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安全な有機溶剤は
小学生の理科実験教室で、乾燥ワカメの葉緑素の分析をやってみたいと考えています。 ただし、葉緑素は水系溶媒に溶けず、極性の小さな溶媒(石油エーテルとか)でないと分析ができ内容です(一応灯油でもバンドが2つ程度は分離できそうなことは確認しました)。 このような溶媒はたいてい臭く、子どもの薬物アレルギーが心配です。 臭気が弱い、低極性の溶媒って、適当なものがあれば教えてください。 (臭気がなければ使えそうなのは、石油エーテル、ヘキサン等ですが、毒性も考慮すると、石油エーテルはよさそうです。匂いは嗅いだ事がありません)
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まったくの専門外ですが、レモゾール(和光純薬工業)はいかがでしょうか。
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- c80s3xxx
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正直,小学生に安全に使えるようなもので,クロロフィル類を十分に抽出できるような有機溶媒という要求には無理があります. エタノールで煮るという手もありますが(溶解度は高くないが),引火の危険もあるので小学生のいるところではできませんね.裏で用意しておくくらいが関の山.裏でやるならメタノールの方がよく抽出できますが,抽出後の溶液も毒性の点から,小学生にはいじらせたくないです.乾固してもうちょっと安全性の高い溶媒に溶かし直す,といっても... ヘキサンは溶解度が低く,オススメしかねます.エーテル類も揮発性,引火性,臭気,毒性等,小学生相手に使うべきものではないでしょうね. シリカカラムに灯油でも分離はできるでしょう.メタノールを数%くらい入れると,溶離が早くなっていいかもしれません.
お礼
ご丁寧な回答ありがとうございました。説明不足がありましたので補足します
補足
すみません。説明不足でした。 ペーパークロマトでクロロフィルの分離がしたいのです。 クロロフィルの抽出は無水エタノールでそこそこ可能でした(目に入らぬよう注意は必要ですが)。問題は展開溶媒なんですが、エタノール+水系ではあまり分離せず、濃度条件が非常にシビアなようです。身近なものということで灯油+燃料用アルコールで、一応クロロフィルとカロテンは分離したのですが、臭いのが難点です。 一般にはヘキサンとか石油エーテルが使われるようですが、臭いのと、毒性があるようなので、小学生の実験には使いたくないです。 臭くなくて、よく分離する展開溶媒を探しています。
お礼
ありがとうございます。 レモゾールは初めて聞きましたが、キシレンの代用ができて、刺激性がない、リモネン系の溶媒ですね。 これでいければおもしろいですね。でも1リットル3800円はちょっと高いですねぇ。 いずれにしても貴重な情報ありがとうございました