小説を読んでいると、たまにこの副詞は、
動詞にかかるのか、それとも話者の判断なのか悩むときがあります。
例えば、foolishlyを例にとると…
・文修飾
He foolishly opened the door
愚かにも、彼はドアをあけた
・様態の副詞
He opened the door foolishly
彼のドアの開け方は馬鹿ぽかった
文頭にくれば、文修飾だと判断できます
例)Financially, the city is in critical condition.
財政的には、その都市は危機的状況である
質問です。
foolishlyとか、happily(幸福に⇔運よく)など、
文修飾にもつかえるし、様態の副詞としてOKな単語は、
単純にその位置で判定できるのでしょうか?
文法的に詳しく教えていただければと思います。
よろしくお願いします
>foolishlyとか、happily(幸福に⇔運よく)など、
>文修飾にもつかえるし、様態の副詞としてOKな単語は、
>単純にその位置で判定できるのでしょうか?
その通りです。
様態とか文修飾という副詞ごとの意味の問題というより、
副詞には、動詞の後ろにぶら下げる使い方と、前の方からかぶせる使い方があって、
ぶら下げたときは、ひっかかりのある、その動詞だけを、
かぶせたときは、投網を広げるように、その後のまとまった部分を修飾する。
そういうイメージを持っていけばいいかと思います。
なので、文頭にくれば、ハッキリと文全体を修飾、
主語の後、動詞の前のときは、
続いている動詞を中心にある程度の大きさの塊を修飾する、
ご質問の例の He foolishly opened the door では、
塊が述語全体になっているので、文頭の文修飾と実質同等、
ただ、述語部分の長さ、というより、並立関係によっては、
後ろまで投網が届かないこともある(多い?)ので、
いつも、その位置なら、文修飾的になる訳ではありません。
普通余り副詞としての認識のない「not」の例が解りやすそうです。
I do not like it very much. で、
(very) much は、like にぶら下がって、likeを修飾、
not は、塊・like very much(とても好き) を否定 (あまり好きではない)
そこで文が終わらず、and などで、動詞が繋がっていたとき、
そこにもnotがかかるかどうかは、必ずしも一定でない。
お礼
詳しく教えていただきありがとうございました。 勉強になりました