We cannot hope to understand these strange beginnings of art unless we try to enter into the mind of primitive peoples and find out what kind of experience it is which makes them think of pictures, not as something nice to look at, but as something powerful to use.
find out以下の文にwhat節があります。
おそらくwhat節は what kind of experience it is だと思います。(間違っていたらご指摘ください。)
このwhat節についての質問です。
今のところ、この節は疑問節だと考えております。
が、関係形容詞の筋を捨てきれていません。
感嘆文でも関係形容詞を使った文でも、<what+名詞+S+V>は成り立ちます。
ただ、感嘆文の場合、<what+冠詞+名詞>となります。kindは数えられる名詞であり、必ず冠詞が付くはずです。冠詞が付かないときは、その名詞が数えられないか、もしくは複数形のみです。
本文を見ると、kindは単数形であるにもかかわらず、冠詞が付いていないのです。よって、感嘆節は違うと考えております。
関係形容詞の場合、その書き換えとして all the kinds of experience that it is となり意味は通ります。
疑問文what kind of~という典型文を考えてみますと、疑問節のほうが関係形容詞よりも自然ではないかと思っております。
ただ、確信が持てません。
もう二つ疑問があります。
what kind of experience it is のitが何を指しているのか。
この節の後ろに付いている関係代名詞の先行詞はwhat節でいいのか。
どうぞお教えください。もし宜しければ、参考までに和訳も書いてくれたら嬉しいです^^
・what kind of experienceは疑問詞節です。普通は kind of を省略して what experience で表すことが多いですね。
・it は強調構文の it ですから特に何かを指しているわけではありません。元の形は what kind of experience makes them think of pictures not as A but as B で、どんな経験が彼らに絵画がA としてではなく B と思わせるのか。の意味で what ~experienceをit is which で強調しています。本来強調部分は it is と which や that の間に入れますが、疑問詞は文頭にでます。
・(訳)我々は未開人の頭の中に入り、一体どんな経験から絵画を見て素晴らしいものではなく、活用すべき強力なもの(鑑賞するものではなく実用的なもの)とみなすようになったのかを知らない限り、こうした奇妙な芸術の始まりを理解することを望めない。
質問者
お礼
回答していただいてありがとうございます。とてもわかりやすいです。
一般的には、 kind of を省略するんですね、すごく勉強になります!
強調部分が文頭に現われるなんて、全く想像つきませんでしたよ(笑)
訳もありがとうございます、参考にさせていただきます。
疑問節ですね。
find out以下を取り出して、普通の文で書くと、
(1)...find out what kind of mind makes them think of pictures, ....
となります。つまり、What kind of mind makes them think of pictures,....?という疑問文の前にWe try to find outがついたのです。たとえば、What kind of person is he? という疑問文に I want to knowをつけて
I want to know what kind of person he is.
とするのと同じ構造です。ただし、強調の構文がはいって少し複雑になっています。ここで強調の構文というのは
Country A moves first.
のcountry Aを強調するとき、
It is country A which moves first.
とすることは知っているでしょう。(1)の文章では、what kind of mindの部分が強調されて、
find out what kind of mind it is which makes them think of pictures, ...
となっている。したがってitは強調のit is...whichのitで、itがとくに何かを指していということはない。
We cannot hope to understand these strange beginnings of art unless we try to enter into the mind of primitive peoples and find out what kind of experience it is which makes them think of pictures, not as something nice to look at, but as something powerful to use.
原始的な人々の心に分け入り、それらを「絵画」として認識するような経験がどのようなものなのかを解明しなければ、この奇妙な芸術の始まりについて理解することはかないません。彼らがそれらを、なにかきれいなものとしてではなく、なにか力をもったものと考えるその経験を解明することなしには。
what kind of experience it is は疑問代名詞でしょう。まぁ名前はどうでもいいんですが、find outの目的語になっている名詞節です。What kind of experience is it?「それはどのような経験ですか?」が文中にきて、「それがどのような経験か」となっています。
itはその経験の事を言っています。
What color is it? といった時itの指すものは、「その色」であるのと同じです。
お礼
回答していただいてありがとうございます。とてもわかりやすいです。 一般的には、 kind of を省略するんですね、すごく勉強になります! 強調部分が文頭に現われるなんて、全く想像つきませんでしたよ(笑) 訳もありがとうございます、参考にさせていただきます。