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「分解者」の呼吸について

■「分解者は呼吸をする」と習いました。 ですが、分解者‥例えばバクテリア?のような小さないきものが、「スーハースーハー」と、気体交換をしているのが、想像できにくいです。本当に呼吸をしているのですか? ■「分解者は、有機物を分解して二酸化炭素などの無機物にする」と教わりました。 ひょっとして、彼らがになっているこの はたらきこそ、「呼吸」と言われているものの正体なのかな?とも思ったのですが…。  分解者の「分解」するはたらきと、彼らの「呼吸」は、まったくのべつものですか? よろしくお願いいたします。

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  • suiran2
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回答No.2

分解者の有機物の「分解」そのものが「呼吸」です。 呼吸には、細胞呼吸(内呼吸・細胞内呼吸)と外呼吸(ガス交換)といった二つの側面を持っています。 (1)細胞呼吸 細胞は、有機物を二酸化炭素と水等の無機物に分解します。この働きは、生物が生命活動を維持するのに必要なエネルギーを有機物からATPといった形で取り出す作業です。大半の生物は、この作業に酸素を使用します。これを酸素呼吸といいます。中には酸素を必要としない生物もいますが、この場合には無気呼吸(嫌気呼吸)と呼びます。 (2)外呼吸 一般的な酸素呼吸をする生物が、細胞内呼吸をするには酸素が必要ですし、老廃物として二酸化炭素を排出する必要があります。呼吸器官で酸素を取り込み二酸化炭素を排出しますのは、細胞呼吸でガス交換が必要だからです。 生物学で「呼吸」と言えば、ほぼ100%「細胞呼吸」を示します。世の中で「呼吸」と言えば、ほぼ「外呼吸」を示します。「呼吸」と言われたらどちらの意味か判別する必要がありますね。

penichi
質問者

お礼

簡潔で、とにかくわかりやすかったです。 読んでいて面白かったです。 ご回答、どうもありがとうございました!

その他の回答 (2)

回答No.3

発達(進化)した生物は、多くの細胞からなる器官を備えています。 私達が普段「呼吸」と言っているのは、多細胞生物の呼吸器官の活動の意味です。 単細胞生物は、分化した器官を持たないため、細胞膜の細孔から必要な栄養素や酸素(植物の場合は二酸化炭素)を取り込みます。栄養素の分解に必要な酸素の取り込みと、その結果発生する炭酸ガスの排出が、呼吸そのものです。 多細胞生物、特に哺乳類など呼吸器官を持つ生物は、全身の組織を構成する各器官の全細胞に酸素を届けるため、肺呼吸をしています。肺から血液に酸素を送り込み、細胞活動の結果である二酸化炭素も、血液を介して肺から排出します。 多細胞生物も、もともとは単細胞の集合体ですから、実際に呼吸しているのは全身の個々の細胞です。呼吸器はその補助機能を果たしているに過ぎません。 NO.2 の方の回答が、正しいと思います。 参考までに、言葉を換えて私見を述べました。

penichi
質問者

お礼

どうもありがとうございます。 「呼吸」という言葉の使い方一つ、なのですね。 理解ができて、とてもすっきりしました。 ご回答、どうもありがとうございました!

noname#194289
noname#194289
回答No.1

ここでの分解というのはわれわれの消化と原則的には同じと考えられると思います。でんぷんだったらアミラーゼ、たんぱく質ならタンパク分解酵素、脂肪だったらリパーゼによる分解です。分解の結果できたグルコース、アミノ酸、脂肪酸、グリセロールは単細胞である分解者によって細胞に取り込まれます。この過程は腸の粘膜細胞による吸収と同じと考えてよいと思います。呼吸というのはこの後酸素を使うエネルギー産生系の働きの結果水あるいは炭酸ガスができてくる過程を言うのではないでしょうか。原理的には我wらえの体が行っている内呼吸に相当すると思います。

penichi
質問者

お礼

消化と同じ働きだという、ご説明がとても分かりやすかったです。 しっくりきました。 ご回答、どうもありがとうございました!

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