がありますね。真偽は現時点では不明ですが恥にはならないでしょう。
お礼
吸着理論が常識だというトートロジーに陥ってしまいこれ以上議論の発展がのぞめそうにないのでこれくらいで打ち止めにします。 No.2の方も吸着理論以外を排除する態度が感じられますが多少なりとも「死の灰」の生成過程への考察の試みが含まれている点で他の方よりもトートロジーの悪循環から抜け出すきっかけを内在した回答だと思いベストアンサーに選びました。吸着理論が全てだと言う意味ではないので早合点しないように!
補足
>イオン態として雨に溶けた状態で土壌に降下する割合が大きいと考えられる。 割合が大きいという推理には説得力がありますが逆をいうとそれが全てではないということですね。どうしてそれ以外の場合をどうしても無視してしまいがちになるのでしょうかね。