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元明天皇の読みはゲンメイ?ゲンミョウ?
私がこれまで読んだ本や資料では振り仮名、読み仮名のあるものはすべて「ゲンメイ」とあり、講義を聴いた先生も「ゲンメイ」と呼んでいました。古代の天皇の漢風諡号は、「聖武天皇」を「セイブ」ではなくて「ショウム」と読むように呉音で読むのが一般的だと思います。とすれば「元明」は「ゲンミョウ」のほうが適切ではないかと思うのですが。 他にも欽明、用明、舒明、斉明と明の字は多く使われていますが、皆「メイ」と読まれるようです。しかし、手元の資料では唯一「仁明天皇」だけは「ニンミョウ」と振り仮名が振られています。この不統一はなぜなのでしょう。気になってます。
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1です。 >斉明天皇も「サイメイ」でなく「サイミョウ」と読んで良いと >思いまが、こちらの用例はご存知ですか? いろいろ調べてみましたが、斉明天皇は「サイメイ」のよう ですね。名字で「斉明寺(さいみょうじ)」というのはあるよう ですが、そういうお寺はありません。西明寺(さいみょうじ)は ありましたは、関係ないようです。 斉明天皇(宝皇女)は女性で、息子が天智天皇、天武天皇 になります。歴史のうねりの中で揉まれながらしなやかに 生きた女性のようです。
京都の法輪寺のホームページに法輪寺の由来として 書かれている中に >奈良時代に入って元明(げんみょう)天皇の和銅6年 >(AD713年)、この古い由緒ある寺域に勅願により行 >基菩薩に命じて堂塔を建てられました。 http://www2.ocn.ne.jp/~horinji/introcuction.html とありました。 当時、げんみょう天皇と呼ばれていたのかもしれませ んね。 おそらく、当時の書物は平仮名など書いていないの でしょうから、後の人が読み仮名をつけたのだと思い ます。それなので、違う読み方が存在するのだと思い ます。
お礼
さっそく回答いただきありがとうございます。 やっぱり「ゲンミョウ」でも良かったのですね。私はこれからはこれで通します。由緒ある用例を教えていただき、心強いです。 ということは、斉明天皇も「サイメイ」でなく「サイミョウ」と読んで良いと思いまが、こちらの用例はご存知ですか? でも、欽明、用明、舒明の場合はやっぱり「メイ」のほうが語呂が良い気もします。結局、言い易さの問題なのでしょうか。 日本人の名前の読みは、名付けた人しか判らない、というのは最近の子どもの名前だけの問題ではないですね。
お礼
たびたびお世話になります。いろいろ調べていただきありがとうございます。 そうですか、「サイミョウ」と読まれている例はありませんか。でも私はやはりサイミョウのほうが良いと思います。「明」が「メイ」なら「斉」は「サイ」ではなく「セイ」ですよね。 斉明(皇極)天皇は百済救援の出兵の際には自ら軍を率いて遠征したりして、女性ながら古代の大王の姿を感じたりしています。