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ドッジ・ラインの後
ドッジ・ラインのことです。 ドッジ・ラインにが行われても日本は需要不足に困っていたんですか? 何故、需要不足になったのですか?教えてください(>_<) お願いします!
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●社会主義的見方と新自由主義的見方 算数の答えは1つですが、経済学の答えは正解がたくさんあります。「10人のエコノミストがいると11の経済政策が提案される」とさえ言われます。ドッジラインの結果についても正反対の見方があります。 日本労働年鑑の編者・法政大学大原社会問題研究所は社会主義経済の立場から書いています。この立場に立つと「政府が景気対策を放棄し、緊縮財政をとり、景気主導を民間に任せたため、賃金は上がらず、総需要不足になり、不況となった」です。 もう1つの立場に立つと「インフレが収まり、財政赤字が減り、健全財政になり、物価が安定し、健全な経済になった」です。 どちらの立場も間違ってはいません。 現在は、アメリカも日本も、大きな政府・社会主義的経済の民主党政権。ヨーロッパも同じ。かつてはアメリカが共和党、日本が小泉=竹中経済政策。「改革なくして経済成長なし」の自己責任・規制緩和の経済政策。 私は、小さな政府を支持しますが、最近は自己責任ではなく政府頼りの他人任せ経済のようです。 財政政策・金融政策とインフレ・デフレとの関係、総需要・規制緩和などについてはマクロ経済の本を読み、基本を理解すると経済学が面白くなりますよ。