アジア通貨危機

質問

アジア通貨危機のことで質問です。

タイは当初、景気が良かった。その時はドルペッグ制の下であったが。
しかし、不動産などの借り手がどんどん借金を銀行などに返せなくなった。すると国内の資本が減る。
そこで国がとった政策は、変動相場制への切り替え。

ここからが質問です。なぜ変動相場に切り替えるというと、ドルが国内に入ってくるのを防ぐため？（ただ、1ドル=25バーツから50バーツなどと、切り下げると、ただでさえバーツ不足なのに、1ドルに払うバーツが量多くなってしまうと思うのですが？）まあ、それをしたおかげで、空売りができるわけですが。
そこのとこ詳しく教えてください。ドルがタイに入ってくるのを避けるために、変動相場にしたというのは正しいですか？

回答No.1

hirosi3 · ベストアンサー

●タイ政府が相場維持できなくて変動相場制にした
　タイはドルに対して固定相場制をとっていた。しかし世間、投資家、ヘッジファンドはバーツが実体よりも高く維持されていると考え、バーツを売りに出しドルを買い始めた。これに対し対政府は為替介入をしバーツの相場を維持しようとした。しかし資金不足で維持できなくなり変動相場制にした。つまり、「ドルが国内に入ってくるのを防ぐため」ではなくて、タイ国内からドルがどんどん流出するのを防ぎきれなくなって変動相場制にした、と考えるべきでしょう。
　変動相場制にしたことによってタイ政府は相場維持のための為替介入による財政負担がなくなった。バーツが低くなったが相場の変動は少なくなった。低くなったために輸出は増え経済は安定した。
　一時的に経済は大きく揺らいだがその後安定した。
　このように考えます。