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ホウセンカ
吸水実験でホウセンカを使用する理由はなぜですか?最適と言われる細かい理由が知りたいです。ほかの植物より何が優れているのでしょうか?代替があれば知りたいです。
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直接の答ではありませんが, 生物の実験教材は調べたい原理がより簡便明確に見やすいものを 用います。例えば原形質分離にユキノシタを用いますが,そこでは 原形質=液胞ではないにもかかわらず,着色した液胞がほぼ原形質 内に拡がり,その分離が直感的に把握しやすいためです。 そこで,なぜホウセンカを用いるかですが, まず水の吸い上げです。よく生け花で「水揚げ」と称して, 切り口を焼いたり,お酒に漬けたり,灰をつけたり酢を用いたりと 様々な方法で水の吸い上げをよくします。道管が詰まったり,腐敗し やすいためです。そのような手間が要らない点,ホウセンカは及第 です。 次に,その実験の対象生徒は小三か四でしょうか,色水を吸わせて 維管束を観察します。この時,小四の児童のスキルは,木本や単子葉 類で上手に薄い切片を作成できるでしょうか?ひまわりも無理でしょ う。手頃な太さでいて,比較的楽に切片が作れる点においてホウセン カは優れています。 と,まぁ 目的論から詰めれば様々な答が見つかるでしょう。 代替えは,切片作成の観点から,お野菜にありそうです。 (といいますより個人的にはおもしろい。間引きして売っている 葉大根や葉人参で比べると,一方は根でないこともわかります) ではでは
お礼
幼稚な質問内容にもかかわらず、非常に丁寧な回答をいただきまして誠にありがとうございます。 役立つ情報をたくさん頂き心より感謝しております。 今後もお世話になることがあるかとは思いますが、何卒よろしくお願いいたします。