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不確定性原理とエネルギー保存則は両立しますか
電子のエネルギーはある不確定な範囲のどこかになると聞きました。 エネルギーが不確定なら、エネルギー保存則に照らした場合、エネルギーが保存されているかどうかがわからなくなるのではないでしょうか。 たとえば、原子核のまわりを回る電子が、光子の衝突などによってエネルギーを得たり、光子を放出してエネルギーを失ったりする場合、エネルギーの値が不確定なら、プラスマイナスの帳尻が合っていることがどうしてわかるのでしょうか。 何卒よろしくご教示のほどお願い申し上げます。
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ちょうど、自分のブログで、似た観点の記事を書いたところです。 で、 エネルギーは、ΔtΔEの値に関係なく、系全体としては保存されます。 場の理論の基底状態=真空 は、Entanged状態です。 「A.Retzker Phys Rev. A 71 (2005)042104」 この論文は、たぶんですが、仮想光子(ファインマン図の環)の片方は、もう一方と、Entanged状態にある ということで、 したがって、 系全体のエネルギー密度は、ある領域で、±ΔEになっても、 他の領域で、その分が補われます。 これは、数理科学2009年2月号のp.51 に書いてある内容の帰結です。 (堀田昌寛博士の記事「量子エネルギーテレポーテーション」です)
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- notnot
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回答No.1
エネルギー保存則は、マクロな世界だけで成り立ちます。ミクロな世界では、突然エネルギーが短時間発生することがあり得ます。エネルギー量×その存在時間がプランク定数以下ならOK。
質問者
お礼
ご回答ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。おかげで、助かりました。