• ベストアンサー

主成分分析の固有値について

主成分分析を行うとき、行列の固有値問題を解きますよね。 そこで、対角成分に固有値が降順に並ぶ行列において、 累積寄与率がある値になるまで固有値を上から順番に 足し合わせていくのはわかりました。そこで、質問です。 固有値を降順に並べるとは、負の固有値で大きな値も 含まれるように「固有値の絶対値」で降順なのですか? それとも、正の固有値のみで考えて降順なのですか? 初歩的な質問ですみませんが、どうか教えて頂きたいと 思います。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

なかなか回答が無いので私から, 私は応用統計学の学位があり,企業でSQCを普及する立場にある者です. 主成分分析は,主成分軸の分散(固有値)が大きい順にスペクトル分解し データを縮約して見る方法ですので, 「固有値の絶対値の大きい順に見る」というのは,意図としては正解です. 時々,このような発想(負値も含んで大きい順)をされる方がみえます. しかし,分散共分散行列を出発行列にしても,相関係数行列を出発行列にしても それらは,いずれも半正定値行列ですので,固有値は非負です. 従って,ご質問の回答ですが,「そのようなケースはありません」となります. (分散共分散行列が半正定値行列になるということは,ここの質問にあります. 基準化したデータの分散共分散行列が相関係数行列ですので, 分散共分散行列が半正定値なら,相関係数行列が半正定値であることは自明です) なお,主成分分析の軸上の分散は固有値に等しいと書きましたが, その分布はχ^2分布です. これは,関連知識として覚えておいて損はありません.

関連するQ&A