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オイラー法による微分方程式の数値解法

dy/dx=-2xy^2 y(0)=1 でx=1での値の近似値をオイラーの方法で、求めよ(n=10) という問題ですが、ウェブでオイラーの方法についてあらかた調べたのですが、記述が複雑うまく理解できませんでした。まず増やしていく幅のhは自由に設定していいのでしょうか? オイラーの方法による解き方をやさしく教えていただけたら嬉しいです。 よろしくお願いします。

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noname#154783
noname#154783
回答No.3

1階の常微分方程式 dy/dx = f(x, y) の解 y = y(x) に対して,初期条件 y0 = y(x0) が与えられているなら,十分小さいhに対して, y(x0 + h) ≒ y(x0) + y'(x0) h = y0 + f(x0, y0) h が成り立ちます(1次近似). # この1次近似がオイラー法の根本的な原理であり,これが解らなければ,オイラー法が解っていないというよりも,微分という考え方がまだ理解できていないと思われますので,もしそうなら,1次近似について復習してください. そこで, x1 = x0 + h と置くと, y(x1) ≒ y0 + f(x0, y0) h = y1 と表せます. この式で求められるy1は飽くまで近似値なので,真の解のグラフが点(x1, y1)を通るとは限らないのですが,当たらずとも遠からずってとこでしょうから,点(x1, y1)が真の解のグラフ上にあるものとみなし,この点で同じ近似を行います: y(x2) ≒ y(x1) + y'(x1) h = y1 + f(x1, y1) h = y2 同じようにして,逐次近似を行っていくと,一連の近似値が得られます: y1 = y0 + f(x0, y0) h, y2 = y1 + f(x1, y1) h, y3 = y2 + f(x2, y2) h, y4 = y3 + f(x3, y3) h, ... そこで,xにおける解の値y(x)の近似値が欲しければ,区間[x0, x]をn等分し(本当は等分でなくてもいいのですが,簡単のためそうします),それぞれの分点に x0, x1, x2, ..., x[n-1], xn = x と名前を付けると, y1 = y0 + f(x0, y0) h, y2 = y1 + f(x1, y1) h, ... y[n-1] = y[n-2] + f(x[n-2], y[n-2]) h, yn = y[n-1] + f(x[n-1], y[n-1]) h. これがオイラー法です. このやり方は素朴で分かりやすいのですが,誤差が蓄積しますので,精度はあまり良くありません. で,今回の微分方程式 dy/dx = -2x y^2, y(0) = 1 ですが,VBSで簡単なコードを書いてみました: 'Euler法 Option explicit Function f(x, y) f = -2*x*y^2 End Function Dim x, xn, y, h Dim n, i '初期条件 x = 0 y = 1 xn = 1 '評価点 n = 10 '分割数 h = (xn - x)/n '幅 For i = 1 To n y = y + h*f(x, y) x = x + h Next MsgBox "y(" & xn & ") = " & y これをメモ帳でも何でもいいからテキストエディタで拡張子.vbsのテキトーなファイル名で保存し,アイコンをダブルクリックすると, y(1) = 0.503641976039014 とか値が出力されます. この微分方程式は,ANo.2さんが回答してくださっているように解析的に解けるのですが(変数分離形),真の解は y(1) = 0.5 なので,確かに「当たらずとも遠からず」って感じです.

その他の回答 (2)

  • muturajcp
  • ベストアンサー率78% (508/650)
回答No.2

dy/dx=-2xy^2 ∫y^{-2}dy=∫-2xdx -y^{-1}=-x^2+c -1=c -y^{-1}=-x^2-1 y=1/(x^2+1) y(1)=1/2

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.1

問題の最後にある「(n=10)」の n って何?

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