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1980年代メキシコ革命の終わり

1980年代、メキシコ革命が終わりを迎えましたが、終わりを迎えた原因はやっぱり債務危機が原因なんでしょうか?原因がよく分からないので回答をお願いします。

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  • zep19
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回答No.1

だいたいそうですね メキシコのPRI(制度革命党)政権はポピュリスト的政策を施行していました ポピュリスト的政策で最も特長的なのは輸入代替工業ですが より高度な最終製品を生産するためには自国の未熟な工業技術では対応できずに 中間財や資本財を先進工業国から輸入せざるを得ません それによる貿易赤字は年々増加し外貨不足も深刻化していましたが その赤字を補填する隣国アメリカ合衆国の莫大な経済支援とそれを可能にするメキシコのPRI政権の持続的安定があったわけです しかし政権はしだいに権威主義的になり、それに国民が不満を持ち始めたため 更に大衆に迎合するポピュリスト的政策で左翼政党の結成や政権に批判的なマスコミに対する差別的政策を取りやめました これはかえってストや農地再分配の紛争を激化させ政権を揺るがし さらにインフレが追い撃ちをかけて70年代中期に累積債務危機を迎えます 一時的に国内での新油田の発見などで危機は緩和されますが 80年代の国際的経済危機と85年の大地震により累積債務危機が再燃 ついにIMFに助けを求めます 当然IMFはそれまでの民族資本保護、輸入代替工業などポピュリスト的政策に反する民営化、規制緩和、自由化を求め GATTにも加盟し市場経済を本格的に導入され北米自由貿易協定にも参加しました これにより一時安定化したPRI政権も先住民解放を求めるサパティスタ解放戦線の蜂起や ドル連動の短期国債乱発により招いたペソ通貨危機で決定的打撃を受け長年続いていたPRI政権崩壊へ向かうのです 長文失礼致しました

yamada123456
質問者

お礼

長文で分かりやすく説明して頂きありがとうございました。

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