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人名の下に添える敬称「さん」はいつ頃から使用

【さん】 人名などの下に添える敬称。「さま」よりもくだけた言い方。「伊藤―」「奥―」(広辞苑) この「さん」はいつ頃から使用されているものでしょうか? 江戸時代の古文書には出てこないのですが、 もしかしたら口語では使用されていたのでしょうか? よろしくお願いします。

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  • kine-ore
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回答No.2

「敬称の「様」は、「殿」よりあとの室町時代から見え、江戸時代になると多くなる。」(「言葉に関する問答集 総集編」文化庁) 書簡での宛名の敬称としての「様」の書きようも、書体の書き分けがあり、旁を「永」とした「エイザマ」から「美」のように崩した「ビザマ」、また「次」につくる「ツギザマ」など敬意に上下があり、蹲(つくば)ったように書く「ツクバヒザマ」あたりは、実際には「様」のくだけた言い方としての「さん」と通じるものがあったのではないでしょうか。 これが、話し言葉においては、「さま」からの変化は「さん」だけでなく、音律によって「はん」「つぁん」など多岐にわたったようです。 はん【様】「さん」の訛。イ・ウ列音・撥音にも付く。遊里の女詞として寛政頃から幕末にかけて行われた。(「江戸語の辞典」講談社学術文庫) ここから逆算すると、「さん」は寛政期よりまえから用いられていたことにもなるのでしょう。 また、これが「やん」になるともっとくだけて来ており、それはまた目下向けの「ちゃん」にも重なるのでしょうか。

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noname#160411
noname#160411
回答No.1

「東海道中膝栗毛」で「弥次さん」「あねさん」などと呼ばれていますから、江戸時代には使われていたんでしょう。

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