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北方領土問題について
ロシア側は北方領土をどのような歴史的根拠で自分らの領土だと主張しているのでしょうか? 歴史的根拠が知りたいです!! 急ぎです! よろしくお願いします!
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- kuni-chan
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No.2です。 領土に関してその国が承認していない条約や協定に従う必要が無いのは明らかです。 ヤルタ協定に日本は参加していませんから当然ですが承認していません。 従ってその内容が何であっても日本は従う必要はありません。 もしヤルタ協定が日本に対して有効であると主張する人がいたとしても信じるに値しない事は明らかです。
- siege7898
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NO,7さんの回答は時系列的におかしいですね。 ヤルタ協定はサンフランシスコ平和条約よりも前のお話ですので、サンフランシスコ平和条約で放棄した北方領土をヤルタ協定でソ連に移譲したというのは整合性がとれません。 ちなみに、北方領土がクリル列島全域を指すという意見を認めるのにやぶさかではありませんが、ヤルタ協定は当事国(日本)抜きで締結されておりますので国際法上は無効ですね。ですから、サンフランシスコ平和条約で日本が放棄した、という事実だけが残ります。よって、クリル列島及び南樺太は現在もどこの領土でもない(帰属が確認されていない)、というのが正しい見解だと思います。 ソ連の主張はこの無効であるヤルタ協定だけを根拠としてますので無効であろうと思います。ただ、日本の領土でもないということも言えそうです。 日本の主張は、そこんとこを上手くやって4島だけでも何とかしようという考えに基づいているのかもしれませんね。
- nacam
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>ヤルタ協定とサンフランシスコ条約で放棄したのは南樺太やクリル列島では無かったですか? クリル列島=千島列島ですから、日本がサンフランシスコ条約で放棄した領土となります。 >南千島(北方4島)は含まれないというのが日本の主張です。 これは、後付の主張であり、日本国内にしか通用しません。 列島の意味を理解していないものであり、国際的に通用するものではありません。 >そもそも千島列島の範囲の指定が無く 列島とは、一列に並んだ島々を言いますから、千島列島は、カムチャッカ半島から北海道に一列に連なる島で、議論の余地がありません。 範囲の指定は明確です。 ただし、歯舞・色丹は、千島列島には含まれませんから、日ソ共同宣言により、その所属のり確認をしています。 >そんな訳であなたの主張は100%ソ連から視点ですね。 国際的視点です。 日本の視点は、デタラメの言いがかりでしかありません。 >サンフランシスコ講和条約にソ連は署名していません。承認も批准もしていない条約はその国には効力が無く存在していないのと同じです。 千島列島がされん領となったのは、ソンフランシスコ条約によるものではありません。 サンフランシスコ条約で、日本が放棄した領土を、ヤルタ協定に基づきソ連領としたものです。 ヤルタ協定の当事国であるアメリカ、イギリスがサンフランシスコ条約の締結国ですから、何もソ連領になることに問題がありません。 サンフランシスコ条約では、日本が放棄することを求められているだけです。 >サンフランシスコ講和条約で吉田総理は演説で放棄する領土に北方領土は含まれない事を念押ししています。 そういった話し知りませんが、それが条約としてもりこまれない以上意味がありませんし、効力は発揮しません。 最終的に、吉田総理の主張が認められれば、国後・択捉は除くと記載されたはずです。 それがなかったということは、吉田総理の発言が認められないことになります。 >敗戦国の演説ですから問題ある発言は許されません。 無視されたということですね。
- kuni-chan
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No.2です。 サンフランシスコ講和条約にソ連は署名していません。承認も批准もしていない条約はその国には効力が無く存在していないのと同じです。ソ連は認めていない条約ですから根拠にできるはずはありません。 サンフランシスコ講和条約で吉田総理は演説で放棄する領土に北方領土は含まれない事を念押ししています。敗戦国の演説ですから問題ある発言は許されません。それに対する異議もありませんでしたから北方領土を放棄しない主張は認められている事になります。 ここは議論する場ではありませんから、ここまでにします。
- ae-1sp
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NO,1です。 >NO,4さん ヤルタ協定とサンフランシスコ条約で放棄したのは南樺太やクリル列島では無かったですか? その中には千島列島としていますが、南千島(北方4島)は含まれないというのが日本の主張です。 そもそも千島列島の範囲の指定が無く、ソ連の承認も得ずに日本が受け入れたのがまずかったのですが。 おっしゃる事は分かります。ですから私は先に無知よわばりされる事を考えて「北方4島」とあえて断りを入れています。 そんな訳であなたの主張は100%ソ連から視点ですね。
