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Entityの意味とは?
- Entityとは、実在するものや存在するもの、実体や本質、自主的なものなどを指す言葉です。
- 破産法などでよく使用され、法的な文脈では債務超過状態を表す場合もあります。
- また、事業体や団体などの統一体を指すこともあります。
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法的実体、の意味で、法人、あるいは事業体でよいでしょう。
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http://dictionary.law.com/Default.aspx?selected=636 entity n. a general term for any institution, company, corporation, partnership, government agency, university or any other organization which is distinguished from individuals. 皆さんの訳で良いと思います。ポイントは、個人と事業体を区別していることだと考えます。
●"entity"という語は本来哲学的に使われてきた用語で「実体」と訳されてきました。つまり「物・物体」というのが原意です。その反対が「こと・事」です。大昔から唯心論・唯物論と世界を構成する物を2つに分け、論議されてきました。そしてとうとうデカルトの「我思うゆえに我あり」という2元論に落ち着き、科学の飛躍的な進歩に貢献してきました。「見るもの」と「見られるもの」の分離です。英語で言えば "subject"と"object"の決定的な存在理由です。 ●しかし、最近の用法では、法律はもちろんPCのプログラミングでも「物体」という意味の"entity"を拡大解釈してきているようです。おおまかに「オブジェ」といった方が近いかもしれません。PCソフトの"Word"の中の文字で書いている部分に絵や画像などを差し込むとすれば、文字の部分とは全くフォーマットの違う絵・画像が貼り付けられ、その部分に普通の方法で文字を書き込もうとすることはもうできなくなります。それが「オブジェ」つまり"object"です。文字の存在する世界と絵・画像の存在する世界はお互い相容れない独立した存在になってしまいます。それがいわゆる最近の"entity"の使い方です。 http://e-words.jp/w/E382A8E383B3E38386E382A3E38386E382A3.html 「一単位として扱われるデータのまとまり。なんらかの標識に対し、その実体であるデータの集合を指す。XMLやJava、データベース等で用いられる用語である。 プログラミングの分野では、オブジェクト指向の「オブジェクト」や「インスタンス」とほぼ同義の意味で使われることが多い。具体的にどういったデータがエンティティとして扱われるかは分野によって異なるため、注意が必要である。「実体」と訳されることもある。」 ●"entity"に通じる"object"の言語的解釈: "object"="ob- (before)"+"ject (throw)"=「自分の前に放り出されたもの」=「目の前にあるもの」=「目のまと(的)になる資格をもつもの(格)」=「目的格」=「その資格をもつ語」=「目的語」 ** (S)と(O)は全く相容れないもので、(S)←→(O)という関係があり、(S)と(O)はお互いに異物であるわけです。これに反して(S)と(C)は包摂関係にあり、(S)は(C)の中に含まれてしまいます。つまり "entity"とは"object"のことであり、哲学的視点、経済的視点、法律的視点、PC言語的視点でそれぞれ定義を異にするものであろうと考えられます。 ●Cambridge onlineに載っている"entity"の基本的定義も一応掲げておきます。 "something which exists apart from other things, having its own independent existence" =「自分自身の独立した存在性をもち他の存在物とは全く別に存在するもの」 (例文) The museums work closely together, but are separate legal entities. 個々の博物館というものは綿密に関連して機能するもでありますが、法的には個々の独立した「エンティティ=ブツ=実体」です。 He regarded the north of the country as a separate cultural entity. 彼はその国の北部は独立した文化的な実体とみなしていました。 ●Wikipedia の"entity"の英語の部分とその日本語の部分は以下の通りですが http://en.wikipedia.org/wiki/Entity http://ja.wikipedia.org/wiki/物 日本語の説明の中で ◎経済では、物理的な物質の他、物理的には存在しないサービスなども含み、経済的価値が存在する物質や権利の事を指す。モノと書かれることもある。 ◎物_(法律)とは、人(自然人)に対する言葉で、権利等の客体となるものをいう。民法上は、有体物をいう。法律家は「ブツ」と読むことも多い。 上の2つがご質問のおよその回答になっているのではないかと思われます。すでに哲学上の「もの」と「こころ(こと)」の世界を大きく離れた使い方になっています。 その解釈で原文を訳せば 原文:"Section 101 defines insolvent. An entity is normally insolvent when the entity's liabilities (debts) exceed the value of its assets (property)." 訳:「代101項では破産者の定義を行っています。『経済的価値の存在する統一体である事業体や団体』の負債・債務がそれが所有する資産の価値を超える場合、その『経済的価値の存在する統一体である事業体や団体』のことを普通、破産者と定義します。」とかなり翻訳しました。個人そのものが『経済的価値の存在する統一体である事業体や団体』になることができるのかの判断は、私の法的知識の限界を超えていますので、ご容赦下さい。 ●結論:「経済的価値のある実体つまり法人」という訳しかないと思います。OEDなどでも哲学的解釈しか記載されてありません。経済評論家が「実体経済」を「金融経済」と対比させて使うこともありますが、それは商品を「製造物」とみるか「貨幣」と見るかの呼称ですので、ここの法的解釈とは少し違います。
お礼
nonbiriikoyoさん、はじめまして。こんなに詳しく書いて頂き、おかげで勉強になりました。有難うございます。今後も私の質問を見たら色々教えて下さい。
お礼
どうも、有難うございます。 これで疑問が解けてすっきりです