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唾液の粘度について
昨日夜中に口が寂しかったので食卓の上にあった味つけしてある唐辛子をそのまま食べてみたら最初は辛党なので「お~辛い」くらいだったのですが最終的に口から火を噴きそうになりました。(その後胃痛も) それは置いといて、口内をクールダウンさせようと水を含んで吐き出す時に、唾液の粘度が異常に高かったのです。 汚い話、びよーんと糸を引いていてなかなか切れませんでした。 どうしてそんなにも粘度が高かったのか気になっています。 辛い物を食べた所為なのは分かるんですが何故それからそうなったのか教えてください。
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唾液腺は組織学的には粘液腺と漿液腺の2種類があり、唾液の成分もおおきくわけて2種類あります。粘性の高い唾液(粘液性)とさらさらした唾液(漿液性)です。唾液の分泌は神経系に支配されていますので、神経が粘液性の唾液を多く出すか、漿液性の唾液を多く出すかをきめています。辛みという味は本来は味覚の一種ではなく痛覚に類似した舌の感覚です。感覚神経がカプサイシンという辛み成分に痛みつけられて辛いと感じているわけで、言い換えれば体に対して侵害性の刺激を感じていることになります。これに対して神経はこの侵害性味覚類似刺激に対して警戒する信号を出します。この警戒信号はねばねばした唾液を分泌させる神経によって出されます。 アクション映画をみていたとき、口の中がねばねばしたなんて経験はありませんか? 緊張や痛みは交感神経の興奮を高め粘性の高い唾液を出させます。逆にリラックスした食事では副交感神経が興奮し、さらさらした唾液を分泌し、食べ物の味を引き出し、のど越しをよくします。
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ありがとうございます。勉強になりました。