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無煙炭について-コークスよりお得?日本の無煙炭とドイツ産アントラチ-テの違いは?
- ヨーロッパで金属加工の仕事をしている方が無煙炭についての質問です。コークスやアントラチ-テ(無煙炭)を使用する際の価格差や効果について調査しています。
- 無煙炭(anthracite)は燃焼時に煙の少ない性質を持ちますが、着火性には劣ることがわかりました。また、日本の無煙炭とドイツ産のアントラチ-テは異なる性格を持っている可能性があります。
- 現在日本では石炭の採掘が行われておらず、輸入に頼っているためコークスの価格が高騰しています。そのため、アントラチ-テ(無煙炭)がコークスよりも経済的な選択肢となる可能性があります。
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質問者が選んだベストアンサー
すみません、専門家でもなんでもない一般人です。 日本語版Wikipediaの無煙炭のページと、英語版WikipediaのAnthraciteのページを見た処、どちらも最も炭化が進んだ石炭で、高カロリーで、煙が少ない、と言う趣旨の説明が掲載されている様ですから、少なくとも、一般的な意味においては、日本で言う無煙炭と、英語圏におけるAnthraciteは、ほぼ同じものであると考えても良さそうです。(多少の規格の違いはあるかも知れませんが) 私はドイツ語が読めないため、はっきりとは分からなかったのですが、WikipediaのAntracitのページでも、炭素が91%以上と書かれている様なので、おそらくは英語のAnthraciteや日本語の無煙炭と同じものを指していると思います。 従って、質問者様が御使いになられていた石炭が、本当はantracitではない、別の種類の石炭だったという可能性があるのではないかと思います。 着火性が優れていて、着火時に大量の煙を出すのは、炭化があまり進んでいない石炭の特徴です。 炭化度か低い石炭ほど、発火点の低い有機物や揮発成分を多く含んでいますから、一般的に炭化度が低いものほど、着火性が良く、又、煙も多くなります。 ですが、色が褐色ではなく黒色という事なので、褐炭(brown coal)以下の石炭ではなさそうです。 おそらくは、瀝青炭(bituminous coal)か、或いは、亜瀝青炭(subbituminous coal)辺りの品質の石炭だったのではないでしょうか。 ですから、もし、御仕事で必要とされている石炭の種類が、明確には判らないのでしたら、無煙炭と瀝青炭、亜瀝青炭を少量だけ購入し(少量では売ってくれないかも知れませんから、燃料店に御願いして、何とかサンプルを手に入れた方が良いかも知れません)、外観や燃え方を比べてみられては如何でしょうか。 【参考URL】 無煙炭 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E7%85%99%E7%82%AD Anthracite - Wikipedia, the free encyclopedia http://en.wikipedia.org/wiki/Anthracite Antracit - Wikipedia http://sv.wikipedia.org/wiki/Antracit 石炭 - Wikipedia > 4 石炭の種類 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E7%82%AD#.E7.9F.B3.E7.82.AD.E3.81.AE.E7.A8.AE.E9.A1.9E Kohle – Wikipedia > 4 Zusammensetzung einiger Kohlearten http://de.wikipedia.org/wiki/Kohle#Zusammensetzung_einiger_Kohlearten
お礼
解答ありがとうございます。 いろいろな角度から調べていただき兼ねてお礼いたします。 ヨーロッパでの鍛造に使っている燃料をアントラチーテ(コークスの場合もあります)と読んでいたので日本語訳に調べてみると無煙炭と出てきました。 無煙炭? 実際使っているアントラチーテと無煙炭の性質が違うのに疑問を感じ、ドイツ人やチェコ人にアントラチーテについて説明を求めたところ、アントラチーテはコークスのように乾留されていなく不純物がまだ残った状態の物でその中でもAランク、Bランクの格付けがある。 と説明していました。 そうするとこの石炭は瀝青炭(bituminous coal)になるはずなのです。なぜアントラチーテと呼ぶのか? 手に入るのであれば成分表で比較してみます。 そしてkagakusukiさんの書かれてるようにサンプルとして使ってみて比較してみようと思います。 余談ですが、日本で販売されているコークスは高いです。