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シュウ酸カルシウム結石、リン酸カルシウム結石
以前、医療カテでも質問した質問ですが、その際に回答者の方に科学カテで質問した方がいいのではないか?といわれたので、ここでお手数をかけますが、質問させていただきたいと思います。 シュウ酸カルシウム結石は酸性条件下で析出されやすく、リン酸カルシウム結石がアルカリ条件下で析出されやすいのはなぜですか? 同じカルシウム結石なのに、このような違いがなぜあるのか良くわからないのです。調べても はっきり出ていないませんでした。 お手数をおかけしますが、ご存知の方がおられましたら、宜しくお願いいたします。
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- nious
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回答No.1
シュウ酸もリン酸も弱酸だから、 「pH効果」によりどちらの塩も「塩基性条件下」に於いて溶解度が下がる為、析出し易くなる筈です。 例えば シュウ酸の2つの酸解離定数をκ1,κ2、シュウ酸カルシウム(CaC2O4)の溶解度積をκspとすれば、 その溶解度:s(M) は次の式で表せます。 [Ca^2+][C2O4^2-]=s・{s・κ1κ2/([H^+]^2+κ1[H^+]+κ1κ2)}=κsp s^2=κsp・([H^+]^2+κ1[H^+]+κ1κ2)/(κ1κ2) ∴ s=√{κsp・([H^+]^2+κ1[H^+]+κ1κ2)/(κ1κ2)} 従って、pH→大 ([H^+]→小) で s→小、溶解度は小さくなります。 リン酸カルシウムについても同様の事が云えます。