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アジア通貨危機はタイが最初ですが、どうして起きたの
アジア通貨危機はタイが最初ですが、どうして起きたのですか?
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あそこら辺り一帯は、通貨をドルと連動させて いました。 それでドル安の時は、輸出が好調で良かった のですが、米国がドル高政策を採るように なりました。 そうなると、タイなどは経済的基盤の弱いのに、通貨だけ が高くなります。 だから、タイバーツは下がるだろう、とヘッジファンドが目を付け、 タイのバーツを売り、ドル買いに走りました。 自国通貨を売る(自国通貨売り、ドル買い)は簡単です。 自国通貨は自由に発行できるからです。 しかし自国通貨を買う(自国通貨買い、ドル売り)はそうはいきません。 自国通貨を買うためには大量のドルが必要だからです。 アジアの国々が強烈な通貨売り攻撃に対抗できるわけがありません。 こうして通貨は暴落し、当然価値を失う株などのあらゆる国内資産も暴落する事になり 経済は大混乱しました。 タイが発端になったのは、タイがあそこら一帯の先頭を切った 優等生で、外国の資本が集中していたからです。 これを何とかしたのがIMFと日本です。 日本は最大の支援国として低金利でお金をいっぱい貸しました。 IMF、世界銀行などよりも大量に支援しました。 政府だけでなく、邦銀も協力しました。
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- SPROCKETER
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米国の投機家(ヘッジファンド)がドル暴落を恐れて、タイの通貨(バーツ)を売り叩いて暴落させた事件で、ドルの信用不安を防ぐのに必要な手段でした。タイが狙われたのは、米国国債を多く保有していなかったのが原因で、同種の被害を受けない為に、日本や中国などは多額の米国国債を保有しています。 米国国債を保有していない国は、ドルが信用不安を起こしそうになると、ヘッジファンドに売り叩かれて通貨危機を起こされる危険があります。 多額の米国国債を保有していると、通貨危機を起こされた時には、逆に米国国債を売り叩いて、国債暴落を引き起こして防戦出来るからで、世界経済は弱肉強食の関係にあります。 福島第一原発事故が起こった時に、ヘッジファンドが円や株を売り叩いていたら、日本経済は崩壊していたでしょうが、多額の米国国債を保有していたので売れなかったようです。原発事故後に株価の暴落が起こるのは、チェルノブイリ原発事故後に実際に起こっており、福島第一原発事故はかなり危ない事件だったようです。