- nacam
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ロシアが北方領土領有の根拠としているのは、ヤルタ協定とサンフランシスコ条約になります。 逆に日本が根拠となりうるものは、感情論だけで、法的裏図家となるものは存在しません。 北方領土は、日本が正式にサンフランシスコ条約において放棄した領土であり、それを日本単独で覆すことはできません。 日本は、サンフランシスコ条約に署名しているのですから。 >北方領土の占領はソ連が日本に戦争で勝ったのだから何をしても許されるというのが根拠です。 勘違いされていますが、北方領土が日本領でなくなったのは、サンフランシスコ条約で日本が放棄したからです。 それまでは、ソ連軍による占領地でした。 占領地が、ソ連領となるのは、サンフランシスコ条約を日本が締結したからです。 >ロシアが放棄する可能性はありませんから、国際法違反でも実効支配を永久に止めないでしょう。 日本の主張が、国際法違反です。 ロシアの主張は、国際法上正当なものです。 >日本がポツダム宣言受け入れ後に侵攻してきたソ連軍に奪われた物です。 これは、軍事占領と領有権の移動を知らない無知な人の主張です。 サンフランシスコ条約が発効するまでは、ソ連軍による占領地でしたが、サンフランシスコ条約の発効により、ソ連領となります。 >領土問題解決には両国の合意が必要で、過去に進言したが当時のソ連に拒否されました。 領土問題の解決を拒否したのは、日本側です。 アメリカによるごり押しのためです。
- xiansui
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まず日本側の言い分は、 ロシア(ソ連)との国境交渉は、1854年の日露和親条約締結以来、樺太千島交換条約、ポーツマス条約などの全てで、南千島4島は日本領に止まった「固有の領土」である。 1945年のヤルタ協定は秘密協定だから認められない。 51年のサンフランシスコ講和条約で、日本は確かに「千島列島」「を放棄する」と約束した。しかし、条約は千島をソ連領と認めてもいないし、何といっても同条約にソ連は調印しなかった。 これに対するロシア側の言い分は、 「千島列島は「ソヴィエト」連邦に引渡さるへし」としたヤルタ協定は確かに密約。しかし、敗戦後に日本を占領する米英首脳との約束であるから有効だ。 その交換条件として、ソ連は対日参戦して南千島4島を実効支配した。 もしあるとすれば、1956年の日ソ共同宣言で4島のうち2島を、平和条約締結と交換で返還すると約束したにも関わらず、日本から誠実な回答がない。 以下ポイントです。(というか長い余談です。) 「ヤルタ協定は有効か否か」 もしこれがなかったら、ソ連が対日参戦する根拠を持てなかったとみなされています。 (1945年2月に、米英ソの首脳が協議して締結されました。) 「千島列島は「ソヴィエト」連邦に引渡さるへし」と明記されています。 この交換条件として米英は、ソ連と戦っていたドイツ(日本と軍事同盟を結んでいました)が降伏してから2~3ヶ月後に、「日本に対する戦争に参加すへき」としました。 (日本は知らなかった秘密協定です。) なぜ秘密にしたのか? それは、日ソが当時「中立条約」を結んでいたためです。 第2条で日本かソ連のどちらかが他国の「軍事行動の対象」となった場合、その紛争の全期間で中立を守ると定めてあります。 1941年4月からの有効期限は「5年」なので、日本の敗戦時(1945年)は期間内です。 日本は「他国」、すなわち米英と戦争していたので「軍事行動の対象」であるのは明らかであり、したがってソ連はこの戦いでは中立でなくてはならない事になります。 しかし、ソ連はこの「ヤルタ協定」の密約に合わせて、ドイツ降伏の5月8日から、ほぼ3ヶ月後の8月9日午前0時に対日参戦します。 以後、9月5日までに現在の北方領土を軍事支配下に入れます。 その間に、米英が加わった「連合国」に「占領」される条項を含んだポツダム宣言を日本は受諾し、敗戦します。(9月2日に降伏文書へ署名。) 以後1952年まで、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が占領政策を遂行。主体はアメリカでした。 そのアメリカとイギリスは、先の「ヤルタ協定」の密約で、千島がソ連領となる「日本国の敗北したる後に於て確実に満足せしめられるへきことを協定」しています。 こうなると、「ヤルタ協定に公認されて日ソ中立条約を破った」ソ連の4島占拠は、国際法上正しいか?という議論になります。 これは両国の「言い分」の様に、判断が分かれます。 おそらく純粋な法理論上では、ソ連は条約違反です。 ですが、政治的にはそうとも言い切れません。1945年4月に、ソ連は日本へ中立条約を延長しないと通告してきました。 この時点でソ連のもくろみが何であるか察しがついたはずとも言えます。 