1.中国、インドの人は金が大好きです。通貨が紙切れになった歴史があるのでしょうか。
通貨という以前に、なんども政権(正確には王朝)が変わっているので、政治に左右されない価値をもつ金や宝石で資産を保護するのです。土地はまったく役に立ちません。征服者が武器を持ってやってきたら、明け渡すか、殺される覚悟で反抗するしかないからです。
2.日本はあんまり金に関心がありません。通貨が紙切れになったことがないのですか。
*第2次世界大戦後はあったような気がします。(デノミで)
日本では確かに戦後のデノミ政策とハイパーインフレで通貨がほぼ無価値になったことがあります。しかし、土地はほぼ担保され、現金はそれなりに新紙幣の交換されましたので中国やインドのように「金や宝石などどこでも同様に換金できる資産以外はすべて失う」という経験はしていないといえます。
だから日本人は金銭的に資産防衛せず「国がなんとかしてくれる」と信用しているのです。
3.1.2以外の国ではどうでしょうか?
*南米はデフォルトとかデノミやってますね。
ハイパーインフレで有名なのは第一大戦後のドイツでしょう。ドイツは第一大戦でも敗戦国になりましたし、戦後の賠償金の支払いのために極度に国内経済が悪化し、ハイパーインフレを招きました。
その結果、ドイツナチス党が台頭し、第二次大戦の端緒を作ったのです。
第二次大戦後、戦後賠償を原則的にどの国も放棄したのはそのような経緯があるからです。
近年ではジンバブエが2004年にハイパーインフレになり、その年の10月には279%(2,790,000,000,000,000,000%)というとんでもないハイパーインフレになったそうです。
今は収束したようですが、通貨が紙切れというのはこういうことをいうのでしょうね。
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