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天文学上での引力と重力とは?
検索してみても よく分かりません 天文学上では引力を重力と表現する、 との検索結果もありましたが なぜ、そう表現するのかがわかりません。 太陽の引力 太陽の重力 この違いは何でしょうか? どなたか、ご回答よろしくお願いします。
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- Toshi_pie
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質問者の質問の意図が掴みきれませんが、日本語だと小難しい説明になりますが、英語だと「重力」も宇宙・天体に於ける「引力」もどちらも「Gravitation」で、区別されていません。
引力というと、ミクロの世界ではなければ、電磁気力(これには反発=斥力もある)と万有引力があります。万有引力は重力とも呼ばれます 宇宙での天文学的な距離においては、電磁気力による引力(と斥力)は、事実上0です。ですので、残る引力は、万有引力=重力です。「天文学上では引力を重力と表現する」というのは、そういうことでしょう。 重力場などの「場」という言葉について。重力でいえば、発見したのはニュートンですが、彼は二つの物体の間に「遠隔的」に直接働く力だと考えました。これを、遠隔作用説と言います。ニュートンの重力方程式は遠隔作用的な式です。 アインシュタインが、一般相対論で重力方程式を書き直しました。これは、ある物体があれば、その質量により空間を歪めるという考え方です。このように、ある物の何もない周りが歪むという考え方を近接作用説と言います。そうして、何かのせいで歪んだ周囲の空間を「場」と呼びます。 この、電磁気学も最初は遠隔作用説で現象を記述していたのですが、「電磁場」として近接作用説で書き換えて行くことによって、より深く分かるようになり、説明できないことが説明できるようになり、電磁気学は発展しました。 重力も、ニュートンの遠隔作用説の式を、近接作用説による「重力場」として置き換えた(最早書き換えたというレベルではないです)重力方程式で物理学もまた格段に進歩しました。天文学への貢献は言うまでもありません。なお、(万有)引力場という言葉は使われていません。 というような次第ですので、天文学では引力は重力のみ、でいいんですけど、重力という言葉が、遠隔作用説の力、近接作用説の力、あるいは重力場、どの意味で使われているかは、前後の文脈を読んで区別するようにしないと、思わぬ誤解をすることもあります。
- tetsumyi
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太陽の引力とは 太陽と他の天体や物体の間に働く力 太陽の重力とは 太陽によってできる重力場で天体や物体があるかどうかには関係ない