レトロウィルスの疑問点
4月から高専物質工学科の一年生となります。将来は遺伝子工学に関わる職に就きたいと考えています。そこで、考えていた疑問をこの場で質問したいと思います。とてもレベルの低い、また勘違いしているかもしれない疑問ですが、一年生なのでご了承ください…
画像は、「生化学」の基本的な考えのセントラルドグマを簡略化した物です。
しかし、レトロウィルスによって絶対的な物では無くなってしまいましたが、ここで疑問があります。
なぜ、わざわざレトロウィルスはセントラルドグマに反して、RNAをcDNAに逆転写するのでしょうか?元々DNAではなく一本鎖のRNAを持っているのは何か理由があるのでしょうか?
何だか、逆転写酵素を用いて相補的な二本鎖のcDNAを作るのは非効率な感じがします。
レトロウィルスは、細胞を持っておらず他の生物のDNAの中に入り込む特徴を持っていますが、それならば何故わざわざ逆転写してまでDNAを作るプロセスが必要なのでしょうか?
また、【DNAは片方が遺伝情報を持っていて、もう片方はそれらの情報を損なわせないために存在している。逆を言えば、遺伝情報を転写するのは(コピーするのは)一本鎖の短いRNAだけでも事足りることになる。だから、レトロウィルスのような生体構造ならばRNAだけの方が効率的】というのは間違いでしょうか?レトロウィルスには、リボソームなどの細胞内小器官がないので、コピーする必要性もないのに、なぜRNAを持っているのか分かりません。
解答お願いします。
お礼
ああ、わかりました。宿主感染後、逆転写によりDNAを合成する際に働く逆転写酵素は、自身が作られた前の宿主で作られた酵素を新しく寄生したTセルの中で作用させるということですね。