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動的粘度と静的粘度の違いについて教えて下さい。

動的粘度と静的粘度の違いについて教えて下さい。 以下のような認識で間違いないでしょうか? (動的粘度) ・小さな歪または応力の振幅を与えて測定 ・絶対粘度という ・η*(複素粘性) で表す ・レオメーターなどの粘弾性測定装置 (静的粘度) ・静的すなわち歪みまたは応力を与える方向が一方向の測定 ・定常せん断粘度、定常流粘度、見かけの粘度、ともいう ・ηで表す ・一般的な回転粘度計(B型,E型など)で測定=定常流測定 ・定常せん断粘度がニュートン流動を示す様な低せん断速度域では、動的粘度と等しくなる 以上、宜しくお願いします。

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回答No.2

動的粘度は動粘度とは別物です。 おおむねkasagurandingさんの解釈で問題はありませんが、少々補足説明をいたします。 >(動的粘度) >・小さな歪または応力の振幅を与えて測定 小さなひずみというのが、厳密に言うと線形粘弾性を示すひずみ領域、ということです。 一般的には応力入力よりもひずみ入力で測定します。 >・絶対粘度という 絶対粘度は静的粘度、定常せん断粘度のことです。動的粘度ではありません。 >・η*(複素粘性) で表す あっています。η*=η'-iη''と、複素数で表します。(sin成分とcos成分) >・レオメーターなどの粘弾性測定装置 これもあっています。 >(静的粘度) >・静的すなわち歪みまたは応力を与える方向が一方向の測定 その通りです。厳密には一定のせん断速度(ずり速度)または一定の応力を加える測定です。 >・定常せん断粘度、定常流粘度、見かけの粘度、ともいう 見かけの粘度という表現は、せん断速度の分布がニュートン流体とは異なる複雑な系(高分子溶液やフィラー、粒子が混じった系)で使われることが多い印象です。 >・ηで表す あっています。他にμを用いている文献もあります。単位は[Pa・s] >・一般的な回転粘度計(B型,E型など)で測定=定常流測定 最近は機能が豊富なので、上記の粘弾性が測定可能な装置でも測定できることが多いです。 >・定常せん断粘度がニュートン流動を示す様な低せん断速度域では、動的粘度と等しくなる あっています。 動的粘度の領域は非ニュートン流体ですね。 流体力学の基礎で勉強する内容よりも複雑な学問です。 動的粘度を議論する場合、単純な系ではMaxwellモデルという、バネとダンパが直列につながったモデルを用います。この計算自体は一般的な微分方程式で、振動解を導出するだけです。 動的粘度においては、非ニュートン流体、Maxwellモデル、というのがキーワードです。

kasaguranding
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 大変参考になりました。

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回答No.1

m^2/s:動粘度、Pas:粘度の違いなら 単に質量基準か体積基準かの違いです。 粘度を比重で割れば動粘度になります。 単位の展開をしてみればすぐにわかると思います。