「サンフランシスコ講和条約のソ連の振る舞いをどう判断するか」 日本が占領から独立を回復した1951年のサンフランシスコ講和条約の2条で、 「日本国は、千島列島並びに日本国が1905年9月5日のポーツマス条約の結果として主権を獲得した樺太の一部及びこれに近接する諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する」とあります。 この「千島」の範囲について政府は「国後、択捉は含まれる」と国会で説明しました。 地図を広げると、この2島だけが条約の「千島列島」でないとする論法はさすがに苦しいです。 よって条約を素直に読めば、4島の内、少なくとも大きな国後と択捉は「放棄する」千島列島だと思われます。 ところが、ソ連は会議には参加したものの、「無効」を訴え、条約に調印していません。 よって、条約の決まりに日本は対ソ連に関しては縛られません。 (別途の二国間交渉で定めなければならなくなった訳です。) 条約には、太平洋戦争中に米軍が占領したままになっていた沖縄が、引き続きアメリカの信託統治制度下に置かれるとも明記されていました。 これが、日ソ共同宣言での波乱要因となります。 「日ソ共同宣言9項をどう解釈するか」 サンフランシスコ平和条約は、第一に「日本国と各連合国との間の戦争状態」の「終了」を目的としています。 ソ連は連合国の一員です。 したがって、条約の未調印は、日ソ間はがまだ「戦争状態」となってしまいます。 これではまずいという考えと、戦後正式に発足した国際連合参加を日本が強く望んでいたという点が、日ソ国交正常化の機運を後押しします。 というのも、ソ連は加入を認めない権限(拒否権)権限を単独で持つ、安全保障理事会常任理事国だったからです。 他の常任理事国の内、米英仏は条約調印国、中国の代表権は当時台湾政府(中華民国)が持っていて、52年に日華平和条約を結んでいます。 残るはソ連だけだった訳です。 結果的に、日ソ間の戦争状態を終えて国交を回復した1956年の日ソ共同宣言締結にあたり、時の鳩山一郎政権は懸案の北方領土問題を色丹、歯舞群島だけの二島返還で決着させようとした意図が、当時の史料からかいま見えます。 ところが意外にも「4島返還を主張せよ」と訴えてきたのがアメリカだったのです。 そうしないと、日本が強く望んでいる沖縄返還にも応じないよと。 なぜ「意外にも」なのでしょうか。 それは、「ヤルタ協定は有効か否か」で書きましたが、ソ連の対日参戦を促して千島の引き渡しを認め、「満足」な結果を約束した張本人がアメリカだったからです。 あの時はソ連に千島をくれてやるといい、今度の日ソ国交正常化では日本に4島を要求せよと言います。 4島を実効支配するソ連側の有力な根拠は「ヤルタ協定」にあるのだからメチャクチャです。 その背景には、アメリカのよく言えば「現実主義」、悪く言えば「ご都合主義」があります。 アメリカが「配当」をソ連に約束した理由は謎です。 憶測すれば、枢軸国(日独伊)と戦う同士との思いがあったのでしょう。 ただ、それは戦後の米ソ冷戦で変容します。 アメリカとすれば、日本に勝ったはいいが、その日本が進出していた中国大陸は1949年に中華人民共和国となり、ソ連と同じ共産陣営になってしまいます。 のみならず、日本が植民地支配していた朝鮮半島の北部はソ連が占領した後に、やはり共産主義勢力が権限を握り、アメリカが支持する半島南部の政権と50年から戦争に突入、一時は敗北寸前まで追い込まれます。 49年にソ連は原爆実験を成功させ、アメリカの「唯一の核兵器保有国」の地位を揺るがします。 東南アジアやヨーロッパでも共産勢力が伸長し「米ソ冷戦」の色彩が強まっていきます。 そのソ連と日本が接近するのを快く思うはずがない訳です。 加えて前述の沖縄返還問題です。 沖縄は宣戦布告した「正式」の戦争でアメリカが占領し、日米ともに承認したサンフランシスコ講和条約でアメリカの制度下にありました。 それは返還する(戦勝国が敗戦国に「領土」を委譲するに等しい)のにソ連には譲歩するとなると、米国内の世論も収まらない訳です。 結局、正常化交渉で日本は4島返還を要求し、当然これをソ連は飲むはずもなく、日ソ共同宣言には9項で、ソ連は「歯舞諸島及び色丹島」を日ソ間で「平和条約が締結された後に」「引き渡す」という玉虫色の合意に止まりました。
- kuni-chan
- ベストアンサー率22% (678/3074)
歴史的根拠は全くありません。 北方領土の占領はソ連が日本に戦争で勝ったのだから何をしても許されるというのが根拠です。 それを受け入れたくなければ戦争をして実力で占領しろという事です。 問題は戦争で解決するという考えをロシアが放棄する可能性はありませんから、国際法違反でも実効支配を永久に止めないでしょう。
- ae-1sp
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北方4島に関してははっきり言って根拠は無いです。 日本がポツダム宣言受け入れ後に侵攻してきたソ連軍に奪われた物です。 実際ソ連軍が侵攻してくるまで日本人が住んでいたし、軍も配備されていました。 すでに武装解除していた日本軍は現地の判断で抵抗。何とか踏みとどまりましたが、現場判断がなかったら北海道も危なかったかも? ちなみに領土問題解決には両国の合意が必要で、過去に進言したが当時のソ連に拒否されました。 その後あんまり日本が言わないのでロシアにとっては「シメシメ・・」と言ったところでしょうね。
お礼
回答ありがとうございます! 歴史的に見るとロシア側には 根拠はないんですね…