FXと不動産経営を行なっている場合の確定申告

質問

はじめまして、
確定申告についての質問です。

現在、以下のような状況です。

・現在、会社員です。
・５月くらいまで、FXを行なっていました。利益はほとんど（20万未満）なかったため、確定申告はしてきませんでした。
・今年、大きな損失を出してしまったことを機にFXをやめました。
・11月より、アパート経営をすることになりました。（まだ、引き渡されていません。）

アパート経営をはじめるにあたり、次の確定申告から、青色申告を行なおうと考えているのですが、アパート経営分にあわせ、次回に限ってはFXの損失分も合わせて申告したいのですが、どのように確定申告を行なえばよいのでしょうか。

たとえば、

・青色申告承認申請書をアパート経営として申請して、アパート経営分のみ青色申告し、FX分は白色申告を行なう。
（そもそも2つの確定申告を行なうことが可能なのかも分かりません。）
・青色申告承認申請書をアパート経営とFXの両方を申請して、両方を合わせて青色申告を行なう。
・アパート経営と、FXのそれぞれで、青色申告承認申請書を申請して、2つの青色申告を行なう。
・FX分はあきらめる。

などが考えられると思うのですが、確定申告等の税制について全くの初心者のため、初歩的な質問かも知れないのですが、よろしくお願いいたします。

回答No.2

mukaiyama

＞次の確定申告から、青色申告を行なおうと考えているのですが…

開業届を開業から 1ヶ月以内、青色申告承認願いを 2ヶ月以内に提出する必要がありますので、遅れないようご注意ください。
どちらも PDF を印刷して郵送するだけで良いです。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2090.htm

＞FXの損失分も合わせて申告したいのですが…

FX は店頭取引か取引所取引かで申告方法が異なります。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1521.htm
店頭取引なら雑所得として「総合課税」、
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2220.htm
取引所取引なら、株と同じで譲渡所得として「申告分離課税」です。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2240.htm

＞アパート経営分のみ青色申告し、FX分は白色申告を行なう…

そのような概念ではありません。
所得税の確定申告である限り、すべての所得を 1通の「確定申告書 B」にまとめ上げます。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/yoshiki01/shinkokusho/pdf/h22/02.pdf
申告書の中で、給与所得や雑所得、事業所得や不動産所得などに分けて記載します。
このうち、青色申告が適用されるのは、事業所得、山林所得、不動産所得の 3つだけです。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2070.htm

なお、FX が総合課税の雑所得であろうが、申告分離課税の譲渡所得であろうが、どちらも「損益通算」
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2250.htm
の対象ではありません。
FX の損失で、給与所得や不動産所得からの税金が安くなるわけではありませんので、考え違いをしないように。

税金について詳しくは、国税庁の『タックスアンサー』をどうぞ。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/index2.htm

お礼

回答ありがとうございました。
いままで、税金について無関心でした。
基本から勉強してみようと思います。

回答No.1

hata79

一年間の収入に対しての所得税の申告を青色申告で行うか、それ以外（白色申告）で行うかの二通りしかありません。
したがって「青色申告承認申請書をアパート経営として申請して、アパート経営分のみ青色申告し、FX分は白色申告を行なう。」ことはできません。

「FX分はあきらめる。」？なにを諦めるかがわかりませんが、損失を損益通算（※）するのを諦めるということでしょうか。
ＦＸ取引きは個別具体的に税法では申告方法を変えてますので、以下ＵＲＬで、少しだけ勉強されてください。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1521.htm

アパート経営は、事業としての貸付なのかそれ以外なのかで所得区分が違います。
これについても下記で勉強されてください。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1373.htm

サラリーマンですと年末調整を受けることで確定申告書の義務が無い方がほとんどなので、税について勉強される機会が少なかったと存じます。
これを機会にあれこれ覚えられるとよいですが、枝葉末節の情報を覚えるより、一度基本を勉強されるのがよいとます。
まずは「所得区分の違い」「損益通算」でしょうか。
ＦＸなどの金融商品に対しての課税関係は特例や条件があり複雑で、その上総合課税だ分離課税だという話になるとグダグダになり、電話での説明はしないという税理士もいます。誤解の元だからです。
貴方が勉強しても「あまり良くわからない」でも上等なので、具体的には税務署や税理士に尋ねるという態度が正解です。

※損益通算
事業所得での損失を、給与所得から引くなど、所得間で「穴を埋める」こと。
この制度を使って還付金を貰うというのが「不動産賃貸をして、損を出して還付金をうけとる」というスキーム。

お礼

回答ありがとうございました。
いままで、税金について無関心でした。
基本から勉強してみようと思います。