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簿記知識の実務利用と資格の有効期限について
- 簿記の2級取得後、実務で使わない知識はどんどん忘れていくのか?
- 2級取得後の決算能力と必要な知識について
- 2級取得後に実務で使用しなかった知識の対策と2級資格の有効期限について
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日商1級+税務会計検定1級(法人税・所得税)+税理士試験受験経験のある者で、税理士事務所で働いたことがあります。 簿記検定なんて、あくまでも第三者が目安とするものです。実務経験があれば、検定試験なんてあまり関係ないと思いますよ。 私の勤務していた税理士事務所の先輩には、商業高校で簿記を学んだだけの人が徐々に経験することで、決算から申告書の作成までの処理や税理士の代行での税務上のアドバイスまでしていました。 人間の忘れるというのは、知識がなくなるのとは違うと思います。一度覚えたものは、なくならないでしょう。ただ、使わなければ知識が奥に言ってしまうため、思い出すのに時間がかかるだけですね。それに、再度必要な知識として学ぶ際にも、初めて学ぶ人よりスムーズでしょう。 ですので、簿記検定の取得級と実際の仕事が直結しない場合も多いので、何歳くらいまでなどというような考えにはならないでしょう。 それに社内で決算などというと、勘違いしている管理者などの場合、簿記や税務は誰が計算しても同じ結果になるという考えになる場合もあります。計算のための基準や法律には、原則・例外・優遇などのいろいろなパターンがあり、どれもが正しい計算結果ですし、将来に影響する計算方法の採用の場合には、採用した方法により未確定な将来に不利益を与える可能性もあることでしょう。 私は日商1級を取得してから20年近く経過しています。ただ、実務では困ることはありません。工業簿記を使わなくても、商業簿記を使っていれば工業簿記のイメージは残るものです。簿記検定の高い級では、特殊な場合も多く出題されますが、実務では使わないことも多いでしょう。逆に簿記検定で習わないような特殊な計算を使う場合もあります。簿記検定=実務経理ではありませんからね。 私は税理士事務所でいろいろな担当者の補助者になり、いろいろな人の帳簿・決算処理を見てきたため、人による帳簿の違いも見ることが出来ました。さらに、いろいろな業種の会社を見ることで、いろいろな業界や会社のルールを反映させた処理方法も見てきました。簿記検定があくまでも基礎力としか見えませんでしたね。
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- srafp
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日簿2級・全商1級を持つ者です。経理・給料計算事務を中心に総務部で30年近く働いております。 私の勤め先は上場企業の子会社ですが、人数等で言えば中小企業ですね。 > 1…2級を取得した後、実務で使わない知識はどんどん忘れていくのではないか? > 例えば、有価証券とか。工業簿記とか。会社で使いません。 そうでしょうか?意外と憶えていますよ。 私は、上記資格を高校生の時に取得して、高卒で就職。1年間は営業内勤みたいな部署で簿記から完全に離れておりましたので、1年後に経理部門に転属になったら知識の一部が抜けておりました。 でも、ご質問者さまは簿記を必要とする部署に勤め続けるのですから、私ほどに知識が抜けていく事は無いと思います。 > 2…2級を取得したくらいでは決算はできないのではないか? > 例えば、固定資産の残存価格はどう計算するのか?など、1級以上の知識や、 > 税法など知らなければできないのではないでしょうか。 確かに、有形固定資産の減価償却は ・法人税法:所謂、250%償却 ・簿記のテキスト:定率法 と、異なっておりますね。 これは、日簿1級の勉強[3年ほど前にトライしました]では登場しなかったと思います。 私は連結対象子会社に勤めており、私一人が自力で税務申告書を4月前半までに作成した後に、親会社に対して連結決算のために必要な諸データを送付。送付したデータには、私が書いたぜ税務申告書も含まれており、親会社が契約している監査法人が連結決算内容の会計監査を受けております。また、私が作成した税務申告書は、当社が契約している顧問会計士のチェックを経て、5月末までに税務署へ提出。このような二重3重のチェックを経ているので、間違っていると親切な指導が入ります。ですので、作成に当たっては弊社が契約している会計士に色々と質問して勉強をすると共に、会計士からも事前に情報が入ります。 ご質問文を読むと、会計士等を利用して決算及び税務申告を行っているように思われます。そうであれば、過去数年間の会計資料及び決算書を活用して、自力(自社)で決算整理及び税務申告書作成をトライしてみて、会計士等が作ってくれた正式版と違っている点を教わればよいのではないでしょうか?私はそうして憶えました。 >こんなので、いざ転職した時、2級を無事取得後に実務で使用しなかった知識はすっからかんに > 忘れてしまうのではないかと不安です。 それでしたら、このサイトを活用してみては? 多少の知識欠落は生じていても、答えられそうな質問はあると思います。他人の質問に答える為らは『いい加減ではダメだ』という意識が働くので、結果として間違っている事はありますが、身を入れて情報の確認を行いますので、頭の訓練にもなりますよ。 > また、2級レベルの資格で、どのくらいの内容まで、もしくは何歳くらいまで社会で生きていけるのでしょうか? > (人・会社によると思いますので経験上のお話で結構です。) 飽くまでも経験談です。 「日簿2級の知識+税務に関する追加知識」を得れば、例年とは異なる取引(仕訳)が発生しない限り、法人税や消費税の確定申告や、年末調整(支払調書合計表の作成・提出まで)はこなせます。 私はこれまでに書いてきたような状況(能力)で、30年間、会社で税務申告書作成までを行っております[平成22年度の確定申告書(自力作成分)はポカミスしましたけれど]。 日簿2級も税法の初歩も、勉強しておいて損する事はありませんので、最初は大変でしょうが、ガンパって下さい。
お礼
詳細にありがとうございます。 税務の勉強も視野に入れて頑張ってみます。
- yosifuji20
- ベストアンサー率43% (2675/6115)
まず勘違いをしないで頂きたいのは、2級でも1級でも勉強した内容のうちで実務で使う知識はほんの僅かです。 その多くは実務では出てこないか、あるいは1年に1回お目にかかるかどうかというのが現実です。 たとえば非製造業では工業簿記や原価計算は不要です。殆どの会社で特殊商品売買の仕訳はお目にかかりません。 では簿記はどうして必要なのかというと、これが実務の基礎だからです。 貴方が今後どういう会社や業界で生きていくのか判りませんが、簿記はどういう会社でも適用できる一般的な経理の基礎知識を教えてくれます。 それを勉強していない人は違う局面ではどうして良いかわかりません。基礎をしていた人はそのときに習ったことを思い出すことができます。具体策は本を見ないとできないかもしれませんが、その問題の方向の見当をつけることができます。 勉強していない人はその時はただおろおろするだけです。 一般的な知識は普通は出ないような特別のときにその値打ちが出るものです。 多くの会社の経理の仕組みは専門知識がなくてもできるように標準化されています。でもそれを作った人がかつていたのです。 今後の会社の変化につれてそれを改良するのは貴方かもしれません。 勉強はいつかは役に立ちます。そのときに役に立てるかどうかがその人の値打ちです。 役に立たないといっているのはその努力をしない人の言い訳だと思いましょう。
お礼
身につまされます。 役に立てるよう頑張ります。 ありがとうございました。
お礼
詳しく書いていただきありがとうございます。 実務で覚えていけば良いのですね。 頑張ります。