質問があります。
Q:Kane, the credits list the last track as being yours, and the first three as Paul's. Did both of you develop the pieces separately then work on them together? Or did you both bring finished pieces to the table?
A:Kane: The process was slightly a combination of both. With our previous records we've always worked partly together and partly in isolation, relying on FTP-ing files back and forth with a constant stream of emails and phone calls in-between…after two records I think we needed a break from this method and at the time it was going to be impossible for us to record in the same space.
So the conclusion we came to was to work on the record mutually but individually - with the vinyl format being an integral part in this, setting up the idea of two sides and a duality in sound. This is of course after Desire Path had contacted us and piqued our interest of a vinyl exclusive release…
まず流れとして、質問者が「今回のアルバムは2人で作ったのか? それとも各個人が作って、出来上がったものを持ち寄ったのか?」と聞いてますね。
これに対する、a combination of bothですが、つまり「2人で作った事もあるし、それぞれが作ったのを持ちよったのもある。両方だ」という解釈ですよね。
※a combination of both とは、両方のやり方を混ぜた、という事であり、両人(2人)が手を合わせて作ったとうことではないですよね。
で、ここからの流れが本題なのですが、第一パラグラフでは、彼は以前のやり方を説明しています。FTPやらメールやらでやりとりして、「部分的には一緒に、部分的には別々に作った」と言っています。
そしてこのやり方はやめないと思った。と、その次がandでつながっていますが、これは「なぜならば」という説明の文章じゃないですよね?つまりここでの解釈は「そのやり方は止めないと行けないと思った。そしてその時は同じ空間で曲を作るのが不可能だった。(ゆえにFTPやらメールでやりとりしていたんだ)」という発言ですよね?
その次がつまづいています。「つまり、今回のアルバム(on "the" record)制作に対しては、意思の疎通をはかりつつも個人個人が作る。という結論を僕たちは出した。」
このように日本語訳を出したのですが、こうすると、第一パラグラフでもFTPやらメールで意思の疎通はとれてたし、そもそもpartly togetherと言ってるじゃないか?と論理的に合わなくなってしまいます。かといって、mutuallyには「"直接"会って意思の疎通をはかる」という意味は出ません。どうも腑に落ちないというか・・・。
それとすいません。その後のwithからin soundまでがわかりません。
すいませんがよろしくお願いいたします。
アーティストに対するインタビューで、アーティストは2人組です。
combinationやandの解釈はそのとおりだと思います。(andは「そして」というより、「それに」という感じかもしれません。)
Did both of you develop the pieces separately then work on them together? Or did you both bring finished pieces to the table?
は、楽曲を2人で別々に作って最後に2人で完成させたのか、それとも完成形になったものを2人それぞれ持ってきただけなのか?と聞いています。どっちにせよ2人別々に作ったことには変わりません。
mutually but indivuduallyというのは、「1つのアルバムを2人で協力して作ったけれど、それぞれの楽曲は個々で作った」という意味ではないでしょうか? 別に質問者様の訳でもおかしく感じません。mutuallyというのは共同作業するとか直接会うということではなく、「互いに楽曲を提供しあって1つのアルバムを作る」というニュアンスがあるのではないでしょうか。それなら矛盾を感じません。
以前は「楽曲」自体を協力して作っていた(作るケースもあった)という意味だと思います。FTPというのは、つまり、作った音楽ファイルをFTP経由でやりとりしあって(電子メールだと巨大すぎてダメなのでしょう)、電子メールとか電話で意見をやりとりして、改良を加えてまた送り直して……という作業をしたということだと思います。
それが面倒になったので、今回のrecordからは互いに協力はするけど楽曲は個々に作る、という感じになったものと思います(だからcreditが個人個人になっている)。ただし、a combination of bothと言っているので、最後の調整みたいなものとか、意見交換くらいは2人でしたのかもしれません。slightlyが付いているので、「完全にそのとおりじゃないけどまあそんな感じです」というニュアンスでしょう。インタビューでそこまで論理的にしゃべるとも思いません。
with~soundまでの訳は難しいですね。前後の文脈や、2人の状況の下調べがないのでニュアンスが違うかもしれないですが、
「今回はレコード形式というのが重要な部分だったので、両面にするとか、サウンドに二面性を出すというアイデアを出した」
みたいな感じでしょうか。duality in soundというのは、2人の音楽性を出すということかもしれません。楽曲を2人で作った場合、楽曲はどれも2人の音楽性が混ざったものになりますが、バラバラに作るとKaneさんの音楽性とPaulさんの音楽性という2つの音楽性が出ますよね。あえて統一性を無視し、2人の音楽性を自由に出したということだと思います。
あくまでこの範囲で読み取れる意味合いです。ずれていたら申し訳ないですが。参考になればと思います。
>So the conclusion we came to was to work on the record mutually but individually
は
「Incantare was actually two separate songs which were later edited and joined together with a third song to create one long ‘movement/journey’ with a focus on repetition with trance like hypnotic elements. Paul heard it in all its various stages, adding his thoughts on it along the way, though never actually involved in its creation. When Paul shared his songs with me I’d offer my opinions in much the same way. 」
のことを言っていると思います。
>with the vinyl format being an integral part in this, setting up the idea of two sides and a duality in sound
は
「I think the original idea was to have two sides operating on a positive/negative kind of vibe, like High fidelity vs. Low fidelity. Paul had just purchased a new super high quality recorder and I had been experimenting a lot with very old records and recordings」
のことを言っていますね。
以上、http://www.12k.com/index.php/site/interviews/solo_andata_fluid_radio_2010/を参照しました。
参考まで。
ポイントを絞って回答すると。
>そしてこのやり方はやめないと思った。
(この解釈が間違い)
>と、その次がandでつながっていますが、これは「なぜならば」という説明の文章じゃないですよね?(正しい)
つまりここでの解釈は「そのやり方(FTPやメールの遣り取り)は止めないと行けないと思った。そして(たまたま)その時は同じ空間で曲を作(又は最後の仕上げとして2人でレコーディングする)るのが不可能になってきた)」という発言です。
「つまり、今回のアルバム(on "the" record)制作に対しては、意思の疎通をはかりつつも個人個人が作る。という結論を僕たちは出した。」(≒前の2つのレコードと違い今回は、各個人が作って、出来上がったものを持ち寄った)
with the vinyl format being an integral part in this, setting up the idea of two sides and a duality in sound.
レコード盤の構成は、二通りのテーマと音が組み込まれることで、必要不可欠なものが折り重なっている。
This is of course after Desire Path had contacted us and piqued our interest of a vinyl exclusive release…
これはもちろんPathが独占発売のレコードを出そうと言い出した後のことなんだがね。
お礼
アドバイスありがとうございます。 だいぶ理解を深める事が出来ました。 app2358のアドバイスを元に、読み進めたらうまく読み取れたというか・・・。 ありがとうございました。